俺が開けた扉は全てダンジョンになる件   作:っぴ

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あらすじ:日本、バグる

SDF:自衛隊の略号。Self-Defense Forces.フォースだから軍じゃないか、といちゃもんを付けられる事があるので海外の人に説明する時以外はあまり使われない。


#48「魔法時代の幕開けだ!」

「よし、風の精霊王を追おう!」

「かしこまりましたわ! ……ですが、どうやって?」

 

 ぐう。確かに。

 敵はフィリピン沖パラオ諸島付近、俺は関東。

 その距離、実に3000km。

 

 風の精霊王は音速の数倍で移動できる。

 もう1時間もあれば自身の力で作り出した台風と合流し、日本を狙い撃ちし始めるだろう。

 

 どうすれば良い……

 

 俺達はそんな遠くに移動する手段が無い。

 考えをまとめなければ。

 

 テレビのニュースは尚なおも気象情報を続けている。

 

「超大型低気圧『バビンカ』は急速に勢力を増し九州沿岸へと到達する見込みです。どうか落ち着いて避難と対策を――」

 

「バビンカ? この台風に名前を付ける風潮は何なの?」

『バビンカとはマカオの言葉でプリンを意味しているのである』

「途端に可愛らしく見えて参りましたわ」

 

 

 お姫様は案外マイペースだな!

 だがプリンごときに日本の地表を根こそぎ剥がされたら死んでも死にきれまい。

 

「と言うか、金属バットさんは何で俺の知らない事を知ってるんだ」

『我は主の影、主が知らぬものは我も知らぬ。主はこの情報を知らないのでは無い、忘れているだけなのである』

 

 左様でごぜーますか。

でもくだらない会話で心が落ち着いてきた。

 

 

「スクルド、このかけてもらった加護は俺とファルフナーズを乗せた乗り物にも影響する?」

「イエスじゃ。マー君達が乗っている間は強風からも守られるじゃろう」

 

「有難い! それを聞ければ十分。ならば飛行機を借りて現地へ向かうしかない」

『飛行機なぞ易々と貸してくれるものであろうか。しかもこの状況下である』

 

「まー無理だろ。そもそも借りられても操縦も出来ないしな。超強引に、パイロットごと無理矢理借りるしかない」

『ただのハイジャックである』

 

 言わないで。

 

 ほっときゃ飛行機だって雨風にさらわれてオシャカになっちゃうんだ。

 この際、細かい事は気にしない気にしない。

 

「まあそれしか無かろうて。なに、事が終われば全て無かった事になる。マー君の言う『バグった』人達も普段はいつも通りの社会生活を続けておるからの」

「それを聞いて安心した。じゃあ遠慮なくハイジャックさせてもらおう」

 

 

 臨時のテロリストだ。

 

 だが大事の前の小事。

 大いなる善を成すためには小さな悪を何とかかんとか。

 

 全ては台風と化した風の精霊王を倒してからだ!

 

 

 パパーッ!

 

 

 車のクラクションの音が響いた。

 驚いて外を見ると、例のタクシーのおっさん――暮井寺 卓志氏――が手を振っている。

 

 風の精霊王が飛び出したときに俺の部屋の壁と外壁まで破壊して飛び出したため、現在俺の部屋は野ざらしだ。

 

 

「兄ちゃん、乗りな! 俺の力が必要だろぉ?」

「呼ぼうとは思ってたけど、呼ぶ前に来てりゃ世話ないな」

 

「一刻を争う事態だぜ! いいから早く乗りな!」

 

 ……なぜ知ってるんだろう?

 いや、これも気にしてる場合じゃ無いな。

 

 

「ファルフナーズ、ここに残ってもいいぞ?」

 

 お姫様は1度乗って以来、このおっさんの運転がトラウマだ。

 むしろ車自体に乗るのが苦手になってしまった。

 

「いえ! 私も行きますわ! 大元はと言えば、私がこちらの世界に来たのが原因なのですから」

「そこまで気負わなくてもいいんだけどな。戦うのは俺だし」

 

 

 俺達はタクシーに乗り込む。

 正直、事態の大きさに体が震える。

 

 だが、むしろ放っておけば日本が滅びる。

 この馬鹿馬鹿しいまでのレベルになってくれたのが幸いしてる。

 

 やらなきゃ全てが海の底だからな!

 元ヒキニートだって垣根を飛び越えて動くしかない。

 

 …

 

 タクシーが猛スピードで国道を突っ走る。

 右へ左へ激しくスラロームして、他の車を避けながら。

 

 ファルフナーズは辛うじて悲鳴をこらえているが顔が真っ青だ。

 少しでも気を紛らわすためにラジオをつけて大音量で流しているが、どこもこの災害情報しか流していない。

 

 

「……あれ、こっちは飛行場じゃないんじゃないの?」

「兄ちゃん何言ってるんだ。入間(いるま)はこっちだろぉ」

 

「入間!? 桶川(おけがわ)の飛行場の方が近いんだけど」

「桶川ぁ? あそこは民間の飛行場だろ! セスナなんか借りたって間に合わないぜ!」

 

「ま、待ってくれ! じゃあどこで何を借りろと……」

「決まってるだろ? 軍用の飛行機を奪うしかないだろぉ」

 

 おいおい

 

 マジかよ……

 

 

「い、いやそれは……流石に無理って言うか、撃ち殺されるって言うか」

「撃ち殺されるか、大波にさらわれるか、台風でロシアまで飛ばされるか、兄ちゃんの好きにしていいぜ」

 

「マー君、覚悟を決めるしかないのじゃ。ワシの神殿たるオコノギ家の危機でもあるし、直接は手伝えぬが後始末は手伝えるぞえ」

 

 神様の後押しまでもらってしまったら、もうやるしかない。

 

 くそ!

 

 戦後初の自衛隊の戦闘は、この俺。

 元ヒキニート・テロリスト相手に決まったぞ!

 

 銃撃に対して、【魔法の盾】と防具類はどこまで役に立ってくれるかな……

 

 

「銃弾1発で金属バットさん何発分のダメージになるやら……」

「なんだ兄ちゃん。台風を銃撃で倒そうってのか?」

 

「いやいや、飛行機を奪うまでに自衛隊員とどのくらい戦うかって話で」

「何を寝惚(ねぼ)けてんだ! 自衛隊は味方に決まってんだろぉ?」

 

「駄目だこのおっさん。これだからバグった人達は――」

「駄目なのはマー君じゃなー タクシーのおっさんはバグっても、自衛隊とやらがバグらないと思い込んでるのじゃから」

 

 !!

 

 そうか!

 

 俺と会話すれば、自衛隊の人もバグってくれる可能性が高いのか!

 

 

「それを聞いて一気に肩の荷が下りたぜ! どうやればバグってくれるのかは知らないけど、全力で自衛隊員もバグってもらおう」

 

 バグってファンタジー風の世界観に染まってくれれば、もう味方も同然だ。

 適当に誤魔化して飛行機に忍び込ませてもらおう。

 あとはパイロットさえバグらせてしまえば、こっちのもんだ。

 

 

「その必要も無さそうだぜ、兄ちゃん」

 

 タクシーのおっさんがラジオの音量を更に上げた。

 緊急災害ニュースに更に緊急ニュースが挟み込まれる。

 

「続報です。台風の中心部付近から発せられたと思われる正体不明の電波ですが、解析した所、何者かの犯行声明である事が判明致しました」

「曰く『この台風はワタシ、風の精霊王の気象兵器である。マサトとか言う後頭部の禿げたキノコ頭の元ヒキニートとの決着を望む。応じぬ場合は6時間で暴風圏内に――』」

 

 

「誰も禿げとらんわ! まだまだフッサフサやぞ!」

「マー君、落ち着くのじゃ!」

 

 

 あの青肌マッチョめ!

 精霊王だか何だか知らないが、好き放題言ってくれるじゃないか!

 

 

「これに対し、内閣府はマサトなる名前で引き篭もりのニートである人物の特定を急いでおります。この人物が災害回避の鍵となる可能性があり、政府はこの人物の捜索に協力を呼びかけています。お心当たりのある方は――」

 

 

「し、指名手配された……!? って言うかヒキニートとか余計な情報いらなくね?」

「賞金もらえるんかのー?」

 

「まずい……詰んだかも知れない。おっさん、なるべく目立たないように――」

「任せろぃ! 派手に宣伝してやるぜ!」

 

 やめて!

 

 俺の静止も聞かず、おっさんは無線のマイクに向かって怒鳴り始めた。

 

「おう、俺だ! 暮井寺だ! 今ウワサのキノコ頭のマサトを運んでる。 ――そうだ、入間基地に向かってる。話を通しておいてくれ。ああ、コイツなら台風を吹き飛ばせる!」

 

 勘弁して!

 話を大きくしないでくれ!

 

「ちょ、ちょっと急用を思い出したので、俺はここで降りてもいい?」

 

 

 ああ……何かパトカーが見えてきた。

 

 なぜか止まれとも言ってこない。

 タクシーの前後がパトカーに挟まれた。

 

 こっちを見て敬礼とかしてる……

 

 一体、何がどうなっちゃったの!?

 

 

 このタクシーの進路上の信号が全部青のまま変わらないのは、どんな意味があるのか……知りたくない。

 

 …

 

「着いたぜ、兄ちゃん。俺はいつでも呼べば来てやる。忘れるなよ」

 

 航空自衛隊のゲート前にタクシーが止まる。

 着いてしまった……

 

 できればコッソリと事を成すのがニート流なのに。

 後ろじゃパトカーから降りたポリスメンが自衛隊の門番と敬礼を交し合っている。

 

 

「お待ちしておりました。マサトさんですね?」

「え、あ、あの……」

『然り。オコノギ・マサトとその一行である。火急の事態にて航空機を拝借しに参った』

 

 俺は普通の人前ではまともにしゃべれない。

 ファンタジー風にバグった相手なら何とでもなるが……

 

 しかし、金属バットさんがしゃべっても自衛隊員の人は驚きもしていない。

 やはり彼らもバグり始めてくれたのだろうか。

 

 ゲートの脇にある警務小屋に通された。

 

 ファルフナーズは青い顔をしたまま、フラフラと着いてくる。

 考えてみれば、ファルフナーズのお姫様ドレスを見ても平然としているのが、既にバグり始めている証拠なんだろう。

 

 

「回線は全て繋がっております。どうぞ」

 

 自衛隊員の人にマイクを手渡された。

 

 これで何をしゃべれと言うんだ。

 そもそも何に繋がっているんだ。

 

 仕方なくマイクに向かってしゃべりかける。

 

 

「あ、あの。マサトです……ちょっと、その、台風を止めるのに飛行機を、その、借りたくて……ですね」

『我が主よ、それでは駄目なのである』

 

 駄目なのは分かってるんだよ!

 でもつい最近まで元ヒキニートだった俺がまともにしゃべれる訳が無いだろうが!

 

 

 振り返ると、警務小屋の中にいる自衛隊員の人たちが、この世の終わりみたいな顔で口を開けていた。

 

「そ、そんな顔されても……待てよ? そんな顔?」

 

 

 そうだ、これはスポーツ用品店のおっさんの表情と同じだ!

 ファンタジーなノリに噛み合わないテンションだと、なぜかガッカリしてしまうんだ。

 

『ようやく気付いたのである。ここは彼らを鼓舞(こぶ)する事が何よりなのである』

「そ、そう言う事か。よし、ならば任せておけ!」

 

 自衛隊員の人が叫んだ。

 

「テイク・ツー、お願いします!」

 

 何!? テイク・ツーって?

 映画の撮影かよ!

 

 

 だが、そのバカバカしさに返って肩の力が抜けた。

 

 よし、いける。

 

「あ、ああ。マイクテスト。本日、天気晴朗なれど波高し」

「惜しい! マサトさん、それは海の奴ら向けです! 空! 空の方でお願いします!」

 

 何? 海とか空とかって。

 そーゆー縄張り意識、やめよう?

 

 

「えー、じゃあ、も一回な。――おはよう、そしておはよう」

 

 咳払いをひとつ。

 

 

「え? 何? パクリも無し? 面倒だなあ。

 あー……諸君、この日本は現在、未曾有(みぞう)の危機に直面している。

 精霊台風プリンだ。え? 違う? ああ、バビンカだバビンカ。

 そう、俺は今精霊と言った。我々日本は未知の敵、邪(よこしま)な精霊の攻撃を受けているのだ。

 敵は精霊、精霊王だ!

 奴はお伽噺(とぎばなし)の世界から飛び出し、その魔力でこの日本を破壊せんと息巻いている。

 だが、そうはならない。

 なぜなら、この日本には君達、自衛隊員がいるからだ!

 敵の魔力は強大だ。だが我々には異世界から来た姫巫女と神様の加護がある。

 ついでに飛び切りの魔法美少女だ。

 しかし姫様が矢面に立つには、護衛の騎士が必要だ!

 だから君達、天空の騎士の力を貸してくれ!

 君達の技術、鍛錬、そして国を守る志さえあれば邪悪な精霊などに負けはしない。

 未知の敵だろうと未曾有の大災害だろうと打ち破れる。

 空の平和は俺達が守る! 共に飛んでくれ、諸君!

 なあに、上手く行ったら飯のひとつもオゴってやるさ。

 準備は出来たか? じゃあ行こうか。

 今日が我ら日本国の、魔法時代の幕開けだ! 魔法立国日本!」

 

 

 ふー……何か訳が分からなくなったな。

 マイクのスイッチを切りながら大きくため息をついた。

 

 

「あ、こんなもんでどうッスか?」

 

 近くにある建物から隊員達の歓声が響いた。

 

「S・D・F! S・D・F!!」

 

 喜んでもらえたようで何よりです。

 マイクを渡してくれた隊員が俺の手を取った。

 

「感動しました! さあマサトさん、こちらです!」

 

 あれで良いのか……良いのか?

 

 

 手を引かれながら俺とファルフナーズは滑走路のほうへ誘導される。

 航空機エンジンのキンキン、ゴウゴウとした爆音で周囲の音は何も聞こえなくなる。

 

 俺とファルフナーズの周囲だけはスクルドの加護で守られているので不思議と会話は届くのだが。

 普通だったら近づいただけで耳を破壊されるレベルだろうな、これ。

 

 

「こ、これは……」

「F-15DJ改 イーグルです」

 

「戦闘機じゃないか!」

「当然でしょう。戦いに行くんですから。貴方が望んだ事です」

 

「いや、それは物の勢いで……現地まで輸送してくれれば十分なんだけど。偵察機とか輸送機とか」

「問題ありません。それに最高速度でも断然コイツですよ。増槽兵装なので戦闘力と最高速度は落ちますが」

 

 駄目だ。 会話が噛み合わねー!

 

 

「そもそも俺とファルフナーズを乗せられないのでは?」

「すし詰めになりますが後部座席にご一緒にお願いします」

 

「現地で降ろして欲しいんだけど」

「緊急用脱出装備があります。念の為パラシュートの使い方のレクチャーを」

 

「い、いや。その、魔法で浮かぶ事が出来るんで、パラシュートは要らないんだけど」

「それは良かった。では早速乗り込んでください」

 

 

 こいつ……魔法で浮かぶという言葉をさらりと受け入れやがった。

 まともに見えてもスポーツ用品店のおっさんと同じくらいバグっているんだな。

 

 背中を押されて渋々タラップを昇り、後部座席に収まる。

 

「きゃあっ! 押さないでくださいませっ」

 

 女性隊員に半ば放り投げられるようにして、ファルフナーズが俺の上に乗っかってきた。

 

「マ、マサト様、狭いですわ」

「一人用の座席だ。しかも客席じゃなくて操縦席だぞ。仕方無いだろ」

 

 何とか2人が収まる形を探って、ファルフナーズが俺の上でモゾモゾとしている。

 ああ、何か風防(キャノピー)が閉じていく。

 もう後戻りは出来ない……

 

 あー、お家帰りたい。

 

「マサト様っ、変なところを触らないでくださいませ!」

「変なところってどこ?」

 

 ピンクの長い髪からふんわりと甘い香りが漂う。

 あー抱きしめたい。

 というか膝の上にいるんだが。

 

「マサト様! 私のお尻に何か硬いものが当たっておりますわ!」

「仕方無いだろぉ! 生理現象だ!」

 

 スクルドは外で手を振って見送ってくれている。

 流石にここに3人乗り込むのは無理だ。

 というか2人でも明らかに無理なんだが。

 

 

「兄ちゃん、そのままで本当に大丈夫なんだな?」

 

 パイロットのおっさん……と言うにはちょっと若すぎる隊員が聞いてくる。

 俺とファルフナーズがマスクもつけず、スーツも着てないからだ。

 

「はい、大丈夫です。お願いします」

 

 非常識も極まる状況だが、落ち着いてる。

 ……股間以外は。

 

 思えばスクルドがかけてくれた加護の術はこのためにあったんだ。

 

 気圧や重力の変化に対しても平気になる術。

 精霊王の風攻撃のためでは無かった。

 

 これが規定路線なのか、と思うと気がスッと楽になる。

 

「二条(にじょう) 義輝(よしてる)一等空尉だ。しっかり体を固定しておけよ?」

「あ、えと、オコノギ・マサトです。よろしくお願いします」

 

 二条さんが勢い良く振り返ったかと思うと、この世の終わりみたいな顔をした。

 マジかよ……また変な事言わなきゃ駄目かよ。

 

「あー……俺の事はマサトと呼んでくれ、相棒。お姫様(シンデレラ)がパーティーに遅れそうだ。魔法が解けちまう前に頼むぜ、相棒」

「そいつはゴキゲンだ! 派手に飛ばしてくぜ。台風なんかにパーティーの主役は譲れないからな!」

 

 喜んでもらえて何よりです。

 機体がカーブして滑走路に乗る。

 

 航空機誘導員達が合図を送ると、エンジンがこれまでに無い大音量になる。

 離陸許可の最後の通信を受け取り、二条空尉が復唱した。

 

 

「ブラボー・2 テイクオフ!」

 

 

 急激な加速と共に、シートに押さえつけられるような感覚に襲われる。

 スクルドの加護があってもこれかよ!

 普通に乗ってたら離陸前に嘔吐して気絶だぜ。

 

「マサト様! マサト様ッ! 傾いてますわ! 落ちる落ちちゃいます!」

「やめっ! ファルフナーズ、しがみつくな!」

 

 おっぱいが! おっぱいが重力で俺の顔に!

 落ちてるんじゃなくて昇ってるんだよ!

 

 ファルフナーズのおっぱいの心地良さに、俺も昇天しそうです。

 

 窒息寸前ファイナル・テイクオフ




感想とか戦闘機とかお待ちしております!

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