未来side
総武 118400
有珠山 103600
姫松 98800
清澄 79200
~南1局 ドラ 中 親 染谷まこ~
まこ(気合入れ直した……!とにかくわしにできることをやっていくんじゃ!)
未来「ツモ。3000、6000よ」
まこ(……言うたそばからこれじゃ。しかも跳ね満)
総武 118400+12000=130400
有珠山 103600-3000=100600
姫松 98800-3000=95800
清澄 79200-6000=73200
~南2局 ドラ 4萬 親 桧森誓子~
まこ(今度こそ上がっちゃる!)
誓子「」タンッ
まこ「ロン!」
誓子「うぇっ!?」
まこ「8000!」
誓子「……はい」
まこ(とりあえず1つじゃの……。とことん食らいついちゃるけぇ!)
~そして~
まこ「ツモ!2000、4000!」
総武 136000-4000=132000
姫松 112500-2000=110500
有珠山 84500-2000=82500
清澄 67000+8000=75000
みさき『次鋒戦終了!1位、2位は変わらず有珠山と清澄の順位が入れ替わりました。ですが勝負はどうなるかまだまだわかりません。この後はお昼休みを挟み中堅戦になります!』
まこ(最下位からは抜け出せんかったか……。有珠山の役満が痛すぎたの)
由子(マイナスで終わってしまったけど、この面子でよく頑張ったのよー……)
誓子(2位の背中はまだ遠いけど区間トップ!やっぱりあの数え役満が効いたよね!)
未来(+12300……まぁこんなものかしら。あとは後続に託しましょう)
何せ次は美咲の番ですもの。
未来sideout
次鋒戦が終了し、未来が戻ってきた。
未来「戻ったわ」
杏子「師匠、お疲れ様です!」
鈴音「お疲れ。よく+収支で終わらせれたね」
綾香「有珠山はあの数え役満がありましたからね……。桧森さんは3年生ってことは『例のあれ』が原因ですかね?」
未来「まぁ十中八九そうでしょうね。それに有珠山は副将と大将を要注意しなくちゃいけないわ」
鈴音「どちらも大きい一撃があるからね」
綾香「鈴音先輩はともかく私は結構キツいかもです…」
まぁ綾香の対戦相手は2回戦で暴れた真屋さんともう1人……インターミドルチャンピオンの原村和がいるからね。
未来「このお昼休みが終われば次は中堅戦ね。美咲、調子はどうかしら?」
美咲「……うん、すごく充実してる。誰が相手でも負けるつもりはないよ。少し早いけど行ってくる」
そう言って美咲は会場へと向かった。
鈴音「私、御手洗いに行ってくる」
未来「ええ、行ってらっしゃい」
さて……と。
~そして~
鈴音「美咲」
美咲「鈴音ちゃん、どうしたの?」
鈴音「ちょっと御手洗いにね。……掴めたの?」
美咲「……うん、掴めた。この中堅戦でそれを見せるつもりだよ。だから……」
鈴音「だから?」
美咲「ーーーーーーーーーー」
鈴音「……そっか、もしそうなっても気にしないよ。思いっきり打ってきて」
美咲「うん!頑張るよ!!」
元気よく美咲は返事をした。………私も御手洗いに行こう。
~そして~
鈴音「ふぅ……」
未来「美咲と何を話していたのかしら?」
鈴音「ちょっと意気込みみたいな感じのことをね。……美咲は掴めたって言ってたよ」
未来「……ということはこの中堅戦でどこか飛ぶ可能性が高いわね」
鈴音「どうかな?この準決勝まできた相手だ。有珠山の岩舘さんだって2回戦では美咲相手に戦績は+だった。それに姫松の愛宕洋榎さんに清澄の竹井さん……。今日はこの2人もいるからそう上手くはいかないと思うよ」
とはいえあの時の……。
美咲『もしどこか飛ばしてしまったらごめんね……』
この台詞を聞いたときは少し寒気がした。中堅戦で試合が終わるのは県大会でもあったことなのに今日の美咲はその時とはくらべものにならない。まぁ……これはつまりあれだ。
…………私の出番来るかなぁ。
今回はここまでです。