未来「別にこの企画に参加するのが嫌だとか帰りたいとかではないんですよ。ここまで来たなら終わるまでは解説の仕事をちゃんとするつもりでいます。ただ部員のみんなはまだ1回なのに対して私はもう3回目ということなんですよ。つまり何が言いたいのかといいますと回数のバランスを保とうということです」
伊吹「はいはい、とりあえず愚痴るのはそのあたりにしておこうか。もう始まってるからね」
未来「……そうですね」
伊吹「この企画は『生死を賭ける戦いから麻雀の世界に転生しました。』についての解説のようなことを副音声みたいな感じで話すものです。私は総武高校の教員をやっています指宿伊吹です」
未来「総武高校3年生の響未来です」
伊吹「今回はこの2人で解説していくよ~。今回から本編についての解説になるけど、内容が内容だから流石に私がMCを勤めるのはどうかと思うから未来にお願いしていい?」
未来「わかりました。今回解説していくのはプロローグと第1話の解説になります」
伊吹「ん、了解~」
未来「まずはプロローグで私と鈴音が此処に来たところなんですが……」
伊吹「ほうほう、2人はこのようにして此処に来たわけだね。それにしてもみんなの麻雀がテニプリの麻雀バージョンとは言い得て妙だよね」
未来「否定はしないんですね」
伊吹「まぁ私も色々と見てきたからね~」
未来「その経験で得たものでが私達の正体を見破ったといった感じなのですか?」
伊吹「さてね~。そこについてはもう少し本編が進んでからにしようか。こういった2人の解説は私達以外にできるのは鈴音だけだと思うからね」
未来「……そもそも今回はかなり大切な解説なのだから鈴音本人がキチッと解説に来るべきだと思うのですが」
伊吹「あっ、話が戻っちゃった。その話はこの企画が終わってから聞いてあげるから、今は解説の方に集中しようか~」
未来「……はい」
伊吹「というか鈴音は総武に来てから麻雀を始めたんだね」
未来「正確に言うと高校の入学式の2日前になります」
伊吹「成程~。未来は何時から麻雀やってるの?」
未来「中学に上がる前くらいに携帯の広告で麻雀のサイトを見たのが切欠ですね」
伊吹「未来はネトマが始まりだったんだね~。どのサイトでやっているの?」
未来「『のどっち』もやっているネトマです」
伊吹「あれだね。あのサイトが多分1番人気があるサイトなんだろうね」
未来「プロローグの解説はこんなものですが、他に何か気になることとかありますか?」
伊吹「『あの御方』とやらが用意した家やお金の額とか気になる~」
未来「家は普通の一軒家ですね。お金に関しては第1話の方に書かれています」
伊吹「了解~。それじゃあ一旦CM入りまーす」
未来「入りません。このまま第1話の解説をします」
伊吹「言ってみただけだよ~」
未来「1話についてですけど……」
伊吹「さっき言ったお金について」
未来「今丁度通帳を持ってきていますので見ますか?」
伊吹「なんで持っているのかは知らないけど是非~」
未来「どうぞ」
伊吹「…………」
未来「…………」
伊吹「……返すね」
未来「はい」
伊吹「買い物のシーンとかあったけど、何を買ったのかな?」
未来「主に生活用品ですね。お金に余裕があったので、性能が良い物を選んで買いました」
伊吹「ここら辺だとあのお店だよね?だったら個人的に全自動卵割り機が良い感じの雰囲気を醸し出していると思うよ」
未来「……鈴音と同じセンスですね」
伊吹「うむ、鈴音も私と同じ何かを感じたんだろうね。もちろん全自動卵割り機は買ったんだよね?」
未来「いえ、買っていません。というか何故買わなければいけないんですか」
伊吹「まぁ冗談はさておき流石に始めたばかりの鈴音は負け続きだったんだね」
未来「そうですね」
伊吹「それが3年生になるとあんな化物に……」
未来「化物って……まぁ否定はしませんが」
伊吹「そんな鈴音がリアルでもネトマでもボコボコにされてるのは新鮮に感じるよ」
未来「2年まではある程度私達が勝ってきたんですが、3年生になるとやはりブーストがかかっているから勝ちが難しくなってます」
伊吹「未来と美咲も同じくブーストがかかっているはずなんだけど、鈴音のブーストは半端じゃなかったね。今じゃ部にいる全員が鈴音に勝てないわけだ」
未来「ですね。ということで今回はここまでになります」
伊吹「今回は短いね。まぁそれでも本編と文字数が余り変わんないけど……」
未来「では今回のお相手は何か良いことあったらなんなの?響未来と」
伊吹「何か良いことあったらピース。指宿伊吹だったよ」
未来「また会うことがあったらその時ね」
伊吹「バイバ~イ」
これで総武のキャラは一通り出したか……。未来だけ3回目を終えたわけですが。