生死を賭ける戦いから麻雀の世界に転生しました。   作:銅英雄

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今回もよろしくです。


第33話 全国大会2回戦⑧

美咲side

 

総武 255700

 

臨海 109100

 

東白楽 24400

 

有珠山 10800

 

とりあえず前半は守りに入りつつ有珠山と東白楽に点をあげたいところだね。じゃないと飛んじゃって鈴音ちゃんに怒られるよ……。

 

美咲「」タンッ

 

揺杏「ロン!8000!!」

 

私は有珠山の岩館揺杏(いわだてゆあん)ちゃんに満貫を差し込む。まずは1つ……!

 

 

~そして~

 

揺杏「ロン!12000!!」

 

揺杏「ロン!18000!!」

 

続けざまに岩館さんに跳ね満を差し込む。有珠山は一旦終わって次は東白楽の土方美結(ひじかたみゆ)ちゃんに……!

 

~そして~

 

美結「ロン。5500」

 

美結「ロン。8000」

 

美結「ロン。11600」

 

恒子『どうした佐野美咲!?有珠山と東白楽から連打を喰らいまくっているーーー!!』

 

健夜『これは振り込みというよりは差し込みですね。現に臨海は今のところ1度も上がれていません。佐野選手にどういう意図があるのでしょうか』

 

こちらには有珠山よりも低めの点を差し込む。南入したし、そろそろ私も動こうかな?

 

 

~南2局1本場 ドラ 6筒~

 

美結「」タンッ

 

美咲「ポン!」カシャッ タンッ

 

明華「」タンッ

 

美咲「ロン!8300!!」

 

私は臨海から点を取っていこう!

 

 

~そして~

 

美咲「ロン!6400!!」

 

美咲「ロン!16000!!」

 

よし!なんとか続けて臨海から取ることができたよ!!後半は飛びそうにならない限りは私も有珠山と東白楽を守らなくてもいいかな?

 

恒子『前半戦終了!臨海の雀明華が焼き鳥という事態を誰が予測したか!後半戦に意地を見せることができるでしょうか!?』

 

健夜『佐野選手はこの前半戦に有珠山と東白楽の点数を回復させていたようですが、後半戦も同じように動くとは思えませんね』

 

恒子『何故その2校の点数を回復させたのでしょうか?』

 

健夜『細かい理由までは知りませんが恐らく大将までバトンを回そうとしているのでしょう。これまでの総武は団体戦の間1度も大将まで回っていません。あとはこの前半戦は1度もツモ上がりをしていませんから』

 

恒子『成程……!大将の大宮鈴音の力をみんなに見せつけてドヤ顔をするためですね!!』

 

健夜『誰もそこまで言ってないよ!!』

 

よし!後半戦は攻めるよ!!

 

 

総武 223300

 

臨海 78400

 

東白楽 49500

 

有珠山 48800

 

 

美咲sideout

 

流石!美咲はやればできる子だって信じてたよ!!30000点以上失点してるけどこんなの必要経費だよ!

 

美咲「ただいま!!」

 

未来「随分と2校に点を恵んだのね」

 

そんな言い方しないの。その通りだけど……。実際なめられてると思っていても可笑しくないからね。

 

美咲「うん……。これくらいあげないと風神相手にはもたないと思ったから……」

 

綾香「もしかしたらこの前半戦でどっちかが飛ぶかもしれませんでしたからね」

 

美咲「でも後半戦は暴れるよ!!」

 

鈴音「私まで回ってさえ来たらこの際なんでもいいよ」

 

本当にそろそろ私だって団体戦で打ちたいんだよ!

 

美咲「じゃあそろそろ行くね!!」

 

鈴音「程々にね」

 

美咲「うん!」

 

中堅戦が始まる前の美咲はいなくなり、元の元気な美咲に戻ったようだ。……そういえばコツのことを聞くのを忘れてたな……。

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回、後半戦に美咲は前半に失点した点を取り戻せるか!?

ちなみに前半戦の親番は東白楽、総武、有珠山、臨海の順番でした。

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