臨海 151700
東白楽 114700
総武 88700
有珠山 44900
次鋒戦が始まろうとしていたときに杏子が戻ってきた。
杏子「ただいま戻りました……」
綾香「おかえり、杏子」
美咲「お疲れ様!頑張ったね!!」
杏子「あ、あの……」
鈴音「杏子は何か反省するべきことがあるんだよね?ならその反省を次に活かせばいい。過ぎたことを気にするなって言うのも無理な話だけど、とりあえず今は未来を応援しよう」
杏子「はい……!」
まだ表情が暗い杏子だけど私の言ったことを理解してテレビの方に集中した。
未来side
恒子『さあ次鋒戦開始です!!』
~東1局 ドラ 2索~
さて、とりあえずしばらく様子見ね。臨海のハオホェイユーはもちろんのこと有珠山の桧森誓子や東白楽の五十嵐早苗も侮れない。……大体3局あれば十分かしら?
ハオ「和、ツモ。300、500」
早いわね。まだ6巡目よ?
早苗(なに……あれは……?)
誓子(やけに不可解な捨て牌のような……)
他の2人はまだ気が付いてないようね。あれは中国麻雀であった役で確か一色三歩だったかしら。
~そして~
早苗「」タンッ
ハオ「和、ロン。3900」
早苗「はい……」
ハオ「和、ツモ。1000、2000」
東2局、東3局と連続して彼女が上がった。桧森さんと五十嵐さんの打ち方も概ね把握したし、そろそろ動こうかしら。次は臨海の親だしね。
~東4局 ドラ 8索~
早苗「」タンッ
未来「ポン」カシャッ タンッ
ハオ「」スッ タンッ
未来「ロン」
ハオ「!!」
未来「5200」
まずは1つ……どんどんいくわよ。
~そして~
未来「ツモ。1300、2600」
未来「ツモ、500、1000」
未来「ツモ。2000オール」
恒子『響未来、これで4連続和了!!』
健夜『打点は低いものの速度がありますね。臨海のハオ選手も彼女に追い付けていません』
~南3局1本場 ドラ 白~
でも流石に堅いわね。捨て牌がほとんど現物だもの。臨海を集中狙いにしようとしたけれど、これは少々難しいかしら。
未来「テンパイ」
ハオ「ノーテン」
誓子「テンパイ」
早苗「ノーテン」
でもまぁなんとか親は続行できそうね。チームのためにもまずは上がることを優先しましょう。
~南3局2本場 ドラ 4萬~
誓子「」タンッ
早苗「チー!」カシャッ タンッ
五十嵐さんからテンパイ気配……まぁだからといって止まるわけではないのだけれど。
未来「リーチ」タンッ
恒子『響選手の親リー!勢いは止まらないのか!?』
ハオ「」タンッ
未来「ロン、1発よ。18600」
ハオ「はい……!」
これは思わぬ収穫ね。この調子でどんどん狙っていこうかしら。
~南3局3本場 ドラ 2筒~
桧森さんが1シャンテンね。この局私は上がれそうにないしここは彼女を使わせてもらおうかしら。
ハオ「」タンッ
未来「チー」カシャッ タンッ
誓子「リーチ」タンッ
未来「ポン」カシャッ タンッ
一応私もこれでテンパイ……。ハオホェイユーはどう出るかしら?
ハオ「」タンッ
誓子「ロ、ロン!8600!!」
臨海の点数も削れたしまぁよしとしようかしら。やはり桧森さんも3年生なだけあって強いわね。
~そして~
未来「ツモ。1600、3200」
恒子『前半戦終了!東4局から総武高校響未来による一方的な試合となっています!!一気に1位に浮上しました!!!
』
健夜『それに対して臨海のハオ選手が東3局から上がれていませんね。これに対して彼女はどう思っているのでしょうか』
恒子『有珠山と東白楽の巻き返しにも期待したいところです!!』
総武 131300
臨海 119800
東白楽 102100
有珠山 46800
成果は上々……後半戦は臨海からもう少し削っておきたいわね。
未来sideout
綾香「す、すごいですね未来先輩……!あの臨海を相手にして圧倒的な……」
美咲「今回の未来ちゃん……いつもよりも攻撃的だね」
鈴音「未来にも何か思うところがあるんじゃないかな」
クールな性格の未来だけど案外熱いところもあるんだよね。あとドS。恐らく臨海に狙いを定めて点数を絞り取ろうとしてるねあれは。まぁ……御愁傷様です。
今回はここまでです。
ハオの名前表記何ですが『ハオホェイユー』と片仮名で書かせてもらいました。見にくいかもしれませんがひらにご容赦!!……はい、すみませんでした……。
ちなみに前半戦の親は有珠山、東白楽、総武、臨海の順番でした。
次回、未来がさらに暴れだす!?