生死を賭ける戦いから麻雀の世界に転生しました。   作:銅英雄

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今回もよろしくです。


ポケモンの巻⑥

綾香side

 

綾瀬綾香です。Wi-Fiが繋がっている部室でポケモンをやっていると……。

 

 

バタンッ!

 

 

???「突然ですが、質問です!」

 

未来「……本当に突然ね」

 

鈴音「どうしたの?」

 

???「もしかして今部活中ですか?」

 

美咲「ううん、息抜きがてらに皆でポケモンやってるよ。ところで……」

 

???「おおっと佐野さん!私の事はとりあえずモブ子と呼んでください!!」

 

いきなり入ってきた3年生……もといモブ子先輩は私達に質問があるようで……。

 

モブ子「今空前のポケモンブームだと伺っております。特にこの麻雀部はガチ勢の集まりだと耳にしました!」

 

た、確かに。剣盾が発売して早半年(作中の番外編では一部を除いてサザエさん時空の為違和感が生じると思いますが御了承ください))以上……。その中でも未来先輩は常に順位一桁だし、鈴音先輩と美咲先輩も二桁前半をキープしてるし、杏子もこないだのシーズンは二桁に滑り込んだし……。

 

私?未だに150位が最高ですが何か?

 

鈴音「とりあえず質問に答えていけば良いのかな?」

 

モブ子「はい。私が幾つか質問しますので、嘘偽りなく答えてください!」

 

未来「はぁ……。わかったわ」

 

美咲「あはは……」

 

そんなこんなで質問が始まった……。

 

モブ子「初めてやったポケモンのソフトは何ですか?」

 

美咲「赤バージョンだよ!」

 

未来「青ね」

 

鈴音「確か緑だったかな?」

 

杏子「ウルトラムーンです……」

 

綾香「プラチナバージョンです」

 

モブ子「ふむふむ……」

 

杏子は最近始めたばっかりだからともかく、先輩達皆初代からやってたんだ……。しかも3人共違うバージョンだし。仲良いなぁ……。

 

モブ子「では大宮さん、響さん、佐野さんに質問です。先程やっていたソフトのハードは?」

 

鈴音「勿論GBCだよ」

 

未来「当然GBCよ」

 

美咲「私もGBCだよ!本体はSPだけど……」

 

この3人マジでポケモンやってるんだなぁ……。私も一応DLCで初代も金銀もやってきたし、リメイクされたという話から3世代目のポケモンもやったけど、先輩達は別格に感じる……。

 

モブ子「綾瀬さんと妹尾さんに質問です。剣盾含めて全てのシリーズのポケモンをプレイした事はありますか?」

 

杏子「は、はい!先輩達に勧めてもらってリメイクではありますが、全ての世代をプレイしました」

 

綾瀬「私も一応やってきました……」

 

モブ子「ほうほう……」

 

さっきからモブ子先輩は何をメモしてるんだろう……?

 

モブ子「では次の質問です。それぞれの世代のポケモンを初めてプレイした時のパートナーをタイプで答えてください」

 

鈴音「草、炎、水、草、炎、炎、水、炎だね」

 

未来「炎、草、水、水、水、水、炎、炎よ」

 

美咲「水、水、水、炎、草、草、草、炎だよ!」

 

杏子「え、えっと……。草、炎、炎、水、草、水、水、炎です」

 

綾香「え~っと……。全部炎ですかね?」

 

あれ?私ってば炎タイプ好きすぎない?皆満遍なく選んでいるのに。皆も驚いて私を見てるし……。そして8世代はやっぱりエースバーン一択だよね。隠れ特性強いし、前情報でも凄い人気だったし……。

 

モブ子「成程成程……。では綾瀬さんに質問です」

 

えっ?私!?

 

モブ子「綾瀬さんは御三家に全て炎タイプを選んでいますが、その切欠はなんでしょうか?」

 

まぁそういう質問がきますよね……。DLCでやったソフトと剣盾、USUM以外では直感的に炎タイプを選んだんだけど、もしかして私は……。

 

綾香「炎タイプ……もっと言えば赤やオレンジ系統の色とか火が好きだったからだと思います」

 

多分これが答えだよね?

 

モブ子「良い話が聞けましたね……。次に大宮さん、響さん、佐野さんに質問です。3人は3世代目のポケモンを初プレイした時に水タイプの御三家を選んでいますが、それに対する弊害があったりはしましたか?」

 

鈴音「そうだね……。やっぱり橋の下のジュプトルに幾度も詰まされた事かな?」

 

未来「……私もよ。御蔭で当時は圧倒的レベル差でライバルに挑む事になったわ」

 

美咲「私もだよ。草4倍弱点は辛かったよねぇ……。それ以外の弱点はないとはいえ」

 

そ、そんなにキツかったんだ……。今度美咲先輩に旧作を借りてやってみようかな?

 

モブ子「次は全員に質問です。旧作限定の2世代目を初めてやった中で1番キツかった事はズバリなんでしょうか?」

 

ああ……。この質問か。これはもしかしたら皆答えは一緒かも。

 

鈴音「……まぁアカネのミルタンクかな?」

 

未来「……同じね」

 

美咲「私も。やっぱり1度は通る道なんだよね……」

 

杏子「わ、私もです。格闘タイプを連れてくれば有利とは限りませんね……」

 

綾香「私も同じです……」

 

やっぱりそうだよね……。あの見た目で素早いわ、踏みつけの火力高いわ、それで怯むわ、霊タイプのポケモン捕まえても転がられるわ、追い詰めたと思ったらミルク飲まれるわで本当に辛かったよ。リメイク版でも特性は肝っ玉だったらしいし、本当に隙を感じないよね。

 

モブ子「では対策を知った今ではどのような対処をするでしょうか?」

 

鈴音「レベル差で押すかな?特にリメイク版は育ちやすいし」

 

未来「搦め手を使うわね」

 

美咲「最終手段としては通信進化したゴローニャで攻めるかな?攻撃技を全部半減で受けてくれるし、レベルが勝ってるなら難なく勝てると思うし」

 

杏子「薬を駆使して持久戦……でしょうか?」

 

綾香「レベル差で攻めます!」

 

鈴音先輩と意見が同じだったか……。杏子の意見は財力次第だけど、目処はあるのかな?あと未来先輩の搦め手が気になる……。

 

モブ子「ふんふむ……。それでは最後の質問です。それぞれの世代の中でも1番楽しかったストーリーを教えてください」

 

ストーリーが1番楽しかった世代……なんだろう?USUMと剣盾ではストーリーを楽しむ余裕はなかったし……。

 

鈴音「私は2世代かな?内容が沢山あったし」

 

未来「初代かしらね。ロケット団の陰謀を次々と阻止するのは中々面白かったわ」

 

美咲「私は3世代だよ!特にエメラルドでグラードンとカイオーガの争いをレックウザが止めるシーンは熱かったね!リメイク版のエピソードΔもあれはあれで面白かったよ!」

 

杏子「私は5世代の……BW2の方でしょうか。ライバルの人情には思うところがありました」

 

綾香「私はやっぱり第4世代ですね。ストーリーの質も良かったですが、やっぱり私が初めてプレイしたポケモンというのもあって思い入れがあります」

 

色んな意見があるなぁ……。今度それぞれの世代のストーリーを改めてプレイしてみるのも良いかもね。

 

モブ子「……うん!ありがとうございます!色々と参考になりました!」

 

鈴音「えっと……。何の参考にするのかな?」

 

モブ子「禁則事項です。それではアデュー!」

 

軽快にモブ子先輩は去って行った。なんというか……。

 

未来「……嵐の様な人だったわね」

 

本当それな!




今回はここまでです。

キャラ紹介

綾瀬綾香……総武高校の1年生で麻雀部部員。好きな御三家のタイプは炎。最近料理がマイブーム。料理は火力だぜ!

大宮鈴音……ある世界から転生してきた主人公。総武高校の3年生で麻雀部部長。好きな御三家のタイプは水。暑くなってきた最近では水浴びをしたいという心境の現れが出ている。

響未来……鈴音と一緒にある世界から転生してきた。総武高校の3年生で麻雀部副部長。好きな御三家のタイプは水。秘伝要因としては便利だと思っている。使えるものは使っていく主義。

佐野美咲……総武高校の3年生で麻雀部部員。好きな御三家のタイプは草。草木や花に癒されたくなる年頃。最近観葉植物を育て始めた。

妹尾杏子……総武高校の1年生で麻雀部部員。好きな御三家のタイプは炎。曰く恋愛は燃える気持ちが大切らしい。何処で得た知識なのかは秘密。

モブ子……総武高校の3年生。好きな御三家のタイプは草。なんか草が生えそうになるという理由らしい。

もう少しで本編が書き上がる筈……。それまで待ってくれると有難いです。

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