綾香side
綾瀬綾香です。ポケモンの新作まであと2週間を切りました。もう毎日が楽しみになってきます!そんな中で……。
未来「はぁ……」
先輩の1人がクソでか溜め息を吐いていました。
杏子「し、師匠?ど、どうしたんですか……?」
鈴音「なんか自分の推しポケモンが新作にいないんだって」
綾香「なんだ……。そんな事で……」
大したことなくて良かったよ……。もっと大事かと思ったからね。そんな事を考えていたら未来先輩に詰め寄られた。
未来「そんな事ですって……?」
綾香「えっ……?」
鈴音「あ~あ、地雷踏んじゃったね」
綾香「じ、地雷ってなんですか……?」
未来「貴女達3人はいいわよね。推しポケモンが新作に登場が確定してるもの。私なんか初代の頃から愛用してるのにも関わらず新作では参戦できないかもしれないのよ?仮にできたとしても最初の数ヶ月は封印されてるのよ?これからは何を楽しみにポケモンをやればいいのかしら……」
未来先輩が私の両肩を掴んで目を虚ろにしてブツブツと呟きだした。いや怖すぎますよ。聞いてるこっちが辛いですよ!
杏子(師匠に何かあったんですか?)
鈴音(さっきも言ったけど、推しポケモンが新作にいないんだって。それに私も自分の推しポケモンが登場確定してるからって今の綾香みたいに絡まれたんだよね……)
杏子(師匠の推しポケモンって確かニドクインでしたよね……?)
鈴音(うん、初代からずっと使ってただけあって新作に出てこないのが堪えたみたい)
杏子(それは辛いですね……。私はそこまでポケモンをプレイしていないからもしも師匠の立場になったとしても然程辛くないかもですけど)
鈴音(私もそうだけど、未来もどの世代のソフトもじっくりやってたからねぇ……)
何やら鈴音先輩と杏子が内緒話してる……。そんな事しないで早く助けて!そう思っていると救世主の美咲先輩が来てくれた。
美咲「あれ?なんか空気が暗いよ?どうしたの?」
未来「美咲……。私の味方は貴女だけよ!」
美咲「えっ?えっ?どうしたの未来ちゃん!?」
綾香「えっとですね……」
私は未来先輩に絡まれた内容を美咲先輩に伝えた。
美咲「その気持ちよくわかるよ……。でも未来ちゃんの推しはその子だけじゃないよね?」
未来「……そうね」
美咲「私も1番の推しが新作に出そうにない事に対してはすっごく嘆いたよ?でも現実はこんな風に辛いことの連続だから……。私達も前に進まなきゃいけないんだよ!」
未来「そう……よね。……どうかしてたわ。ありがとう美咲。そしてごめんなさい、鈴音に綾香」
鈴音「気にしてないよ。それにまだ諦めるのは早いと思う」
綾香「鈴音先輩の言う通りですよ!例年通りに旧作のポケモンだってきっと使えるようになります!!」
未来「そうね。私は絶対に諦めないわ。最後まで願い続けてきっとあの子が帰ってくる事を信じる……!」
やれやれ、やっと何時もの未来先輩になってくれました……。ありがとう美咲先輩。やっぱり美咲先輩は私の憧れです!
というポケモンの最新作が発売される前の総武高校麻雀の会話でした。
今回はここまでです。
キャラ紹介
綾瀬綾香……総武高校の1年生で麻雀部部員。好きなポケモンタイプは炎。燃える感じが格好良いという男の子理由。彼女がやってきたポケモンでも最初の御三家は全て炎タイプ。
響未来……鈴音と一緒にある世界から転生してきた。総武高校の3年生で麻雀部副部長。好きなポケモンタイプは毒。毒々、守る、身代わりといったインキャ戦法大好き。レートでも3試合に1回は毒戦法で戦う。
大宮鈴音……ある世界から転生してきた主人公。総武高校の3年生で麻雀部部長。好きなポケモンタイプは鋼。2世代のポケモンをやった時に初めて出た鋼ポケモンの耐性に一目惚れ。イーブイの進化先に鋼タイプが来ないか密かに期待中。
妹尾杏子……総武高校の1年生で麻雀部部員。好きなポケモンタイプはフェアリー。最近はピカチュウのそっくりさんであるミミッキュやデデンネの育成に嵌まり中。ニックネームは麻雀部部員の仲間達。
佐野美咲……総武高校の3年生で麻雀部部員。好きなポケモンタイプは飛行。Z技を使う度に空も飛べる筈と口ずさむ。新作でカモネギが進化すると聞いてちょっぴりハッピー。
作者も剣盾楽しみです!