では今回もよろしくです。
綾香side
総武高校1年生で麻雀部部員の綾瀬綾香です!なんとこの小説の番外編にて私sideのお話が作られることになりました!
このお話は作者が血迷って書いてしまったものなので『そんなの見たくないから早く本編を書けよ!』という方々はブラウザバックを推奨します!
では早速この番外編がどういうものかというと……。
綾香「おい、デュエル(ポケモンバトル)しろよ」
鈴音「唐突だね……。しかも口調がデュエリストになってる」
未来「何が綾香をそうさせたのかしら……?」
美咲「綾香ちゃん大丈夫?」
杏子「病院に行った方がいいんじゃ……?」
ということなのです!杏子と美咲先輩がなんか冷たいというか酷い気がしますが、話が進まないのでスルーの方向でいきます。
どうして私がキャラ崩壊を起こしてしまったのかは今日の朝に遡ります……。
~回想~
綾香『あれ……?なんだろこれは……眼鏡?』
朝起きると机の上に眼鏡が置かれていた。
綾香『杏子の忘れ物……?でも杏子は最近コンタクトだし……。そもそも昨日はこんなのなかったよね?』
気になって調べてみると眼鏡が置いてあった所に紙があった。私は気になって読んでみた。何々……?
綾香『この眼鏡はポケモンユーザーの対戦レートの数値を見るものです。ユーザーのレートの数値が1500を越えるとそのユーザーの頭上に数値が浮かびます。なお眼鏡をかけている本人のレートを見るときは鏡の前に立つと見ることができます』
成程……。確かに最近私ポケモンに嵌まってるけど、いきなりこんなの見せられてもねぇ……。それに最近はレンタルバトルの方をやってるから長らくレート対戦に潜れてないんだよね……。
とりあえず本物か確かめるために鏡がある洗面所へと向かった。
綾香『私のレートは……っと。1615……。まぁ最近やってないしこんなものかな?とりあえず学校に行く前に1回だけ潜ってみよう』
それで本物だったら今日はこれをかけて新なポケモンユーザーを見つけよう!
……先輩達もポケモンやってるといいなぁ。
~そして~
綾香『すごい……。これ本物だ……!』
久々のレート対戦で辛勝だったけど、勝ってレートが上がったのを確認して私は再び眼鏡をかけて鏡へと向かった。
鏡越しの私のレートはちゃんとゲーム通りのレートになっていた。
本物だとわかった私は支度を済ませて早足で学校へと向かった。
……ちなみにお姉ちゃんのレートは1800でした。
~そして~
綾香『おっはよー杏子!』
杏子『綾香ちゃん、おはよう』
妹尾杏子。私の大親友で、同じ麻雀部部員。杏子には最近少し落ち着いたのでポケモンを勧めてやってもらっている。
あっ、今更ですがこの番外編の時系列は夏の大会が終わって2学期になっています!
団体戦で何処が優勝して、個人戦がどうなったのかはこの番外編では明かしません。ネタバレになるので。
杏子『今日も1日頑張ろうね』
綾香『もちろん!!』
あぁ~、今日も杏子は可愛いなぁ……。大会が終わった途端急にファンクラブができるのも納得だよ。会うたびに女子としての魅力が上がっているもんね。今も鼻歌歌ってるし。
※綾香は自分のファンクラブができているのに気付いていません。
ん?何か変な電波を受信したような……。まぁいいか。
それはさておきそんな杏子にはレート数値が浮かび上がるのかな?3値とかは一応教えたけど、教えただけなんだよね。どれどれ……?
杏子『♪』1745
……ふぁっ!?せ、1745!?いつの間にそんなレートを身に付けたのこの子は!?私ですら1620なのに!!
とりあえず眼鏡を外して杏子に最近ポケモンやってるか聞いておこう……。
綾香『ね、ねぇ杏子』
杏子『ん?どうしたの?』
綾香『さ、最近ポケモンやってるの?』
杏子『ポケモン?やってるよ。綾香ちゃんに3値について聞いてからちょっとネットで調べてね。……最初の方は勝てないからアドバイスをもらおうと思ったけど、綾香ちゃんは夏休みの宿題をやるのに忙しいと思って未来師匠や鈴音先輩に相談したんだ。それで……』
~そして~
杏子『……ということで今はレート……多分1700の真ん中辺りかな?くらいまではいってるよ。……綾香ちゃん?』
綾香『……うん、成程』
5分にも渡る杏子の演説で現状がわかった。
……確かに私は夏休みの宿題に追い込まれていたけどさぁ!なんで私と宿題を一緒にやって……じゃなくてなんで私に相談してくれないのさ!?勧めた本人なんだから相談してくれたらちゃんとアドバイスくらいするよ!!
綾香《でもまぁ鈴音先輩と未来先輩もポケモンをやっていることがわかった。しかもかなりの猛者と見た。あとは美咲先輩か……。流れからしてやってるんだろうけど》
とにかく続きは部室に向かってからにしよっと。
~そして~
部室に着いた私と杏子はいつも通り入室した。
綾香『おっはよーございます!!』
杏子『おはようございます……!』
鈴音『おはよう2人共。早いね』
杏子『鈴音先輩、おはようございます!』ダキッ
鈴音『おっと……。今日も杏子は元気だね』
杏子と鈴音先輩のやりとりも今となってはすっかり恒例になってるよね。
綾香《さて、鈴音先輩のレートは如何程なものか……。杏子があれだけあるんだから鈴音先輩の場合はそれよりもずっと上のはず……!》
私は2人に見つからないように例の眼鏡をかけて鈴音先輩の方を見た。
鈴音『まだ未来も美咲も来てないからそれまではゆっくりしてていいよ』1987
綾香《……っべー。マジで……っべーわこれ。まさかこれ程までとは……》
鈴音先輩の驚愕な数値を見て放心しかけている私にさらに追い討ちが来た。
美咲『やっほー!』1888
未来『もうみんな揃っているようね』2112
綾香『…………』
やっぱり美咲先輩もポケモンを持ってた。それがわかった私はそっと眼鏡を外して鞄にしまった。そして……。
綾香『ぐはっ!!』バタンッ
鈴音『綾香!?』
杏子『綾香ちゃん!?』
美咲『えっ?綾香ちゃんに何があったの?』
未来『……とりあえず綾香を安静にさせましょう』
私は目の前が真っ暗になったような感じがして意識をブラックアウトした。
~現在~
鈴音「起きていきなりの発言……。頭の打ち所が悪かったのかな?」
未来「……というか私と美咲がいない間に何があったのよ」
杏子「わかりません……。でも朝に綾香ちゃんがポケモンの話をしてたような……」
鈴音「多分十中八九それが原因なんだろうけど……」
未来「それだけだと綾香が可笑しくなった原因とは思えないわね」
美咲「でも綾香ちゃんとポケモンバトルをして綾香ちゃんが元に戻るんだったらやった方がいいんじゃないかな?」
鈴音「……だね」
綾香「目と目があったらポケモンバトル!それがポケモントレーナーの決まりですよ!!」
未来「これは最早何かに憑かれてると行った方がいいのかしら……?」
先輩達が何か言ってる(未来先輩に至っては頭を抱えてる)けど、今の私は1人のポケモントレーナー!みんながトレーナーならば挑まないわけにはいかない!!
鈴音「ねぇ綾香。今は私達ポケモンを持ってきてないから明日でもいいかな?」
美咲「明日は休日だし私の家でやろうよ!ポケモンバトルをするってことなら色々準備するよ!!」
綾香「!!……はい、それでお願いします」
鈴音「決まったみたいだね。じゃあ明日は美咲の家でポケモンバトルをするってことでいいかな?」
美咲「もちろん!!」
未来「私も構わないわよ」
杏子「私も大丈夫です……」
綾香「わかりました!!」
こうして私達は明日美咲先輩の家でポケモンバトルをすることに決まった。
色々な困難が私を待っているだろうけど、これは綾瀬綾香のポケモンマスターになるための試練なのだから!
……ところで美咲先輩の準備ってなんだろう?
今回はここまでです。
キャラ紹介
綾瀬綾香……総武高校の1年生で麻雀部部員。この番外編の主人公(笑)。1つの眼鏡がきっかけで様々なポケモンバトルをする(その結果様々な黒歴史を作る)ことになる。育成したポケモンは無難にメジャーなポケモン。最近はレンタルバトルに嵌まっている。
大宮鈴音……ある世界から転生してきた主人公。総武高校の3年生で麻雀部部長。育成したポケモンは火力重視のポケモンが6割で、残りの4割はメジャーなのもいれば変態構築のポケモンもいる。なんちゃって役割論者。
響未来……鈴音と一緒にある世界から転生してきた。総武高校の3年生で麻雀部副部長。育成したポケモンはメジャーなポケモンが中心だけど、あらゆるポケモンに環境によって自分にとっての最善の育成や持ち物、技構築している。所謂超ガチ勢。
佐野美咲……総武高校の3年生で麻雀部部員。育成したポケモンは7割が相手の意表をついた技構成や持ち物のポケモンで、2割が可愛いポケモン。残りの1割は変化型のポケモンを育成している。最近は可愛いポケモンで勝率を上げている。
妹尾杏子……総武高校の1年生で麻雀部部員。育成したポケモンは始めたばかりなので基本はメジャーなポケモン。最近は受けループに使うポケモンを育成中。
綾香が言っているように作者は血迷っているようです。現在進行形で血迷っているのでもしかしたら続くかもしれません。