生死を賭ける戦いから麻雀の世界に転生しました。   作:銅英雄

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何を書いてるのかわからない。暑さで頭がやられてしまったかもしれません……。

では今回もよろしくです。


RPGの巻①

目が覚めると辺りに広がっているのはファンタジーな一面でした……。

 

 

………………じゃないよ!どうなってるの!?まだ咲の世界でやり残したことが沢山あるのに、もう別の世界なの!?

 

現状を知るために周りを見渡す。するとこんな声が聞こえた。

 

「早く酒場に行こうぜ!」

 

「ああ、一刻も速く魔王を倒さないと!」

 

……えっ?何これドラクエ3?とりあえずあの人達についていってみよう。

 

 

 

~そして~

 

酒場に着いたのはいいんだけど……。まるでルイーダの酒場みたい。やっぱこれドラクエ3じゃないの?

 

???「見つけたわ」

 

中に入ろうか迷っていると声をかけられた。あれ?この声は……。

 

未来「どうやら貴女もここに来ていたみたいね」

 

鈴音「未来!よかった……」ギュッ

 

私は感極まって未来に抱き付いた。よかった……。このまま誰にも会えないかと思ったよ!

 

未来「美咲達も来ているわ。この酒場の中で待ってるように私が指示を出してるの。みんな鈴音を待っているわよ」ナデナデ

 

私の頭を撫でながら未来は言う。美咲達も来ているってどういうこと?

 

未来「何故私達がこの世界にいるかはわからないわ。あの御方にとってもこれはイレギュラーな事態みたいよ」

 

鈴音「イレギュラー……。ということはこの世界で魔王を倒さないと帰れないという感じなのかな?」

 

未来「恐らくね。ただ幸い私達は前いた世界の身体能力がそのまま反映されているから然程時間はかからないと思うわ」

 

鈴音「前いた世界……ってことはドラゴンボールの世界の強さはそのままこのファンタジーな世界で活かせるんだね?」

 

未来「ただし超サイヤ人みたいな変身は使えないわ。気功波とかならこの世界でいうところの職業によっては使えるかもしれないみたいだけれど確証は持てないわね……」

 

ふんふむ、つまり魔法使いとかならワンチャン気功波が打てるかもしれないし、僧侶なら最初からベホマ覚えてたり、ベホマズンとかも使えるかもしれないということだね。

 

というかやっぱりドラクエ3じゃないか。

 

未来「さて、そろそろ中に入るわよ。美咲達が待ってるわ」

 

鈴音「うん、そうだね」

 

私と未来はルイーダの酒場(仮)に入った。

 

 

~そして~

 

酒場に入ると数十人の人間がいてその中には美咲達もいた。

 

美咲「鈴音ちゃん!よかった……無事だったんだね!!」

 

鈴音「まぁね。美咲達も無事でなによりだよ」

 

杏子「また鈴音先輩に会えて嬉しいです!」ダキッ

 

鈴音「うん、私も杏子に会えて嬉しいよ」ヨシヨシ

 

勢いよく抱き付いてきた杏子を受け止めて頭を撫でる。先輩として可愛い後輩を慰める包容力がないとね!

 

何故か未来がジト目でこっちを見ているけど気にしない。

 

綾香「でもなんで私達はこの世界に飛ばされたんですかね……?」

 

美咲「う~ん……恐らくだけど、誰かが私達を呼んで何かを成し遂げてほしいんじゃないのかな?」

 

綾香の疑問に美咲が答える。さっき未来と話していたことを照らし合わせると美咲の考えた通り私達に『打倒魔王!!』的なことをしてほしいのではないのだろうか?

 

酒場のNPC(以下NPC)「ここにいるみなさんにはこの世界を滅ぼさんとする魔王を倒してもらうために職業に就いてもらいます!」

 

なんかその言い方だと私達が就職するみたいなんだけど。まさか中卒で就職することになろうとは……。前いた世界では40過ぎてもフリーターだったのに。

 

NPC「それでは5人ずつ並んでくださーい!」

 

未来「とりあえず並びましょ」

 

鈴音「そうだね」

 

私達は5人で固まり最後列に並んだ。

 

 

~そして~

 

NPC「就職おめでとうございます!それでは頑張って魔王を倒してきてください!!」

 

「よっしゃ頑張るぜ!」

 

「待ってろよ魔王!!」

 

私達の前の人達は戦士、武道家、魔法使い、盗賊、僧侶とバランスの取れたパーティーだった……んだけど。

 

未来「妙ね……」

 

鈴音「うん、これまで数十人もいたにも関わらず勇者が1人もいない」

 

杏子「あとは私達だけなんですよね……?」

 

美咲「ぽ、ポジティブに考えよ?もしかしたら私達の誰かが勇者になるかもしれないじゃん!」

 

綾香「そ、そうですよ!きっと私達の中に勇者がいますって!!」

 

だといいんだけどね……。

 

NPC「それでは次の方どうぞ!!」

 

やっと私達の番だね。

 

NPC「あら?随分と可愛いお嬢さん方ですね!ではこちらへどうぞ~!!」

 

NPCに連れられ私達は職業を決めるであろう一室に入った。

 

 

 

~そして~

 

NPC「それではみなさんの職業はランダムで決定しまーす!!」

 

杏子「えっ……!?」

 

綾香「ら、ランダムですか!?」

 

未来「成程……。何故これまで勇者が1人もいなかったのか合点がいったわ」

 

美咲「でもちょっと楽しみかも!」

 

鈴音「そうだね。一体どんな職業になるのやら……」

 

私と未来は前の世界ではトップクラスの力を身に付けているから、武道家とか盗賊でもかなりの戦力になるだろう。

 

NPC「それではみなさんの職業は……!」

 

 

 

~そして~

 

こうして私達はNPCによって無事に職業チェンジできたんだけど……。

 

杏子「この服……なんだかすごくヒラヒラしてますね。しかもろ、露出が多いです……///」

 

 

妹尾杏子 職業 踊り子

 

 

綾香「こ、この杖でなんとか魔法が使えたりしませんせんかね……?」

 

 

綾瀬綾香 職業 手品師

 

 

美咲「ば、バニーガール……///」

 

 

佐野美咲 職業 遊び人

 

 

未来「これはマイク……?歌って戦えということかしら?」

 

 

響未来 職業 歌手

 

 

となってるんだけど……。

 

鈴音「……?私の服装何も変化がないんですけど……」

 

NPC「貴女の職業はフリーターです♪」

 

鈴音「…………」

 

 

大宮鈴音 職業 フリーター

 

 

勇者がいないどころかまともな職業が1人もいないんだけど(しかも自分はフリーター)……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この世界はもうおしまいだ……。

 




今回はここまでです。

キャラ紹介

大宮鈴音……ある世界から転生してきた主人公。総武高校の3年生で麻雀部部長。職業はフリーター。人類最強のフリーター。

響未来……鈴音と一緒にある世界から転生してきた。総武高校の3年生で麻雀部副部長。職業は歌手。歌って踊れるし、歌って戦える。

佐野美咲……総武高校の3年生で麻雀部部員。職業は遊び人。バニーガールに恥ずかしがりながらも、慣れるとちょっぴりテンションUP。

綾瀬綾香……総武高校の1年生で麻雀部部員。職業は手品師。マジシャンだと気持ち強そう。

妹尾杏子……総武高校の1年生で麻雀部部員。職業は踊り子。鈴音のために磨き続けた魅力で敵を惑わす?鈴音へのアピールがより積極的になる。














ドラクエ3の影響で書いてしまった……。(多分)続かないよ?

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