生死を賭ける戦いから麻雀の世界に転生しました。   作:銅英雄

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今回もよろしくです。


第4話 小萌……ではなく顧問の先生が仲間になった!

この見た目小学生な女性は指宿伊吹(いぶすきいぶき)というらしい。身長……140もないよね?

 

こちらから挨拶をしようとしたところを指宿先生が口を開いた。

 

伊吹「この麻雀部の顧問をすることになりました指宿伊吹といいます。よろしくお願いします」ペコッ

 

挨拶が手慣れてる感じがする。やはり人は見た目では判断できないね。とにかく私達も挨拶しなきゃ。

 

鈴音「大宮鈴音です。よろしくお願いします」

 

美咲「佐野美咲です。よろしくお願いいたします」ペコッ

 

なんだろう……。美咲の挨拶が何処かの御令嬢っぽい。もしかしていいとこのお嬢様?

 

未来「響未来です。顧問を引き受けてくださりありがとうございます」

 

そして最後に未来が指宿先生に挨拶をする。

 

伊吹「気にしなくていいよ。麻雀は高校以来余りやってないけどそれでもよければ監督も兼任しようと思うんだけど……」

 

先程とは違い砕けた口調で指宿先生が言う。こちらとしてはありがたいんだけど。

 

鈴音「いいんですか?」

 

伊吹「まぁ学校側からすると外部から人を呼びたくないんじゃないかな?詳しくは知らないけど」

 

なんか学校の闇が垣間見えた気がする……。

 

伊吹「そんなわけで顧問として。監督として、これからもよろしく」

 

未来「こちらこそよろしくお願いします」

 

私達を代表して未来が挨拶をした。

 

伊吹「この部の部長は響さんだったりする?私を連れてきたのも響さんだし……」

 

そういえば決めてなかったな……。どうするかな?

 

鈴音「どうする?」

 

未来「私はどちらでも構わないわ。それとも美咲がやってみる?」

 

美咲「う~ん、私は部長って柄じゃないかも……。2人のどちらかでお願い」

 

未来「では鈴音にお願いするわ」

 

鈴音「私が?」

 

未来「私は部費とかの計算する会計をするから」

 

成程……部長との兼任は少ししんどいかも……。こういう金銭とかの管理は私よりも未来が適任だしね。実際家での家計簿も未来がつけてるし。

 

鈴音「わかったよ」

 

伊吹「大宮さんが部長でいい?」

 

鈴音「はい」

 

伊吹「じゃあこれからもよろしく……と言いたいんだけど」

 

鈴音「どうしたんですか?」

 

伊吹「進学校の教師だからなのか結構仕事が忙しくて余り部活には顔を出せないかも……。監督を兼任すると言ったそばからゴメンね」

 

マジか……。

 

伊吹「でも大会とかには必ず行くようにするから!……ってそれは当たり前かな?」

 

まぁそれだけでもまだマシかな?清澄や有珠山なんかは顧問の先生っぽいのが見当たらないけどそのあたりはどうなってるんだろう……。

 

鈴音「いえ、ありがとうございます」

 

伊吹「そして申し訳ないけど今日も今日とて死事に追われてるから職員室に戻らなきゃいけないんだ」

 

なんか仕事の字が違ったような……。気のせいかな?

 

伊吹「下校時刻までには必ず顔を出すから~」

 

と言って指宿先生はそそくさと職員室に走っていった。なんか忙しいな……。あれ?戻ってきたぞ?

 

伊吹「そうそう、私のことは伊吹でいいよ。これから仲間になるから名字だとよそよそしいと思うしね」

 

まぁごもっともな意見かな?

 

鈴音「わかりました。これからもよろしくお願いします伊吹先生」

 

伊吹「じゃあね~」タタタッ

 

今度こそ伊吹先生は職員室に走っていった。

 

顧問の先生もできたしこれからがますます楽しみになってきたね!

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回は一気に時が飛びます!

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