美咲side
今回は私、佐野美咲の視点で物語が始まるよ!!
美咲「あっ、未来ちゃんいらっしゃい!」
未来「遊びに来たわよ」
とある休日に未来ちゃんが遊びに来てくれました!去年に私のお手伝いをしてから未来ちゃんは時々遊びに来てくれるんだ!!未来ちゃんはいつも鈴音ちゃんと一緒にいるからこうして別行動しているのは新鮮だよね!
美咲「今日は何をして遊ぶ?」
未来「美咲に任せるわ」
未来ちゃんはいつも私の意見を尊重してくれるけど、今日は特に何も考えてなかったからどうしようかな……?
ピンポーン
美咲「ちょっと出てくるね!」
未来「ええ、行ってらっしゃい」
~そして~
誰だろう……?今日は来客の予定とかはなかったと思うけど……。
???「美咲さん、こんにちは」
美咲「由輝子ちゃん!どうしたの?」
この子は剣由輝子(つるぎゆきこ)ちゃん。5年前に知り合って仲良くなった総武中学2年生でとっても可愛いんだ!!
由輝子「美咲さんと遊びに来ました」
美咲「そうなんだ!今麻雀部の友達が来てるけどそれでもいいかな?」
未来ちゃんと会うのは初めてだし、由輝子ちゃんは初対面の人にはとても警戒するから確認をとっておかないとね。
由輝子「……前に美咲さんが話していた人達ですね。その人さえよかったら私もご一緒してもいいでしょうか?」
う~ん……未来ちゃんなら大丈夫だよね!
美咲「いいよ!私の部屋で待ってるから早速行こう!」
由輝子「はい」
~そして~
未来「…………」
由輝子「…………」
あれ?何だかとても気まずいよ?2人共出方を伺ってるみたいだけど……。ここは私が紹介した方がいいよね!
美咲「由輝子ちゃん、こちら同じ麻雀部の部員で私の友達の響未来ちゃんだよ!」
未来「響未来よ。よろしく」
美咲「未来ちゃん、こっちの子が私の友達で総武中学に通っている剣由輝子ちゃん!」
由輝子「……剣由輝子といいます。よろしくお願いします」ペコッ
未来「………………」
由輝子「……何でしょうか?」
未来「いえ、誰かに似ているような気がしただけよ。気に障ったならごめんなさい」
由輝子「気にしないでください」
う~ん……気まずい。あっ、そういえば!
美咲「まだお茶出してなかったね!すぐに持ってくるよ!!」
とりあえずこの気まずい空気から脱出するよ!ごめんね2人共!!
~そして~
飲み物選んだら遅くなっちゃった!2人はどうしてるかな?
美咲「お待たせ!ごめんね遅くなって」
由輝子「未来さんの体験談はとても充実してますね」
未来「そうかしら?由輝子も中々色濃い人生を過ごしているみたいね」
……あれ?
美咲「随分仲良くなったね2人共」
由輝子「未来さんとは思いの外意気投合しています」
未来「私と由輝子は性格的に似ているところがあるからその気持ちがわかったりするのよね」
美咲「そうなんだ!2人が仲良くなって私も嬉しいよ!!」
『仲良きことは美しきかな』ってやつだよね!!
~そして~
由輝子「もうこんな時間ですか……。私はそろそろ帰りますね」
未来「私も帰るわ」
美咲「そうなんだ。じゃあ送っていくよ!」
未来「由輝子の家はこの辺りかしら?」
由輝子「そうですね……ここから歩いて15分くらいですね」
未来「なら私が送っていくわ。美咲は家のことで疲れているでしょうからゆっくりと休むべきよ」
未来ちゃんは優しいなぁ……。確かにここ数日は仕事の方が忙しくて久しぶりのお休みだけどこうして友達と遊ぶことで大分癒された。なのに未来ちゃんはゆっくり休めって言ってくれた。だったらその言葉に甘えるべきだよね!
美咲「ならそうさせてもらおうかな?2人共夜道に気を付けてね!!」
未来「物騒なことを言うわね……。まぁ変質者が来ても由輝子を守りつつ撃退しておくわ」
由輝子「頼もしいですね……。ありがとうございます」
そうして2人は帰っていった。未来ちゃんと由輝子ちゃんが仲良くなって自分のことのように嬉しいな!
今回はここまでです。完全オリジナルの話を書くのはとても難しいという教訓を得た。
キャラ紹介
佐野美咲……総武高校の3年生で麻雀部部員。今回の主人公。将来佐野グループのトップに立つ人間。人脈は広く、年上年下関係なしに誰とも仲良くなれるコミュ力を持つ。
響未来……鈴音と一緒にある世界から転生してきた。総武高校の3年生で麻雀部副部長。美咲の家には2週間に1度遊びに来ている。
剣由輝子……総武中学の2年生。美咲のことを尊敬していて情報収集が趣味。未来のことを始めは警戒していたが波長が合って仲良くなった。
大宮鈴音……ある世界から転生してきた主人公。総武高校の3年生で麻雀部部長。主人公にも関わらず今回は名前しか出てきていない。
次回もお楽しみに!