6話 地球へそして出会い
side漣
あれから何十億年たった。力はすごくついたがやっぱり龍神様には傷一つ付けられなかった。天照姉さまや月読姉さま素戔嗚兄様に聞いても三人とも傷はつけられなかったらしい。というか後ろをとることもできなかったらしい。強すぎる龍神様。
この何十億年の間に戦闘面だけではなく、回復術など様々なことを学んだ。回復術といえば俺の血は他人を回復させる効果があるらしい。ただ、死んだ者には意味はないけど。また、みんなは不老不死であるが俺は不老不死ではないらしい。正確には不老ではあるが、不死ではない。
俺の力はこの何十億年で相当上がったが瞳術は写輪眼までしか行かなく白眼は大筒木カグヤの状態にならないと発動できなかった。また、斬魄刀はまだ卍解を習得できていない。ただ、それぞれの尾獣の力は使うことはできた。
それと兄様、姉様たちは10億年前くらいにみんなどこかに行ってしまった。だけど、たまに帰ってきて話をしてくれる。どうやら兄様、姉様は自分の国を治めているらしい。
そういえば俺の背中から白い翼が生えた。大きさは腕二本分くらいで、縦の最大は肩から腰までの大きさだ。色は白かった。なんで翼が生えたのかと龍神様に聞くと、
「私の血のつながっている神ならみんな生えていますよ。」
といわれ、試しに天照姉さまに翼が生えているか聞いてみたところ、翼を見せてくれた。赤い翼だった。
三人とも翼は見えないようにしているらしい。ちなみに俺も見えないように特訓してやった。
それはそうと今日は龍神様が話があるらしい。いったい何だろう。
~龍神の部屋~
コンコンッ
部屋の前でノックをし、
「龍神様、漣です。入ってもよいですか。」
龍神「いいですよ。」
ガチャ
扉を開ける。
「失礼します。」
龍神「来ましたね。今日はあなたに任せたいものがあるのです。」
「何ですか?」
龍神「あなたに地球を任せたいのです。」
「無理です。」
即答だった。
龍神「何でです?」
「俺にそんなに力ないですよ。」
龍神「いいえ。あなたには力があります。まだ全開とまではいかないでしょうがそれでも十分に力はあります。」
俺は悩んだ。理由は俺なんかが本当にできるのだろうか。その不安がいっぱいだった。
「・・・龍神様。本当に俺なんかができるのでしょうか。」
龍神「できますよ。あなたは強いから。地球を守ることくらいできます。」
「・・・わかりました。やれるだけのことはやってみます。」
龍神「よかった。では頑張ってくださいね。」
「はい。」
俺は部屋を出た。
(やれるだろうか)
そのまま俺は自分の部屋に戻り修行をした。
~出発の日~
龍神「漣、あなたに言いたいことがあります。」
「何ですか?」
龍神「愛を持ちなさい。そうすればあなたは強くいられます。そして孤独なものを助けてあげなさい」
「分かりました。行ってきます。」
龍神「いってらっしゃい。」
こうして俺は地球に向けて旅立った。
~地球~
「ここが地球か。俺がいたころ(前世)とだいぶ違って自然が多く、いいところだ。」
漣がたどり着いたところは森で鹿や野ウサギやイノシシが見られたところだった。ただ見えただけで警戒して近づいてこなかった。
「まあいいや。とりあえずここで休もう。」
その時、
???「きゃああああああ。」
「ん?あっちで悲鳴が聞こえた。早くいってみよう。」
漣は悲鳴の聞こえたほうへ行った。
そこには銀髪の三つ編みをして服の左右が赤と青で別れた女性が3匹の獣みたいな人間みたいなものに追いかけられていた。女性が木の根に引っかかてコケる。そして獣が追いつく。
「助けるか。」
漣はスピードを上げ女性の前で止まる。
獣1「何だてめえは。」
「う~んまあ、この女性を助けに来たんだけどね。」
獣2「なら、てめえも一緒に俺らの腹の中に納まれ!」
獣3「いくぞ。」
「はあ。しゃあない。やるか。」
???「駄目よ!あなた逃げなさい。あなたが勝てるような相手ではないわ。」
「大丈夫だって。」
獣がいっぺんに襲ってくる。それを漣は片手で止める。
獣1「うそだろ。」
「こんなもんか。剣を使うまでもないな。」
漣は獣の1体を蹴る。すると蹴られた獣が木を折りながら吹っ飛んでいく。
「さあ次は誰がやる?」
獣2「やっ、やばい!」
獣3「逃げろ!」
「あっ。一つだけ言っておくけど蹴られたやつたぶん無傷だよ。助けてあげな。」
獣たちは聞こえたのか聞こえてないのかわからないが逃げた。
???「ねえ。」
「ん?」
???「助けてくれてありがとう。」
「いいよ。」
???「よかったら。うちに来ない?お礼をしたいの。」
「いやいいよ。」
???「だけどあなた行く当てがないのでしょう?」
「うっ。」
???「だからうちにいらっしゃい。」
「いいの?」
???「いいわよ。というわけで行きましょう。」
俺は女性についていった。
side???
うかつだった。武器とかなにももっていかずに薬草をとりに行くといって、妖怪に出会ってしまった。それもかなり強い3匹の妖怪じゃない。
妖怪1「おっ久々の人間だ。」
妖怪2「早く捕まえようぜ。」
妖怪3「腹減った。」
妖怪たちは私を捕まえて、食べる気なのだろう。そうならないように私はとりあえず逃げる。
「きゃああああああ。」
逃げている途中で木の根に引っかかてコケてしまった。ああもう妖怪がすぐそこまで来ている。私の人生もう終わるのかないやだな。
すると空から白髪の少年が私の前にやってきた。まさか対峙するきなの?
妖怪1「何だてめえは。」
???「う~んまあ、この女性を助けに来たんだけどね。」
妖怪2「なら、てめえも一緒に俺らの腹の中に納まれ!」
妖怪3「いくぞ。」
???「はあ。しゃあない。やるか。」
「駄目よ!あなた逃げなさい。あなたが勝てるような相手ではないわ。」
???「大丈夫だって。」
妖怪がいっぺんに襲ってくる。私あもう駄目だと思い、目をつぶる。だけど人間を食べる音は聞こえなかった。恐る恐る目を開けると少年は片手で止める。
「嘘でしょ。」
???「こんなもんか。剣を使うまでもないな。」
漣は獣の1体を蹴る。すると蹴られた獣が木を折りながら吹っ飛んでいく。
???「さあ次は誰がやる?」
獣2「やっ、やばい!」
獣3「逃げろ!」
???「あっ。一つだけ言っておくけど蹴られたやつたぶん無傷だよ。助けてあげな。」
妖怪たちは聞こえたのかどうかわからないけど逃げた。たすかった。
「ねえ。」
???「ん?」
「助けてくれてありがとう。」
???「いいよ。」
「よかったら。うちに来ない?お礼をしたいの。」
???「いやいいよ。」
「だけどあなた行く当てがないのでしょう?」
???「うっ。」
「だからうちにいらっしゃい。」
???「いいの?」
「いいわよ。というわけで行きましょう。」
少年は私の後をついてくる。
「そういえばあなたの名前はなんていうの?」
???「ああ俺の名前は矢神漣。」
「そう。私の名前は八意永琳よ。よろしくね、漣。」
漣「よろしく。」
「そういえば漣、あなた、妖怪に蹴った妖怪のこと無事って言ってたじゃない、なんで?」
漣「ああ。あれは蹴った瞬間に治癒して背中に霊力の壁を作ったからね。」
「なんでそんなことしたの?」
漣「だって妖怪も生きているじゃないか。そんなものを俺はむやみに殺したくはない。」
「そうなの。あなたいい人なのね。」
漣「そうでもないさ。」
私たちはこんな話をしながら都市に向かっていった。
どうでしたか。永琳の性格が崩壊してないか自分では結構不安です。
そして漣、まだ卍解と万華鏡以上の瞳力を手に入れられてないんですよね。いずれ手に入れます。
感想等があったら気軽に書いてください。
それとUAが700、お気に入りが15件を超えました。皆さん、ありがとうございます。