side漣
「き、きっつい」
龍神「まだまだですね。」
炎が燃え滾る中、俺は龍神様に向かって剣撃をしていた。だが龍神様は余裕な様子で攻撃を紙一重でかわしていく。
俺は今修行をしていた。なぜ修行をしているのかというと、今日の朝食の時、
龍神「漣。今日は修行とあなたの力を見ます。刀を持ってきて来てください。」
「なぜですか?」
龍神「あなたの力は人としては強いのですが神としては全然なのです。このままではこの世界では生きてはいけませんよ?」
「そうなんですか。」
俺は正直迷っていた。力をつけるのはいいが力を持ったものが忌み嫌われることがあり、それにならないか心配だったのだ。
龍神「それにあなたは神です。あなたは守られる側ではなくて守る側なのです。あなたに大切な人ができたらそれを守るためにも力をつけるべきなのです。またあなたに与えた力は強力です。その力をコントロールできておかないと力によって暴走しますよ。」
これは痛いことを言われた。こうなったら自分が暴走しないようにしないといけない。
「・・・わかりました。」
龍神「なら、ご飯を食べ終わった後修行場所に来てください。そこで修業します。場所はここから右に行ったところが修行場になります。」
~食事後~
俺は龍神様の指定された部屋に来た。そこはとても熱く炎が燃え滾っていてなんか入った瞬間体が重くなった。
「龍神様来ました。」
龍神「いらっしゃい。まずはあなたの力を見ます。なのでそのままそこに立っていてください。」
「分かりました。」
俺はそこにつっ立った。正直立っているだけでもきつい。だが龍神様は俺を見ている。迷惑をかけないようにしないと。
ざっと2分くらいが経っただろうか、龍神様が
「・・・やっぱりそうでしたか。漣、あなたには私たち神が持つ力の神力のほかに人間たちが持つ霊力、妖怪たちが持つ妖力がありました。一つの体に3つの力を持っているのは初めてです。ですがなぜ3つの力を持っているのかの予測はある程度できています。霊力はたぶんあなたは前世があり前世が人間だったのでその力を持っているのでしょう。また転生するときに私がお礼として尾獣の力をあげましてよね。その力が霊力と妖力になったのです。また妖力はほかにもあります。妖力は虚の力も混ざっています。今はおとなしいですがこのまま放っておくと暴走してしまうかもしれません。なので今のうちにその力と同調して暴走がないようにしないといけません。そして神力ですがそれには斬魄刀と能力の2つの力が混じってます。今回の修行は能力を使いこなすことと虚の力をコントロールすることです。わかりましたか?」
「・・・分かったんですがここは何でこんなにも重くて熱いのですか。」
龍神「ここは修行の間と呼ばれ今は重力が50倍、気温が250℃です。修行の間は重力が10倍から1000倍まで変えられて気温が下は絶対零度(-273.15℃)から上は1500万℃まで変えられます。そしてここは時の流れが速く普通の2万倍なのですがここのいいところは力はつくのですが寿命は外と同じなのです。」
「修業場所としてはいいところですね。」
龍神「・・・いっときますがあなたはこの空間を作れるようになってもらいますよ。」
「いや、無理でしょ。」
龍神「無理ではないです。あなたが転生するとき能力『時空間を操る程度の能力』を与えましたよね。あれの補足として修行用しか扱えないといったのですがその能力の効果はこれになるのです。」
「なんかすごい能力をもらいましたね・・・。」
龍神「まあとりあえずはあなたの斬魄刀を使えるようにならないといけません。まずはそこから始めましょう。」
「分かりましたがどうすればいいのですか?」
龍神「まず座禅をして剣を膝の上に乗っけます。剣は持ってきましたよね?」
「はいここに。」
龍神「そして瞑想をすれば多分斬魄刀と話せれると思います。」
「分かりました。やってみます。」
俺は座禅を組み膝の上に剣を置いた。話している途中でこの空間が熱さから寒さに変わった。重力は何とかなれた。
瞑想をしていると俺は意識を失った。
龍神「自分の斬魄刀と話せる精神世界に行きましたか・・・。頑張ってください、漣。」
どうでしたか。感想でほかの神と違うところはどこなのかという質問をもらいましたが違いは神力のほかに霊力と妖力を持っているということです。
さらに修行の間ですが他の神たちも修行の間は熱さ、寒さ、重力全部上限までやって普通(7か月以上)に過ごせます。ですが漣は誕生したばかりなので今のところ修行の間で3日が限界です。
来週の投稿は休みます。理由は学祭で投稿ができなくなるからです。
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