東方転神録   作:どこにでもいる平凡人

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他の小説を読んでると皆さんうまいですね。
自分もうまくなれるよう頑張らないと。
それと更新遅くなって申し訳ありません。


24話 第二次人妖大戦①開戦

side漣

 

『敵襲!敵襲!東の方から妖怪が襲撃!軍の皆さんは戦闘に備えてください。繰り返す、敵襲!敵襲!東の方から妖怪が襲撃!郡の皆さんは備えてください』

 

漣の悪い予感は当たった。

 

漣は妖怪のいる東の方に向かおうとするが梨香がそれを止めた。

 

梨香「あなたは軍の長官なのよ。ロケットに乗りましょう。」

 

梨香に言われたが、漣はそれでも行こうとする。

 

漣は万華鏡写輪眼を発動し、右目の瞳力『雨之常立(あめのとこたち)』を発動して、その能力の一つである『別天津神(ことあまつかみ)』で梨香を幻術に落とした。

 

基本万華鏡写輪眼の瞳力は片目に一つの瞳術しか宿らないが、『天之常立』の瞳力は全ての瞳術を使うことができるという瞳術である。しかし、これは万華鏡写輪眼を開眼した人間の視力低下する速度の3倍である。なので一回使ったらかなりの視力が落ちるのである。

 

ちなみに左目の瞳術は『豊雲野(とよぐもぬの)』という瞳術であり、『天之常立』がすべての瞳術を使うことができるのなら『豊雲野』は瞳術を複数使うことができる瞳力である。

 

例を言うと『天之常立』で発動した『別天津神』は対象が一人しかできないが、『豊雲野』を発動することで、『月読』で対象者を複数人にすることができる。

 

「大丈夫。すぐに戻るから。」

 

梨香「ならいいけど・・・。」

 

そう言い、漣は妖怪たちがやってきている東の方へと向かっていった。

 

東の方へと行くともう軍の人間たちが何人か着いていた。

 

軍人1「お疲れ様です。軍長。」

 

「妖怪はどれくらいいる?」

 

軍人2「それが・・・。」

 

軍人の声がフェードアウトしていくような感じが発していく。その声からするに、よくない数なのだろう。

 

軍人3「あちらの方になります。」

 

別の軍人が指をさす。

 

その方向を見ると、そこには平原を埋め尽くすような妖怪らしき影が見当たった。もしそれが全部妖怪なら優に10万は超えているだろう。

 

「結界を張るからみんなは結界から出ないように。俺はあの妖怪たちを倒してくる。」

 

軍人「「「「「はっ!!!」」」」」

 

漣は結界を張るためにまず、都市の中央に行き、そこから空に飛び、都市の六方向に向けて黒い杭を放った。

 

その杭が地面に突き刺さることを確認すると、漣は印を結んでいく。

 

そして結び終わると、

 

六赤陽陣(むせきようじん)!」

 

すると黒い杭の先から火が点火し、それを六角形の頂点にするように結界が張られた。結界の高さは都市の一番高い建物の約2/3くらいの高さである。

 

漣は六赤陽陣の外に出て、こちらにやってくる妖怪の前に降り立つ。

 

妖怪たちを見据え、六道の力を開放し、六道仙人モードになる。

 

六道仙人モードになって、後ろにある求道玉を一個棒状に変化させ、妖怪たちに突っ込んでいく。

 

妖怪たちも同様に漣に突っ込む。

 

一体目の妖怪に突っ込むと漣は棒状に変化させた求道玉をそのまま妖怪に切りつけ、倒していく。

 

切りつけるだけではなく、妖怪の頭をつかんで猛スピードで回転し、投げ飛ばし、別の妖怪にあてて、陣形を崩し、そこから攻撃していった。

 

また、漣は印を結んでいき、

 

「水遁『水牢城(すいろうじょう)の術』!」

 

地面から突然水が出てき、妖怪たちを飲み込んでいった。

 

水は飲みこみ終わると、形を変えていって、城のような形になり、牢の部分に妖怪たちは閉じ込められていった。

 

勿論檻の部分も水で満たされており、そのまま水に溺れたまま窒息死することもできるのだが、漣は、背中にある自身の斬魄刀を抜き、

 

「統べろ『龍王』!」

 

解号したことにより、剣の鍔が丸から龍の頭の形になっていく。

 

龍の形になったとき、

 

「『龍王』、『氷輪丸』」

 

漣はそうつぶやくと剣の柄尻から鎖が伸び、その先には、三日月状の刃物が付き、鍔が龍の形から、氷輪丸の紋章である十字の花形に変わっていた。

 

すると、漣の周りの気温は下がっていき、大気は雲ができて雹が降ってきた。

 

雹がだんだんとまとまっていき、一体の巨大な氷の竜ができた。

 

竜は水牢城に突っ込んでいき、水牢城が凍っていく。

 

その様はまるで氷でできた城のようであった。

 

氷の城が完成すると、漣は水牢城に捕まらなかった妖怪たちを倒すべく、ほかの場所へと向かっていった。

 

漣は妖怪たちを倒してく。倒していく途中で、妖怪たちに攻撃を食らわされることもあったが、その攻撃は全て雨之常立による神威によって、すり抜けていた。

 

正確に言うとすり抜けたというよりは、相手と接着している部分は神威による能力で時空間に移動しており、すり抜けているように見せていたのだ。

 

そして妖怪を何体倒したかわからなくなるほど、倒したとき、不意に黒い鎌のようなものが漣の首筋にあたりそうになり、それを間一髪でかわした。

 

鎌みたいなものをかわして顔を上げると、そこには

 

「ルーミア・・・。」

 

闇を纏って浮いているルーミアがいた。

 

ルーミア「久しぶりね。あなたを倒しに来たわ。」




どうでしたか。
月読、神威、別天津神はNARUTOと同じ能力です。
次回ルーミア(ex)戦

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