東方転神録   作:どこにでもいる平凡人

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さっき毎日の単発で☆5卍解一護を手に入れてあっ、まだ運あるんだなと思ったどこにでもいる平凡人です。
どうでもいいのでどうぞ。


16話 人妖大戦⑤カグヤvsオリフィア1

sideカグヤ

 

カグヤの目の周りにスジが浮かぶ。白眼を発動させる。

 

カグヤは右手を横に伸ばし、黒い空間を開く。その空間はオリフィアの横につながっていてカグヤはその黒い空間に手を突っ込みオリフィアをつかんで黒い空間の中へ引きずり込む。

 

オリフィア「!!」

 

カグヤも黒い空間を開き、カグヤ自身も入り込んでいく。

 

 

 

 

 

sideオリフィア

 

オリフィアを無理矢理引きずり込まれた場所は溶岩の海だった。

 

オリフィアは落ちていくのをなんとか空を飛ぶことで回避し、今自分がどのような状況なのか推測していた。

 

「ここは・・・。少なくともさっきまでいた場所じゃないわね。あの黒い空間に引きずり込まれたかしら。」

 

するとオリフィアを引きずり込んだ空間が開き、そこからカグヤが出てくる。

 

「何をしたの・・・?」

 

カグヤ「ワラワがこの空間に引きずり込んだのだ。」

 

カグヤはしゃべり終えるとオリフィアに向かって突っ込んでくる。背中には灰骨でできた針山ができていた。そして手のひらから背中にある灰骨が伸びている。

 

カグヤは伸びていた灰骨を放つ。

 

その灰骨は危険だと直感で感じ、それをよけ、能力でカグヤの後ろに移動する。

 

オリフィアは移動して右腕に妖力で作った剣でカグヤの右肩を狙い、切ろうとする。

 

 

カグヤ「鋼遁(こうとん)鋼化(こうか)の術』」

 

見た目は何も変わっていないのに、妖力で作った剣が通らない。

 

「なんで刃が通らないの。」

 

オリフィアは驚いているとカグヤは髪から針を飛ばしてくる。オリフィアは大体はよけるがよけれないと判断したものは妖力で作った剣ではじき、何とか対処していた。

 

だが次第に対処しきれなくなり髪の針がオリフィアに刺さっていく。まず、右足と左腕に髪の針が刺さった。

 

刺さったところにオリフィアは違和感を感じる。刺さった場所が動かないのだ。髪が何本かまとまった状態での針に刺さった状態なら普通動けないなんてことはない。だがオリフィアの右足と左腕は動かなくなっていた。

 

(なんで動かないの…?)

 

オリフィアは必死に右足と左腕を動かそうとするが動かない。

 

オリフィアの右足と左腕が動かなくなったのを見たカグヤは髪の針をやめ、背中と手のひらにまた灰骨を出してきた。

 

(こうなったら・・・)

 

オリフィアは能力を使い、自分のいた世界に戻る。

 

妖力で作った剣を解いて刺さっていた髪の針を引き抜く。

 

髪の針を引き抜くと動かなかった右足と左腕は動くようになり、どの調子か確かめる。

 

蹴りをしたり、パンチをしたりして調子を確かめる。その速さは残像ができるほど早い。

 

(よかった。普通に動く。)

 

オリフィアは向こうに行くのは危険だろうと思い、此処にとどまってあっちがこちらに来るのを待つことにした。

 

 

 

 

 

side依姫

 

オリフィアが梨香のそばを去ってから、漣(?)の近くにオリフィアの妖力を感じた。その直後2つの力のぶつかり合いを感じ、その方向を向くと薄いオレンジちオリフィアがぶつかり合っているのだった。

 

(漣・・・。)

 

すると薄いオレンジはオリフィアに蹴りを食らわされて落ちていく。

 

梨香「漣!!」

 

「梨香!駄目です!」

 

梨香が向かおうとするのを依姫は手をつかんで止める。

 

梨香「なんで!」

 

「私たちが言っても意味なんかはない。それどころか余計に漣の邪魔になってしまう。」

 

依姫と梨香が話し合いをしていると急に妖力が高まり、角が生えたロングストレートの女性が現れた。

 

女性は右腕を横に伸ばし、黒い空間を開く。するとその右腕はオリフィアの横につながっていてオリフィアはその黒い空間の中に引きりこまれる。女性もその黒い空間の中に入っていく。

 

入っていったあとあの黒い空間は閉じられた。

 

するとオリフィアと女性の力を感じなくなった。

 

(何だったんだ今の女性は・・・。それにオリフィアがあの黒い空間に引きずり込まれたときオリフィアの妖力とあの女性の力を感じなくなった。なんなんだあの黒い空間は。)

 

依姫と梨香はただただその光景を見ていることしかできなかった。

 

 

 

 

 

sideカグヤ

 

『共殺しの灰骨』でとどめを刺すつもりだったカグヤはオリフィアが逃げたことにより、タイミングを逃した。

 

「ちっ。」

 

(どこだどこにいる。)

 

白眼で周りを見渡すがオリフィアらしき力を感じるものは見当たらない。

 

(なら別の空間か。)

 

カグヤは黒い空間―――黄泉比良坂(ヨモツヒラサカ)を発動してさっきまでいた世界に戻ってきた。

 

戻ってくるとそこにはオリフィアがいた。既に点決に刺された兎毛針(とげばり)は抜かれていた。

 

オリフィア「あなた不思議な技を使うのね。おかげでさっきまで刺されていた右足と左腕動けなかったわ。」

 

カグヤはどうでもいいかのように共殺しの灰骨を放つ。

 

オリフィアはそれを難なくよける。

 

オリフィア「人が話しているときに攻撃するとわね~。ところでその灰骨は何?」

 

「ワラワには関係ないこと。それとこれが何なのか知りたいのなら食らってみるがよい。」

 

オリフィア「そんなこと言われて食らう人じゃありませんよ。」

 

カグヤは共殺しの灰骨を放っているがオリフィアはそれを普通によける。

 

(埒が明かない。こうなったら。)

 

「影分身。」

 

カグヤの横にカグヤが5人現れた。影分身のカグヤたちは黄泉比良坂を使ってオリフィアの後ろ横、上、下に移動する。

 

5人のカグヤたちは拳にチャクラをため拳を放つ。八十神空撃(やそがみくうげき)を全方位から放って仕留めようとするのだ。

 

しかし、オリフィアはこの攻撃も能力でよける。

 

だが、白眼を発動しているカグヤは残りのチャクラの量がほとんどないことに気付いていた。




どうでしたか。
自分の小説読んでて思ったんですがここ最近ずっと戦争のことばっか書いているような気がします。
それとUAが3000を突破しました。ほんとありがたいです。

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