それではどうぞ。
sideオリフィア
都市の方に向かっているとオリフィアが戦いがっていた相手が来た。ただその相手は前であった時の翡翠色の瞳ではなく赤色で左は下向き、右は上向きの三角形で両方とも三角形の中心に赤い丸があった。
「やっと会えたわね。」
ルーミア「誰あの少年?」
「私が戦いたかった相手よ。」
ルーミア「ふーん。じゃあ、私がちょっと味見してこようかしら。」
ルーミアはやってきた少年の方へと向かった。そして二人はどこかへ移動した。
(人目のつかない場所へと移動したわね。私も行こうかしら。)
オリフィアも二人の後をついていった。
side漣
オリフィアを見つけると、急に横にいた金髪で大剣を持った女性がこちらに来た。
「何?」
???「私はルーミア。あなたは?」
「・・・矢神漣。」
ルーミア「漣ね・・・。ねえ、あなた私と勝負しなさい。」
「いいぜ。やってやる。」
ルーミア「その前に場所移動をしましょうか。ここじゃあ戦いにくいし。」
「わかった。」
するとルーミアは背中にある漆黒の翼で羽ばたき、漣から見て右の方へと飛んでいった。漣もルーミアについていく。
side梨香
依姫「あれはルーミア!!」
「ルーミア?」
依姫が驚いているのとは別に梨香は誰のことかわからず、依姫に聞いた。
依姫「別名『宵闇の妖怪』。ルーミアのせいで何人もの軍人が命を落としていったわ。それで軍や政治の中では一番危険な存在として知られてるの。」
「やばいじゃないですか!」
依姫「あっ。ルーミアと漣が場所を移動したわ。私たちも行ってみましょう。」
梨香と依姫は一定の距離を保ちながら漣とルーミアの後をついていった。
side漣
漣とルーミアが下りた場所は周りに生物の気配がしない森の中だった。
ルーミアは両腕を広げてゆっくりと着地する。漣の後ろにはオリフィアがゆっくり着地した。
ルーミア「さあ、
ルーミアが言葉を発し終えると同時に漣とルーミアは同時に駆け、漣は背中に背負っていた龍王、ルーミアは左手に持っていた大剣を振りかざし、ぶつかった。
その瞬間、周りにあった木の葉が揺られた。
ルーミア「へえ~。なかなかやるわねえ~。」
ルーミアは距離をとった。そしてルーミアから黒いモヤみたいなものがでて周りを真っ暗にした。
「!」
漣は周りをきょろきょ見渡している。
ルーミア「どうしたの?」
ルーミアは笑って漣に聞いてきた。
「・・・なるほどこれがお前の能力か。」
ルーミア「そうよ。これが私の『闇を操る程度の能力』でここらへんを闇にしたの。これであなたは何も見えなくなったでしょ。」
ルーミアはそう言いつつ、漣に拳をかまそうとする。
が、
漣は食らわなかった。漣の周りには紺色の骸骨の上半身のようなものが漣をおおっておりそれでガードしていたのである。
ルーミア「何、それ・・・。」
「これは『スサノオ』って言ってな。俺の防御でもあり攻撃でもある。」
そう漣が言うと上からスサノオの手がルーミアに拳となって振り下ろしてくる。
ルーミア「・・・っ!」
ルーミアは振り下ろされた拳をなんとかよける。
よけた瞬間に突然ルーミアの腕に黒い炎が発火する。
ルーミア「きゃああああああああああ!」
漣の目からは右目から血が流れていた。そしてその右目は充血していた。
「それは対象のものが燃え尽きるまで絶対に消えない『天照』だ。」
ルーミアはのたうち回る。だがすぐにルーミアはのたうち回ることを辞め、普通に立った。そして腕に発火していた黒炎も消えていた。
「・・・おまえどうやって『天照』をけした・・・。」
ルーミア「簡単なことよ。私の腕と発火している黒炎の間に闇を入れてその闇を代わりにしたもの。
そんなことができるのかと野暮なことは聞かないでよね。この闇事態私の体みたいなんだからそんなこと朝飯前なのよ。
今度はこっちの番ね。」
スサノオに囲まれていた漣が突然殴られる。しかし、そこには拳などはなかった。
「ぐっ!」
ルーミア「何が起こったのかわからなかったでしょ。何が起こったのか教えてあげる。あなたのその『スサノオ』の内側に私の闇を入れてそれで攻撃したの。」
漣はルーミアの闇よってスサノオの内側からどんどん殴られていく。しかも『スサノオ』を出しているので、それが壁となって漣は脱出しようにも思うようにできていない。
(くっ、こうなったら『スサノオ』解除だ。)
漣の『スサノオ』は揺らめきながら消えていく。そして完全に消えかかったとき、
ルーミア「かかったわね!月符『ムーンライトレイ』!」
ルーミアは両腕を広げ、両腕からレーザーが出てくる。そしてそれを狭める。
そして漣に直撃した。
ムーンライトレイによって暗闇だが煙が立ち込める。しかしルーミアは闇の妖怪なので暗い場所でも煙は普段と同じようにみることができた。
やがて煙が晴れていき、漣のシルエットがぼんやりと見えてくる。そして漣の姿が見えた時、ルーミアは驚いていた。
漣の姿が薄いオレンジ色になっており、着ていた羽織の背中には渦があり、その下には9つの勾玉があった。腕は指の第2関節までは黒くなっておりそこからは薄いオレンジだった。肩には黒い丸とそのちょっと外に黒い円、そして左右に黒い線があった。
漣の前の方は黒色で襟には6つの勾玉、へそのあたりで黒丸がわかるように薄いオレンジの円があった。漣の後ろには9個の黒い球が浮かんでいた。
「さあ第2ラウンドやろうぜ。」
どうでしたか。漣君六道仙人モードになりましたね。さてルーミアと漣どちらが勝つのでしょうか。
そしてUAが2000、お気に入りが25件を超えました。本当にありがたいことです。これからも頑張って行きたいのでどうかよろしくお願いします。