東方転神録   作:どこにでもいる平凡人

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最近リアルがとても忙しいどこにでもいる平凡人です。
今回新キャラが出ます。
それではどうぞ。


9話 入試1 筆記試験

side漣

 

あれから一か月がたった。

 

「それじゃあ行ってきます。」

 

永琳「頑張ってね。会場は学校にあるから。」

 

俺は会場に向かった。

 

~移動中~

 

現在の時刻は9時半。試験が始まるのが10時半だから1時間くらいの余裕がある。

 

「結構人がいるな。」

 

試験会場の中は結構人がいた。ざっと1000人くらいいた。年齢層を見ると15,6歳の人たちが大半を占めいていた。

 

永琳から聞いた話だと合格者数は毎年100人程度で特例で10人くらい合格者もいるらしい。

 

「まあ頑張るか。」

 

それはそうともう試験が始まる。試験は筆記試験、身体試験の2種類で筆記試験は数学、物理、政治学の3つからなる試験である。また、身体試験は剣術、弓術、戦闘術、治療術、霊力測定の5つからなる。しかし、霊力測定は目安として量るだけなので実質的には剣術、弓術、戦闘術、治療術の4つである。順番は筆記試験、身体試験の順で、筆記試験は政治学、物理、数学の順になっている。身体試験は霊力測定、剣術、弓術、戦闘術、治療術の順になっている。ちなみに筆記試験は一科目、90分の試験時間で試験と試験の間には10分の休憩がある。身体試験は各々による。

 

試験官「それでは試験を開始する。受験生は席に着くように。」

 

試験官の合図により、みんな席についていく。この試験は席指定はないのでみんな自由に座っている。

 

試験官「これより筆記試験を開始する。まずは政治学。今から問題用紙と回答用紙を裏にして配っていく。合図があるまで表にしないように。もしした場合、そのものはカンニング行為として失格とする。」

 

別の試験官が問題用紙と回答用紙を配っていく。両方とも裏にされた状態だった。

 

試験官「全員いきわたったな。それでは今から90分間の政治学の試験を開始する。それでははじめ!!」

 

みんなが一斉に問題用紙と回答用紙をめくっていく。勿論、俺もめくって解いていった。だがしかし、

 

(全然わかんない。)

 

なぜなら漣は都市に来てまだ一か月しかたっておらず、その一か月もほとんど永琳の手伝いなどで政治的なことはさっぱりだったのだ。

 

(前世を参考に解いていくか)

 

こうして漣は、前世の記憶を頼りに政治学を解いていった。

 

90分後

 

「終わったー。」

 

漣は何とか半分解くことができていた。

 

「次は物理か。これなら何とかなりそうだぞ。」

 

一応漣の学力は高校レベルである。なのである程度の問題は解けるのである。

 

試験官「みんな席に着け。そしてカンニングとなるものはしまえ。次は物理だ。それでは問題用紙と回答用紙を配っていく。私の合図があるまでは表にしないように。・・・いきわたったな。それでははじめ!!」

 

みんなが一斉にめくっていく。

 

(これなら解けそうだ。)

 

内容は力の保存などであり、高校生でも解けるような問題だった。

 

90分後

 

(まあまあだな。)

 

漣は全部解くことができた。

 

試験官「それでは筆記最後の試験数学を始める。これから問題用紙と回答用紙を配っていく。合図があるまで表にしないように。」

 

漣の得意科目が来た。

 

内容は微積分で高校生で習うような科目だった。

 

(これは余裕だ。)

 

漣はすらすらと問題を解いていく。その結果、試験開始から1時間で問題を解き終えていた。そして残った時間で見直しをしていく。前の2科目は時間ぎりぎりまで使っていたため見直しはできなかったが数学はできたのだ。

 

(どこも修正点はないな)

 

試験官「時間だ。それでは問題用紙と回答用紙を回収していく。」

 

他の試験官が受験生の問題用紙と回答用紙を回収していく。

 

試験官「全部回収し終えたな。それでは筆記試験はここまで。この後は身体試験なので気を抜かないように。以上。」

 

皆、各々立っていく。そんな中、2人の男女が漣に近づいてきた。

 

女「ねえ。筆記試験どうだった?」

 

「う~ん、まあまあかな。」

 

男「俺は全然だったぜ。特に政治学が難しかった。」

 

「確かに。全然ここの政治がわからなかったよ。」

 

女「え~そう?私は物理がわからなかった。」

 

「そうかな物理はまあまあだったよ。ところで君たち誰?」

 

海斗「俺は『名織 海斗(なおり かいと)』っていうんだよろしくな!」

 

梨香「私は『名織 梨香(なおり りか)』っていうの。ここにいる海斗の妹だよよろしくね。」

 

「俺は『矢神 漣』っていうんだ。よろしくな。」

 

梨香「知ってるわ。あなた、永琳様が危なくなった時に助けたんでしょ。しかも妖怪の拳を楽々と受け止め、蹴り一発で倒したっていう噂の子でしょ。」

 

「なんでそれを知ってるの?」

 

海斗「今、この学校じゃその噂でいっぱいだぜ。この学校は軍隊になれるだけではなく、政治家にもなれるんだ。そのせいでその噂はこの学校じゃあ有名なわけ。それにあの永琳様を助けて月読様から推薦を受けたんだろ。そりゃあ噂が有名になるのも当たり前だな。」

 

梨香「それにしても本当に背がちっちゃいのね。そして白髪。」

 

「ほっといてくれ。」

 

海斗「・・・っと、そろそろ身体試験が始まるから体育館へ行こうぜ。」

 

「そうだな。」

 

梨香「ええ。」

 

漣たちは体育館に向かっていった。




どうでしたか。新キャラは名織海斗&梨香でした。
いや~それにしても漣君合格するんですかね~。
それと最近忙しくなってきそうなのでもしかしたら不定期になるかもしれませんけどなるべく土曜か日曜のどっちかに出すようにします。

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