衝動的に声を掛けた志亜が紅の少女と見つめ合うことで、無言の時が流れていく。
こうして近くで彼女の顔を見ていると、志亜の心には得体の知れない感情が込み上がってくる。
それは昨日プレイした「HKO」のフィールドで紅蓮の炎を見た時と、何となく似ている感覚だった。
共通しているのは、どちらも鮮やかな紅を纏っているということだろう。志亜の心は思わず手を伸ばして、その髪に触れてみたい衝動に駆られていた。
「おいクレナ、中学生威圧して何やってんだ?」
永久に続くかのような二人の沈黙を破ったのは、志亜でも紅の少女でもなく、ひいては志亜の後ろから遠目に様子を窺っている麗花でもなかった。
聴いたことのない第三者の声は上の歩道から聴こえてきたものであり、そちらに横目を向けた紅の少女が煩わしそうに名を呟く。
「……ルキか」
「ほらよ、麦茶買ってきてやったぞ。ありがたく受け取りな」
「たすかる」
右手にコンビニのレジ袋をぶら下げた一人の少女が、芝生の丘を下りながら紅の少女へと歩み寄る。その袋から無造作に投げ渡されたペットボトルを紅の少女が受け取ると、手元の地面に置いた。
彼女は紅の少女の友人なのだろうか。腰まで届く長い黒髪をおさげに結んで一本に垂らしている少女の姿は、紅の少女と同じ学校のセーラー服を纏っていた。
そんな彼女もまた、人形のように整った顔立ちをしている。
「ゴミ拾いか。放課後だっていうのに、立派な子もいるもんだ……ね?」
大量に詰め込まれたレジ袋の中から棒状の駄菓子を取り出しながら、おさげの少女の視線が志亜の方へと寄せられていく。紅の少女の友人らしき彼女の瞳は、サファイアのような青色をしていた。
紅の少女の瞳と似たような性質を感じる、神秘的な美しい瞳。しかしその視線が志亜の姿に向いた時――彼女はその目を大きく見開き、素っ頓狂な声を上げた。
「フィァ!?」
あんぐりと口を開き、彼女はその手からぼとりとレジ袋を落とす。
驚きの余り、といった反応である。彼女が自分を見た瞬間、何故そのような顔をするのか……思い当たる節の無い志亜はただ首を傾げるばかりだった。
そんなおさげの青眼少女に対して、紅の少女が小さく溜め息を吐く。
「……そうぞうしい。変なこえをあげるな」
「あ、ああ……すまん。君も、驚かせて悪かったな」
「志亜は、気にしてない、です」
忘れ物でも思い出したのだろう。彼女の奇声にそう察した志亜は心配そうな目を返す。
それに対しておさげの少女は気恥ずかしそうに頬を赤らめながら、落としたレジ袋を拾い上げながら志亜に問い掛けた。
「えーっと……邪魔したな。君はクレナ……こいつと何か話してたのか?」
「ううん。志亜はただ、見ていた」
彼女に親指を指された紅の少女は、依然スケッチブックを両膝に乗せたままこちらに目を向けている。
幸にもおさげの少女の登場により常の冷静さを取り戻した志亜は、改めて少女と向き直り、先ほど彼女に声を掛けた理由を語り出した。
「貴方の髪の毛が……とても、綺麗だったから」
「…………」
「志亜は、貴方に見とれて……気づいたら、話し掛けてた」
この川を訪れる前には高校の庭園に咲く薔薇の花々を見てきた志亜だが、そんな志亜をしてもこれほどまで綺麗だと感じた紅色は初めてだった。
魂の底から打ち震えるような、そんな感動を彼女の美しさに感じたのだ。
志亜が自らの感情を拙い言葉ながら包み隠さず明かすと、おさげの少女が苦笑を浮かべながら彼女の肩を叩いた。
「良かったなクレナ、あんた女子中学生にもモテるみたいだぞ?」
「だまってろ」
茶化した物言いをする彼女に、紅の少女が視線すら返さず冷たく突き返す。
クレナ――そう呼ばれた紅の少女は穢れのない双眸で志亜を見つめ、数拍の間を空けて言い放つ。
「……ようけんは、それだけか?」
凛とした顔立ちに比べて少々アンバランスに感じる、やや呂律が回っていない言葉。
それは志亜にとって耳当たりの良い声音ではあったが、心なしか不機嫌そうにも聴こえた。
その理由は描画の最中に声を掛けてしまった己の愚行にあると思い当たり、志亜は申し訳ない気持ちで頭を下げた。
「ごめんなさい。絵の邪魔をして、ごめんなさい……」
「……べつに、怒っているわけじゃない」
彼女の膝上に広げられている、スケッチブックに目を移す。
B5サイズの紙面に描き込まれていたのは、この那楼川の河原――そこに佇んでいる二羽の小鳥の姿であった。
風景も小鳥も、教科書のように綺麗に描かれていると志亜は思う。
しかし、今の彼女の前からは既に小鳥達の姿は無かった。志亜があたふたしている間に、二羽とも河原から飛び去ってしまったのだ。
「そうそう、こんな髪の色をしている奴がいたら誰だって気になるさ。君は何も悪くない」
「でも……」
おさげの少女が志亜を気遣い、紅の少女自身も怒っていないと言ったが、やはり悪いことをしてしまったと志亜は申し訳ない気持ちに目尻を下げる。
己自身の過ちを気に病む志亜に対して、紅の少女は言葉少なく言い放った。
「小さいことを、きにするな」
そこに込められていた感情が何なのかは、依然として変わらない凛々しい表情からは読み取れない。
しかし志亜の行動を些細なことだと許してくれた優しさは、確かなようだった。
「……ありがとう、ございます」
少女の寛大な心に、志亜はもう一度頭を下げて礼を言った。
ドリルヘアーの友人の元へ戻っていった小柄な少女の後ろ姿を眺めながら、おさげの青眼少女がドッと息を吐きながら呟く。
彼女にとってあの少女との対面はまさに寝耳に水であり、その額からは今も微量の冷や汗が流れていた。
「あー驚いたぁ……同一人物、だよな? あれは……まさかのリアルフィアだよ。やっぱりフィアは天使だったんや!」
何度もまばたきをしながら彼女の姿を確認してみるが、その体型と言い、その顔と言い……どこからどう見ても昨日共にVRMMORPGをプレイしたフレンドの姿にしか見えなかった。おまけに口調まで同じとくれば、もはや確定である。
オンラインゲームで出会った相手と、何の情報もないまま現実の世界で対面する。感傷的な運命さえ感じかねない確率である。
目の下にクマがあったことから現実の姿もアバターとそう変わりないとは思っていたが、完全にそのままだったとは予想外である。おかげで彼女がフィアであると一目見て気づくことが出来たので嬉しくもあるが、彼女の無防備さが心配になる。
そんな彼女と対面したことで、まるで人気アイドルと会えたように喜んでいるおさげの少女の様子に紅の少女――紅井クレナがまた溜め息を吐いた。
「ずいぶんと、かわいがっているようだが……あの少女は、わたしたちと同じ高校生だぞ」
「え?」
ゲームでの立ち振る舞いからリアルの年齢は中学生か小学校高学年辺りだろうと想像し、その想像が当たったと喜んでいたが、クレナの放った言葉は彼女の認識を見事に覆すものだった。
「なろう学園のせいふくは、高等部はリボンが青く、中等部は赤い。あの子のリボンは、青かった」
「マジかい……ってことは、フィアは高校生だったのか。まあ、私から見れば子供だし関係ないか!」
フィアの実年齢が十五歳以上であることが明らかになり、主に外見的な意味で衝撃を受けた少女であったが、立ち直りは一瞬だった。
フィアはフィア。それはそれとしてマジ天使。それが、ゲームから一貫している彼女の認識である。
かわいいは正義という言葉があるように、美幼女に実年齢など関係ないのだ。彼女が中学生であろうと高校生であろうと、コウテイペンギンの誇りを持つ彼女には関係のない事実である。
……ただ、純真無垢を地で行くあの少女と目の前の紅の少女を見比べた時、彼女には思うことがあったが。
「じゃあ、フィアとあんたは同学年なのか?」
「ああ。中学じだい、あの子のすがたを見かけたことがある」
「あー、そう言えばあんた、那楼中の卒業生だっけか。世間っていうのは、狭いもんだなぁ」
包み紙から抜き放った棒状の駄菓子を頬張ると、おさげの少女はそう言って手に持ったレジ袋を紅の少女の足元へと置いていく。すると少女はその足で地面を軽く叩くと、芝生の丘から河原に向かって跳躍していった。
距離にしてニ十メートルである。その距離を事もなげに一跳びした少女は、川の水辺まで足を運んでいく。そんな少女はローファーの上から靴下に入り込んできた水しぶきに「冷たっ」と感想を漏らすなり、浅い水面から飛び出している小岩の上へと跳び乗った。
普通の女子高生であれば危険な行動であり、普通の女子高生であればあり得ない運動能力である。しかし少女は、比喩を抜きに普通の女子高生ではなかった。
寧ろ彼女自身は、自分のことを人間とすら怪しいと認識しているぐらいだ。
そんな彼女はこの辺りから「リアルフィア」を含む人の気配が見えない場所まで離れた後で、そのおさげの黒髪を
「ほっ、ほっ、よっと」
東條ルキ――それが、おさげの青眼少女の名前である。
瞳の色と同じサファイアのような髪を靡かせたルキは、両手を広げてバランスを取りながら、水面に浮かぶ小岩から小岩へと器用に跳び移っていく。短いスカートの裾をひらりと翻しながら、彼女は踊るように川を渡っていた。
青い髪と瞳を持つ美しい少女が、軽快なジャンプで川の上を跳び回っている。まるで妖精が川で遊んでいるかのような幻想的な姿は、ここが日本の町であることも忘れさせる光景だった。
そんな光景を前にしながら、紅の少女が手元のペットボトルを手に取り、中の麦茶を一口飲んだ後、ぼそりと呟いた。
「絵のじゃまだ……」
軽く睨みながら放たれたクレナの声が聴こえたのか、青髪おさげの少女が水辺で躍る足を止めると、再び大ジャンプをして彼女の元へと舞い戻ってくる。
クレナの付近に置いたレジ袋を再び手に取ると、今度は20円チョコの包み紙を開けて口の中へと放り込んだ。
口内に広がる甘みに目を細めながら、ルキがクレナの向かい側に立ちながら言った。
「那楼市までわざわざ何の用かと思ったら、あんたに絵描きの趣味があったとは知らなかったよ」
今更の話になるが、スケッチブックを広げた紅の少女の姿はルキにとって意外なイメージだったのだ。
言いながら次の駄菓子をひょいひょいと口の中に放り込んでいくルキを相手に、クレナがスケッチブックから顔を上げて言う。
「しゅみぐらい見つけろと言ったのは、お前だろう」
「それはそうだ。オーディスは居なくなったんだし、もう殺伐とした毎日を送る必要は無いんだから」
「……それは、どうだろうな」
「不吉なこと言うなぁ。じゃあ何か? バトル漫画みたいに、今度は別の敵でも現れるってか?」
凛とした表情を崩さない、見る者によれば冷たいとすら感じるクレナに対して、ルキが気安げに話す。
しかしそんな彼女の朗らかな表情も、次の瞬間クレナが言い放った言葉に思わず硬直した。
「フィアルシア……この名前をきいたことがあるか?」
あの少女と似た響きを感じる人名。
その名前の意味を知る者は、この地球に数人しか居ない。
しかし生憎にも、ルキとクレナはそのうちの二人に該当していた。
「それはお前、ソロ君が言ってた邪神様だろう?」
「プレイヤーネームはフィア、げんじつでの名前はシア。そのことが、少しだけ気になっていた」
「……あんた、まさか」
「そういうぐうぜんがあっても不思議ではない。じっさい、そこまでめずらしい名前でもないだろうとは思っている」
「……そうかい。なら、そのまま疑わないでやってくれ。あの子は本当にいい子なんだから」
嘆息混じりに言い、ルキが自らの口元に付着した食べかすを拭い取る。
そして今クレナが言い放った言葉から、先ほどあの少女と対面した状況が必然だったのではないかという疑問に思い至った。
「あんた、もしかしてあの子と会ったのは意図的だったのか?」
「それもある。だが、こんかい様子を見たかったのはべつの人だ。紫藤美夏と、青木翼……この二人には、世話になったきおくがある」
「例の、未来の記憶って奴か。こっちで元気に暮らしている姿を見て安心したか?」
「……改めて、いせかい召喚のごうの深さを思いしったよ」
「全くな。私もこうしてどこにでもあるような安くて美味い菓子を食ってると、つくづくそう思う」
あっちにはろくな食べ物が無かったもんなぁ……と遠い目をしながら、ルキが呟く。
危険生物の居ない河原と言い、美味しい駄菓子と言い、それは彼女らの知る「異世界」には、全くと言って良いほどに見かけないものだったのだ。
尤も、現在戦争行為を行っていない日本だからこそ言える話ではあるが……彼女らにしてみれば、この場所はあくびが出るほどに平穏なものだった。
そんな世界でも常に気を張りつめている――絵を描いている時でさえ特定の人物達への警戒を怠っていない、紅の同胞の姿に対してルキはせめてもの忠告を与えることにした。
「でもな、クレナ。隠れて様子を見るには、その髪じゃ目立ちすぎだろう。せっかく認識阻害魔法なんていう便利なもんがあるんだから、私のようにカモフラージュしとけよ」
そう言って、ルキは自らの青い髪を一瞬にして東洋人の地毛である黒髪へと変えた。現実世界のフィアと対面していた時の、日本社会に溶け込んだ姿の完成である。
幻想的な色をした青髪こそがルキ本来の姿であり、この黒髪こそが変装に当たる。種も仕掛けも無いが「魔法」というこの世界には存在しえない能力を用いた、彼女なりの小細工であった。
それと同じようなことを、やろうと思えば紅の少女も出来る。
しかし、彼女があえてそうしないのには理由があった。この日本社会で明らかに浮いている色鮮やかな紅の髪を隠さない理由を、彼女は簡潔に語る。
「……きれいだと、言ってくれた」
真紅の双眸で川の流れを眺めながら、遠い過去を思いながら彼女は言う。
その言葉はアンバランスに呂律の回っていないものではなく、「魔法」が込められた流暢な言葉だった。
『この赤い髪を見て、綺麗だと言ってくれた人が居たんだ。どんなに血で汚れても、世界で一番美しいと褒めてくれた男が……』
そう言って、彼女は再びスケッチブックに目を移し描画の続きを描き進める。
飛び去ってしまった小鳥の姿は、飛び立つ前の姿を思い出しながら違和感なく纏められている。しかしその横には、現実的な川の風景画の雰囲気を一瞬で壊す一羽のコウテイペンギンの姿が雑に描かれていた。
そんな絵を覗き込みながら何故か満足げに笑んだルキは、彼女の口から乙女チックな言葉が出てきたことに内心驚きの声を上げ、その意味を頭の中で整理した後、反応に困ったような顔で頬を掻いた。
「あー……なるほど、ゾッコンって奴か。野暮なこと言って悪かったよ。……しっかしそんなにいいもんかねぇ、恋なんて。私からしてみれば、恋愛なんかよりもゲームや菓子食ってたり、水族館でペンギン見てたりしている方がよっぽど楽しいけどなぁ」
「……こどもか」
「うるせい、こちとら肉体年齢はまだ十五歳だ。あんただって同じだろうが」
初めて会った時は、性悪の召喚師に操られた無意識の状態だった。
次に会った時は、全てが終わった病室の中だった。そしてその際に抱いた彼女の印象は、炎のような髪の色に反して氷のように冷たいというものだった。
しかし案外、こうして近くで見ると彼女にも歳相応なところがあるようで……自分との違いを見比べて、ルキは彼女に気づかれぬよう安堵の息をついた。
血とか炎とか物騒なことを語っているよりも、この少女には恋を語っている姿の方が似合って見える。尤もそんな正直な感想を伝えると面倒なことになりそうだったので、ルキは芝生に座りながら真剣に絵を描いている彼女に対して話題を逸らすように言った。
それは、今の彼女の姿勢に対して先ほどからチラチラと気になっていた、割とどうでもいい話である。
「ああそうだ、あんたの髪の色は確かに綺麗だと思うが……その色のことで、一ついいか?」
「……なんだ?」
唐突に唇を締めたルキの真面目な雰囲気を察し、クレナが筆を進める手を止めて彼女を見上げる。そんなクレナの姿を見て、やはり……とルキは改めて確認する。
今のクレナの姿勢は、スカートの上で開いたスケッチブックを、絵を描きやすいように膝を立てることで傾けている状態だ。
そんな姿勢だからか、彼女の向かい側となる河原の方からはどうしても見えてしまうのだ。
体育座りの姿勢になっている彼女の生足と太腿――その間で神聖な三角形を作っている、真紅の布地が。
「あんた、そっちの色も赤いんだな」
ルキの指摘でようやく自らの姿勢が抱える問題に気づいたクレナが、赤面するよりも早くバッと擬音を立てるような速さで両膝を地面に着け、閉じたスケッチブックでスカートを押さえながら内股を隠した。
普段は凛と澄ました彼女の、珍しい一面にルキが腹を抱えて笑う。
「……っっ……ッ!」
「ぷっくく……鉄壁に見えて、意外と無防備だなあんた。ステータスも割かし攻撃寄りだもんなぁ」
「……ぼうぎょでも、おまえより上だ」
……まあ、この場には自分しか居ないし、先ほど対面した少女からは方向的に見えなかったと判断していいだろう。
そんなフォローの言葉を親切に掛けてやれば、何を思ったのか彼女の口から反撃の言葉が飛び出してきた。
「お前だって、青いのつけているだろう」
「待てコラ」
水辺で跳び回っていたこちらの方が、スカートの丈の短さも相まって結構際どいところまで見えていたりする。そんな、割とどうでもいい話である。
故郷である筈なのに、自分が部外者だと思えるほど平穏な世界。
そんな世界で少しずつ緩み始めているのは、お互い様ということだろう。それを再認識したのがこんなくだらない時間だと言うのは何とも情けないが、ルキは溜め息をつきながらも微笑を浮かべた。
「……ま、なんだろうかねぇ……平和っていうのはいいもんだ」
紅井クレナ、東條ルキ――時代は違えど、二人は
そんな二人に見えるこの世界はどこまでも穏やかで優しくて――それ故に、居心地の悪さを感じていた。
ならばどこに本当の居場所があるのか……それさえも、二人にはわからなかった。
親切にも誤字報告を寄せてくれる読者の皆さん、ありがとうございます。
見逃してしまった誤字脱字をいつも教えていただき、感謝の極みです。
しかし前回までの話で、いくつかこういった誤字報告をいただいたので気になりました。
>「よかった……先輩が元気は、志亜も嬉しい」×
>「よかった……先輩が元気で、志亜も嬉しい」〇
ご親切にこのような指摘をしていただき非常にありがたいのですが……これ、誤字じゃなくて口調なんです。度々こんな紛らわしい言葉遣いをしている主人公で本当に申し訳ない。
今回の話で本作のヒロインポジションが出揃った感じですが、次回でゲームの話に戻ります。