仮面ライダーエグゼイド ウルトラガシャット   作:ぽかんむ

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仮面ライダーオーブ スペシウムゼペリオン

パンチ力 38t
キック力 45t
ジャンプ力 68m
走力 2秒

技  スペリオン光線
   スペリオン光輪
   スペリオンシールド


第2話 Genuine現る

「仮面ライダー!?」

 

 

 正体不明の存在に、明日那も驚かされる。彼女は、瓦礫にもたれ掛かっている黎斗を見つけた。飛彩から奪ったガシャットを返すように迫る。黎斗は彼女を軽く小突き、乱れた服を正した、

 

 

「今は私に構っている暇などないはずだ」

 

「今だけはゲンムが正しい。それにあいつはゾンビのガシャットを持っている。それさえ奪えばゲンムなど恐れるに足らない」

 

「なるほど……わかったぜスナイプ!」

 

 

ウルトラマンタロウ! ウルトラマンメビウス! ガシャット! レベルアップ!

 

 

 スナイプが左腕のドラゴンガンを発射した。オーブはそれをジャンプして避けると、キックを繰り出す。

 彼はドラゴンブレードでそれに対抗しようとした。足と剣が激しく衝突する。

 打ち勝ったのはオーブ。スナイプは倒れてしまった。

 オーブの死角から、エグゼイドが飛びかかる。オーブは自身の腕を燃やすと、エグゼイドにパンチを喰らわせた。

 エグゼイドは吹っ飛ばされながらも、ドライバーのレバーを一度閉めて再度開く。

 

 

「だ~い変身!」

 

 

オレガオマエデオマエガオレデマイティマイティブラザーズダブルエックス

 

 

 エグゼイドはレベルXXとなり、二人に分裂した。

 

 

「「超協力プレイでクリアしてやるぜ!」」

 

 

 オーブは再び高く跳んだ。全身に炎を纏い、急降下してくる。スワローキックだ。

 オレンジ色のライトは、敢えてかわさない。キックが決まり、苦しむライト。ところが、熱さと傷みにたえて、オーブの足をしっかりと掴む。

 オーブの動きは封じられてしまう。

 

 

「離せ! おい!」

 

 

 緑色のレフトが、オーブの顔面に殴打を与える。ライトがオーブを、地面に何度も叩きつけた。

 二人のエグゼイドが、オーブを蹴り飛ばす。

 

 

「「フィニッシュは必殺技で決まりだ!」」

 

 

 ガシャコンキースラッシャーが召喚された。ライトはドライバーからガシャットを抜き、武器のスロットに挿す。

 ガシャットの効果により、ガシャコンキースラッシャーがもう一本現れた。レフトがそれを手にする。

 

 

キメワザ! マイティブラザーズ! クリティカルフィニッシュ!

 

 

 剣を構える2人のエグゼイド。刀身にはビビッドなエフェクトが流れる。

 

 

「てめえらはぜっていに許さねえ! 殺してやる!」

 

 

キメワザ! タロウ! クリティカルストライク!

 

 

 オーブの激昂に合わせて、全身が燃え上がる。両腕をがっしりと開いた。

 一呼吸おいた後、エグゼイド目掛けて勢いよく突撃する。

 

 

「ストビュームダイナマイト!」

 

 

 エグゼイドは待ち構える。彼らはオーブの接近に合わせて、刀を横薙ぎに払った。

 辺りが激しい爆発に包まれる。

 その衝撃でスナイプ、明日那、黎斗は弾き飛ばされた。

 

 

「少しは……やるね。みくびっていたよ……」

 

 

 視界が開け、三人の姿が見えるようになった。オーブとエグゼイドは、背中越しに立っている。

 体力を大きく消費して、傷ついていた。

 

 

「だが……俺の勝ちだ!」

 

 

 声高らかに、オーブが宣言する。

 エグゼイドのライダーゲージは、残り一メモリ。彼らは倒れて、変身も解除された。力尽きた永夢は動かない。

 

 

「さあ、ガシャットを渡してもらうよ」

 

 

 オーブが永夢に近づこうとする。スナイプがそれを妨げた。

 彼はドラゴンブレードで、オーブを下から縦に切り裂く。倒れた永夢の前を、スナイプが立ち塞がった。

 

 

「くっ……油断しちゃった……」

 

 

 炎を纏わせたオーブのパンチが、スナイプの頭に振り下ろされる。連続で殴られる中、スナイプは永夢に叫んだ。

 

 

「さっさと立て! ガシャットを奪われてもいいのか?」

 

 

 この叱責により、永夢は意識を取り戻した。しかし彼はまだ動けない。

 それほどまでに、先程のダメージが大きかったのだ。加えて、以前から悩まされていた激しい頭痛が、彼を襲っている。

 

 

ウルトラマンジャック! ウルトラマンゼロ! レベルアップ!

 

 

「お前のもあとで奪ってやるから、少し寝てて」

 

 

 オーブはハリケーンスラッシュになった。

 槍をもってスナイプに攻撃を加える。前後、左右、斜めから来る素早い連撃。

 スナイプはかわすことも、弾くこともできずにゲージを消耗していく。

 

 

「た……大我さん……!」

 

「自分の心配だけしていやがれ……」

 

 

 このままではスナイプが危ない。

 そう考えた永夢は、痛みを圧して立ち上がった。ふらふらとしながら、二本のガシャットをドライバーに挿す。

 

 

「大大大変身!」

 

 

ガシャット! レベルアップ! マイティジャンプ! マイティキック! マイティマイティアクションエックス! アガッチャ シャカリキシャカリキバッドバッド! シャカットリキットシャカリキスポーツ!

 

 

 オーブとスナイプの間に、エグゼイドが割って入る。彼は肩からタイヤを外した。オーブ目掛けて勢いよく、タイヤを叩きつける。

 スナイプも両手の装備を振るって、追い討ちを仕掛けた。しかし彼は、オーブの蹴りを腹部に喰らう。

 

 

「何度やっても無駄無駄!」

 

 

 横に払われるガシャコンランス。エグゼイドがタイヤで受け止めた。

 もっとも、衝撃まで殺せるわけではない。エグゼイドは後退り、両者の距離が開いた。

 

 

「やめろ!!」

 

 

 そこに一人の男が走ってやって来た。彼は二人のライダーの前に立ち塞がる。エグゼイドは足元のおぼつかず、スナイプは腹をおさえ仰向けにうずくまっている。

 

 

「ここまで追いかけてきたの? クレナイガイ!」

 

「そうだ。先輩方のカードを返せ!」




仮面ライダーオーブ バーンマイト

パンチ力 48t
キック力 55t
ジャンプ力 50m
走力 4秒

技  ストビュームダイナマイト
   ストビュームバースト
   ストビューム光線

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