戦姫絶唱シンフォギア~咲き乱れる少女たちを救え~ 作:Mr.ツッキー
慣れない手でこういうことするのは本当に難しい!
余談ですが、本作品は奏もセレナも生存状態なので歳の事考えたら、みんながセレナの事をさん付けで呼ぶことになるとは…
ではどうぞ
この世界に異常気象が起きた。
響たち奏者たちは弦十郎に集合するように呼びかけられ、本部へと移動を開始。
本部へ到着した彼女らは弦十郎からの報告を受ける。
弦十郎
「揃ったな、みんな」
響
「師匠、一体なにが起きているんですか?」
弦十郎
「あぁ、現在で分かっていることはまず、我々『S.O.N.G.』の関係者以外の時間が停止してることがわかった」
クリス
「はぁ!?そんなこと、あり得るのかよ!?」
弦十郎
「確かに疑い深いことだ。だが、今この現状起きていることだ。」
確かに本当ならありえない。他が止まっており自分たちしか動いていないことなんてあり得るはずがない。
だが、今起きていることは非常事態であることは確かである。
そして、追い打ちをかけるように話が大きくなる。
弦十郎
「そしてもう一つだ。聖遺物、『ギャラルホルン』が起動した」
『なっ!?』
一同揃って同じ反応。それもそのはず、いままでピクリとも動かなかったギャラルホルンが動き出したということに皆は驚きを隠さずにはいられない。だがここで一つの疑問が生じる。
マリア
「ちょっといいかしら?」
弦十郎
「なんだね?」
マリア
「ギャラルホルンとは、どういうものなのかしら?あるという存在を知らされてたくらいで、詳しいことはこちらのみんなは分かっていないわ」
弦十郎
「あぁ、そうだったな。わかった、これ置きに説明するとしよう・・・。」
???
「すみません!その話はボクからさせてもらえませんか?」
響
「エルフナインちゃん!」
本部の指令室に急いで入ってきたのはエルフナイン。どうやらギャラルホルンについての説明は彼女がしてくれるらしい。
エルフナイン
「弦十郎さん、いいですよね?」
弦十郎
「あぁ、かまわん」
エルフナイン
「ありがとうございます!」
翼
「それでエルフナイン、ギャラルホルンというものは一体何なのだ?」
エルフナイン
「はい、簡単に言えば『空間移動装置』です。ですが移動装置とはいえ、平行世界に行けるくらいです」
切歌
「聞く限りはとても便利っぽくきこえるデ―ス」
エルフナイン
「ですが、今回のこの騒動は平行世界によるものではないと考えるのが妥当だと思われます」
響
「え!?なんで!?」
エルフナイン
「実は皆さんが来る前と騒動が起きる前から調べていたんです。そしたら驚くべきことが分かったんです」
そういってエルフナインは、自分のタブレット端末を大型スクリーンに切り替え、その結果をみんな報告する。
エルフナイン
「見てください、これを・・・」
エルフナインがスクリーンに映して見せたのは二本の波線の映像。これが意味することはこれから説明が入る。
エルフナイン
「本来ならこちらと同じ波長で別々に分かれいて、そして何らかの形でこちらと向こう側の波長がピッタリと重なったとき、ギャラルホルンが起動し平行世界への扉が開く、、、という仕組みになっているとボクは仮定をしました」
この時点ではまだ、仮設状態ではあるが平行世界に行くとなるとこうなるということは少々ではあるが皆理解したようだ。それを踏まえ、エルフナインは話を続ける。
エルフナイン
「ですが、ボクがギャラルホルンを調べてる最中に今回の騒動が起きました。起きたと同時に異変が始まり、片方のつまり向こう側とこちらの世界の間にもう一つの線が現れたのです。そして今現在、この線と交わってるために起きた衝動だと考えられます」
皆が揃いに揃って謎めいた表情をしているが数名の人が理解をしている者がいた。
未来
「えーと・・つまり、ここの世界と向こうの世界の間に別の世界が割り込んじゃったってこと?」
エルフナイン
「はい、未来さんの言う通り、ざっくり言うとそんな感じです」
クリス
「なーんだ、そんなことかよ。だったら最初からそう言えっつーの!」
切歌
「長話は苦手デース・・・」
エルフナイン
「話を戻しますが今回の件は奏者単体でいかせるわけではなく、この本部ごと騒動の現場に向かわせようと思います」
響
「え!?この本部ごと!?出来るの?ホントに?」
エルフナイン
「本来、ギャラルホルンは奏者のみを転送することしかできないのですが、ボクはこれでも錬金術師です。やれることの全部やってみせますよ!」
弦十郎
「よーし!話はまとまったな!これより、騒動の現場に向かいこちらの衝動の原因を無力化する!動ける俺たちに課せられた使命だ!総員、気を抜くなよ!」
『はいっ!!!』
みんなが新たな戦いが始まるから意気込みとか語り合っちゃってるけど私はふと疑問に思ってしまうことが頭によぎった・・・。
未来
(私はギアも持ってないし、戦う術がないけど本当に一緒について行っていいのかしら・・・)
響には弦十郎が未来を連れてきてと言われたらしい。
だが未来自身はギアが無く、戦う術がない。
ついて行っても足手まといになるのではないかと不安でしかなかった・・・。
未来
「あの!」
弦十郎
「どうしたね?未来君?」
未来
「私はついて行っていいのでしょうか?その・・・私は一般人ですし・・・」
私は覚悟していた。
向こうに行って手伝えることがなくて立ち往生するくらいならここに残ってみんなが帰ってくるのを見守ることを・・・。
だが弦十郎から掛けられた言葉は、、、
弦十郎
「何を言っている、君はもう立派なS.O.N.G.のメンバーだ。それに・・・」
未来
「・・・」
弦十郎
「後ろのみんなを見たまえ」
未来
「え?」
未来が後ろを振り向くと全員がそろって手を指し伸ばしている。
弦十郎
「みんな、未来君のことを待っている。」
響
「未来!一緒に来て!」
翼
「わたしたちには君の存在が欠かせないのだ」
クリス
「水臭いこと考えてないであたしらと来い!」
未来
(なーんだ、考えなくても分かってるじゃない。たとえ奏者じゃなくてもやれることはたくさんある。
私だって、守りたいものがある。響と、、、ううん、響たちと一緒に!)
響
「未来は私の陽だまりだよ!これ以上ないってくらいの!だからお願い、未来!」
未来
「うん!わたしも一緒に行く!」
あってますよね?こういう投稿の仕方で・・・不安で仕方ないです・・・
失敗したらまた頑張ります・・・はい。
不定期投稿なのでゆっくりと最新話をかけていければいいなーと思ってます。