ペルソナしたり、英雄伝説シリーズしたりとゲームに追われていたブリザードです。
バンドリも欠かしてはおりませんよ。
「いやー、モカが学校行ってるのに家にいるってなんか変な感じするな」
今日は俺の学校が創立記念日で休みなので、モカは迎えにきた巴と学校へ向かった。現在1人家で暇している俺は部屋の掃除をしている。
「今日はバイトがあるわけでもないし、掃除終わったらどうしようか……」
今日やる事を考えていると、机に置いてある携帯から電話の音が鳴った。
「っと、誰だこんな朝早くに」
携帯画面を開くとそこにはモカ、という名前が。
「はい、もしもし?」
『あ、お兄ちゃん?あたしあたし、あたしだよ〜』
「あたしあたし詐欺か?」
『もー、わかってるくせに〜。お兄ちゃんが大好きなモカちゃんだよー』
「冗談だよ。で、どうした?俺の大好きなモカ?」
『えっとねー。今日ひまってるー?』
「そうだな。モカがいないから現在部屋を掃除してるくらいにはひまってるぞー」
てかひまってるってなんだ?ノリで返したけど、そんな言葉流行ってるなんて聞いた事ないぞ?
『あのねー、今日モカちゃんはお弁当を置いてきてしまったのだよ〜』
「弁当?」
俺がモカが起きる前に作って置いた弁当の事だろう。下に降りて台所を確認してみると確かに弁当が置いたままになっていた。
「確かに忘れてるな」
『でしょー?だからお兄ちゃん。届けてくれないー?』
「は?届けるって?」
『モカちゃんの学校にー』
「まぁいいけど。今から行けばいいのか?」
『うん。だいじょーぶだよー』
「わかった。すぐ届けてやるよ」
『よろしくね〜』
それだけ言うとモカは電話を切った。おそらく授業の始まりが近いんだろう。俺は最低限の準備をした後、弁当を持ってモカのいる羽丘女子学園へと向かった。
「さて、学園前にきたのはいいけど、この先どうしよう」
忘れていた。いや、忘れていたというか、抜けていたというか。よく考えたらモカのいる学校は女子校である。共学ならば、普通に入って事務の人に届ければいいのだが、そうはいかない。女子校に、それも授業中のこんな時間に入ってしまっては絶対に変質者扱いを受けてしまうだろう。
「さて、どうしたものか」
授業中であるため電話もかけることができない。誰か学園に通う知り合いでも通ってくれれば弁当を渡しておく事が出来るんだけど……
「あれ、ラテじゃん。何してんの?」
「ん?」
名前を呼ばれて振り返ると、何故かリサの姿が。
「リサ。お前こそ何してんだ?」
「アタシはちょっとね。今日寝坊しちゃってさー。そういうラテは?」
「あぁ。俺はモカに弁当を届けに」
最後まで言おうとした瞬間、またもやポケットに入れている携帯から電話の音が。
「悪い、ちょっと電話出るな」
「うん。別にいいけど」
携帯電話を取り出して名前を確認すると今度は蘭の名前が。
「はいもしもし?」
『うちの校門の前でなにしてんの、ラテ?』
「なにしてんのはこっちのセリフだよ。お前今授業中だろ?何してんだ?」
『次の新曲の歌詞考えてる』
「授業は?」
『………自主休講』
「サボんなよ!!」
『怒鳴らないで。耳に響く』
「全く。で、今どこにいるんだ?」
『屋上』
パッと屋上の方を見上げてみると確かに蘭の姿が。俺が見たのに気づいたのか、手を小さく振っている。
「まぁいい。それよりちょうどよかった。今モカの弁当を届けにきたんだけど。どうしたらいい?」
『モカの?てか、ラテこそ学校は?』
「俺は今日休みなんだよ」
『サボっちゃダメでしょ』
「俺は創立記念日で休みだ。サボりじゃねえ」
『ふーん。まぁ、どうでもいいけど』
「おい」
お前から聞いてきたんだろうが。
『で、モカの弁当だっけ?それならリサさんと一緒に学園の事務の方行って見たら?多分学園を徘徊できる許可証みたいなのもらえると思うから』
「本当だろうな?学園内に入った瞬間、警備員のおじさんに捕まったりしないだろうな」
『なんの心配してんの?そんな事あるわけないじゃん』
「ならいい」
『あ、無事に学園内入れたら屋上まで来て』
「はぁ?なんでそんな事」
『1人で暇なの。じゃあまた後で』
「あ、おい!……切りやがった」
再度屋上を見上げてみると蘭の姿が見えなくなった。てかあいつ何堂々とサボってるんだ?
「ねぇ、ラテ。誰からだったの?」
「蘭だよ。あいつ今授業サボって屋上にいるんだと」
「あははっ、何それ。なんか蘭っぽいね」
「笑い事じゃねえだろ。っとそうだった。リサに頼みがあるんだけど」
俺はモカに弁当を届けるように言われたことを伝えてリサに協力してほしいと話した。
「うん。別にいいよー。どうせアタシも遅刻理由書みたいなの貰いに事務行かないといけないから」
「ならよかった。1人で入るってなったら心細くてさ」
「ダイジョーブだよ。てか、もしかしてラテって意外とビビリ?」
「うるさい。ほら、さっさと入ろうぜ」
「はいはい。それじゃあ行こっか」
先に入るリサについていくように学園の中へと入り、事務の方へ向かう俺たち。
「ねぇ、ラテってこの後ひまってる?」
「そうだな。別に用事があるわけじゃないし、ひまってるといえばひまってるな」
てかまたひまってる出て来たよ。なんだ?これもしかして流行ってるのか?でも、ひまってるって聞くとなんかつぐってるのひまりちゃんバージョンみたいだな。
「ホントに?じゃあ今日お昼ごはん一緒に食べようよ」
「はぁ!?」
「え、なに、そんなに驚く事?」
「いや、驚くだろ。大体俺昼飯持って来てねえし。それに今の時間帯は2限目くらいだろ?後2限何しろと」
「ダイジョーブ。お昼ご飯ならアタシが購買で何か買って来てあげるから!」
「…………後者の質問は?」
「それは………日向ぼっこ?」
今9月初めだぞ。俺が太陽の陽で焼け死ぬわ。
「……まぁいい。どうせ蘭に屋上来るように呼ばれてるし。暇は潰せるだろ」
「ならよかったー。じゃあ約束だよ?あ、なんだったらひまり達やあこも連れて来てあげよっか?」
そうか。よく考えたらひまりちゃんやあこちゃんもこの学園の生徒だったか。
「そうだな。そうしてくれる方が俺も楽かも」
「オッケー。じゃあまたお昼に集合って事で。あ、ここが事務だよ〜」
リサが事務の職員を呼び出し、リサは遅刻理由書を。俺は事情を説明したら蘭の言う通り許可証をもらうことができた。
「これで大丈夫だね。じゃあアタシは教室に行って来るから」
「あ、ちょっと待った。屋上に行くにはどの階段を登ればまっすぐつく?」
「あ、そうだったね。屋上はこの階段を登っていけば着くよ」
「サンキュー。じゃあまた後でな」
「うん。バイバーイ」
リサと手を振り別れ、俺はなるべく目立たないように階段を登り屋上へと向かう。流石に授業中ということもあり、廊下を徘徊する先生は全くいなかった。
「着いた」
屋上の扉を開けると、スゥと風が吹き抜けて行く。大きな音を立てないように屋上のドアを閉め辺りを見渡す。
「あれ?蘭ー。いないのかー?」
辺りを見渡しても蘭の姿が見えない。まさか先生にバレて授業に戻ったのか?いや、そんな事はないと思うんだけど。
「すぅ………すぅ……」
「ん?」
なんか寝息のような音が聞こえる。音のする方へ歩いてみると、案の定だった。
「蘭。なんでこんなところで」
「すぅ………すぅ……」
夏服姿の蘭が壁に背を預けて気持ちよさそうに寝ている。とりあえず寝顔が可愛いから写真に収めるとしよう。後でモカと一緒に共有しよう。
「さて。どうしたもんか」
蘭に来てくれと言われたから来たのに、当の本人は気持ちよさそうに寝ているときた。
「とりあえず隣に座るか」
隣に腰掛けて蘭をじっと見る。本当に気持ちよさそうに寝ている。試しに頭を撫でて見ると、緩んでいる顔がさらに緩みきった。そんなに嬉しかったのだろうか。本人が気づいたら100%殺されるだろうが。
「ん?」
蘭の膝元に何かノートが置いてある。
「……歌詞ノート」
おそらくこれに今まで作った曲の歌詞が書き込んであるのだろう。作詞は蘭っていうのはモカから聞いていたが、相当頑張ってるんだな。
「大切なものなのに膝元に置くなよな。もし風が吹いて飛んで行ったらどうするつもりなんだよ」
余計なお節介かもしれないが風が吹いて飛んでしまったらヤバイからひとまず俺のカバンを重しにして風で飛ばないようにする。
「にしてもここ、気持ちいいな。昼になったら太陽が傾いて陽が当たるんだろうけど。今の時間は日陰になっててちょうどいい」
「…………らて」
「ん?」
名前を呼ばれたので起きたのかと思ったら、俺の方に寄りかかって来ていた。え、なに?これはたから見たらただのカップルなんじゃないのか?
「すぅ……すぅ……」
「これ蘭が起きたらキレるんだろうな。でも、起こすのも悪いし」
何よりこうやって蘭がくっついてくれるのが全然悪い気がしない。むしろ良い。だって蘭可愛いし。こんな風に無防備な姿はあんまり見せてくれないし。なんていうか新鮮。
「読みかけの小説も持って来たし、しばらくはこうして寝かせてやるか」
俺は時間を潰すために持って来た小説を鞄の中から取り出して、そのまま読み始めた。蘭が俺に寄りかかりながら俺はそれを気にせず、むしろ受け入れながらも本を読む。うん。これ完全にカップルだな。
「面白かった。続編が早く出てほしいもんだ」
時間を忘れて小説を読みながらも、眠っている蘭が逆方向に倒れないように配慮しながら過ごしていると、いつの間にか日陰だったこの場所は日陰ではなくなってしまっていた。
「さて、今何時だ?」
蘭を起こさないようにしてそっと携帯を取り出して時間を確認して見ると、時計の針は12時過ぎを指していた。という事はそろそろ昼休みの時間ではないだろうか。
「てか、そう考えると蘭は2、3、4って授業をサボったことになるのか。まぁ起こさなかった俺も同罪だろうけど」
隣を見ると変わらず寝息を立てて眠る蘭。どんだけ疲れてるんだよこいつ。絶対今日の夜寝れないな。でもそろそろ起こしてやらないとご飯も食べれないか。
「蘭ー。おーい、起きろー」
「………んん……もうちょっとだけ」
「いや、充分寝ただろ?もう昼休みじゃないのか?」
「……んー………」
「ダメだこりゃ」
どうしようか、と悩んでいると、階段を駆け上がる足音が響いて来た。
「あー、おそらくこれは」
こんな騒いで階段を駆け上がってくる人物なんて1人しかいないだろう。ていうか俺は1人しか知らない。
「ひまりちゃん参上!!ラテさん、会いに来ましたよー!!ってあれ?」
「闇を統べるものであるこの………えーっと……あたしがひーちゃんと参上!!」
バンッ!!と大きな音を立てながら扉を開けて入って来たのは見なくてもわかる。ひまりちゃんとあこちゃんだろう。また騒がしい2人が最初に来たものだ。
「あれー、ラテさん?どこですかー?」
「ラテおにーちゃん。どこー?」
「こっちだこっち。あともう少し静かにしてくれ」
「ん?ラテさんの声がする」
ひまりちゃんとあこちゃんが俺の声だよりに近づいてくるのがわかる。
「あ、いた!ってあれ、なんで蘭?」
「ちょっと色々あってな。他のみんなは?」
「つぐと巴は日直の仕事終えてからするみたいです。モカはのんびりしてたので置いて来ちゃいました!」
「おい」
「ねーねー、そんな事よりひーちゃん。これはあこたち退散すべきじゃないのかな?」
「あー、確かに。私たち退散したほうがいいですか?とりあえず写真をひとつ」
「しなくていい。蘭も疲れてるんだろーしこうなっただけ。あとやめてくれ。蘭が起きたら俺が殺される可能性がある」
てか、なんでこいつあんな大きな音したのに起きないんだ?普通起きるだろ。あんな大きい音がする扉の開け方したら。
「とーちゃーく。って、あれー?お兄ちゃんは〜?」
「ホントだ。ひまりとあこも先に行ったはずなのに」
「どうしたんだろ?」
「アタシ電話してみよーか?」
「そうするほうがいいと思うなっ!」
他のみんなも全員来たみたいだ。ってあれ?なんか1人聞き覚えのない人の声が聞こえたような気がする。
「あ、みんな。こっちこっちー」
「なんだひまり。いるなら声かけろよー」
「いやー。なんていうか。ラテさんと蘭がいい雰囲気だから」
「いい雰囲気?」
なんでそんな変な言い方するんだよひまりちゃん。誤解されたらどうする気だ。悪い気はしないけど。
「あ、お兄ちゃん。と蘭ー?」
「なになにー?モカちゃんのお兄さんと蘭ちゃんって、もしかしてそういう関係?」
「いやいや、そんなわけ………って誰?」
俺を見かけた瞬間飛びついて来ようとしたモカだったが、蘭の姿を見て動きを止める。そんなモカの肩に手を置いた、俺の知らない女の子が目をキラキラさせて現れた。
「初めまして!リサちーと同じクラスの氷川日菜だよ。よろしくね!」
「は、はぁ。よろしく」
握手を求められたので手を差し出して見ると、両手でブンブンと振る氷川さん。なんというか随分テンションの高い子だな。リサと同じクラスっていう事は同い年なのか。
「で、実際のところどうなの?モカちゃんのお兄さん………言いにくいや!ラテ君と蘭ちゃんはるん!ってする関係なの?」
「る、るん?え、えっと言ってる意味がよくわからないんだけど?」
「前々からラテ君とはあってみたいなーって思ってたんだ。なんと言ってもモカちゃんのお兄さんだからね。どんな人か気になってたんだー。でねでねー」
マシンガントークというのはこういうのをいうんだろう。話がコロコロ変わっていき全くついていけない。
「ご、ごめんねラテ。日菜はこういう感じの子だから。気にしないで普通に相手してあげたらいいから」
「普通に相手するのも難しいんだけど」
「んん………さっきから騒々しいような」
あ、ようやく蘭が目を覚ました。身体を起こして、眠たそうに目をこすりながら周りを見渡す。
「ん………あれ、なんでラテがここにいんの?それに何、この人の多さ」
あまりに状況が変わりすぎて理解できていない蘭。ていうか、目をこする姿可愛いな。
「蘭ー。おはよ〜」
「うん。おはよう。今何時?」
「もう昼休みだよー。これからみんなでお昼ご飯タイムだよ〜」
「昼休み…………え、昼休み!?」
昼休みという言葉で完全に目が覚めたのか立ち上がって携帯を確認する。
「本当だ……あたしいつの間に」
「俺が屋上に着いた時にはもう寝てた。あまりに気持ちよさそうに寝てたから起こすのも悪いしそのままにしてたらこんな時間に」
「ちなみに蘭はこんな感じだったよー」
ひまりちゃんが俺にもたれかかって幸せそうに眠る蘭の写真を見せた。
「なっ!?………」
「なんていうか蘭とラテさん付き合ってるみたい。ね?」
「うんっ!あたし退散したほうがいいと思っちゃったもん!」
ひまりちゃんとあこちゃんがねー、と楽しそうに頷きあってる。そんな写真を見せられた蘭はプルプルと震えだした。
「ら、らん?」
「…………」
「ち、違うんだぞ。俺も本当は蘭を起こそうかどうか迷ったんだけど。でも、やっぱり悪いかなって思ってさ」
「…………」
「でも、こう言ったらあれだけど可愛かったぞ。蘭の寝顔。それに、いつもは俺に冷たいけど、その蘭が俺を受け入れてくれてるような感じもして嬉しかった」
「…………」
「蘭は寝てたからこう言ってもわからないだろうけど……俺は今日屋上で蘭と2人でいられて良かったと思ったぞ。蘭の可愛い一面を見る事も出来たしな」
「っ!!」
「だからその……『わかった』……へっ?」
「もういい。あたしも呼び出して置いて勝手に寝ちゃったし……その………ごめん」
「え……あ、いや、こっちこそ授業あるのに起こさなくてごめん」
何があった?あの蘭が。いつも素直になれなくてツンツンしている蘭が素直に謝るなんて。
「うん。じゃあ、あたしカバン取ってくるから」
「あ、うん。了解」
「じゃ。………あ、ひまり。ちゃんと写真消しといてよ。じゃないと本気で怒るから」
「りょ、了解」
それだけ言うと蘭は急ぎ足で扉の方へと歩いて行った。
「な、なんだったんだ?俺絶対怒られると思ったのに」
「アタシも絶対蘭は怒ると思った」
「2人とも……」
俺も巴も蘭の行動にイマイチ納得がいかない。なぜつぐちゃんは少し呆れたような顔をしているのか。
「なぁ、みんなはどう思う?」
「えっ?ど、どうって言われても……日菜はどう思う?」
「んーとねー。蘭ちゃん恥ずかしかったんじゃないかな。ラテ君が可愛いとか嬉しいとか言ってくれたから。ねっ?ひまりちゃん」
「えぇ!?そこで私に振られても………モカはどう思う?」
「あたしはわかんないよ〜。それよりお兄ちゃん、お腹すいたー」
「あ、そうだったな。俺はモカに弁当届けるためにここに来たんだった。えーっと……はい」
カバンの中を手探りで弁当を掴んでそれをモカに渡す。
「ありがと〜」
「あ、ラテ。とりあえず適当に購買で何か買っといたから。好きなの選んで」
リサはそう言っておにぎりや惣菜パンなどが入った袋を俺に渡してくれた。
「本当に買って来てくれたのか。サンキュー。いくらだった?」
「あ、これは奢りでいいよー。この前はお世話になっちゃったしねー」
「お世話って。あれは」
この前、というのはおそらく俺とリサがデートした時のことだろう。別にお世話ってほどの事をした覚えはないと思うんだけど。
「なになに?ラテ君、蘭ちゃんとだけでなくリサちーにも何かしたの?」
「なんですかラテさん!その話私聞いてないですよ!」
「あこもあこも!ラテおにーちゃん。リサ姉に何してあげたの!?」
お世話という言葉に反応したのか、最初に氷川さんが話に食いついて来て、ひまりちゃん、あこちゃんと続くようにどんどん話が広がっていく。
「いや、大した事をしたわけじゃ」
「それでも気になるの!他にもたっくさん聞きたい事があるし!ラテ君とモカちゃんの生活とか、蘭ちゃんやみんなの馴れ初めとか!ねぇ、教えて!!」
「わかったわかった。話すから。そんな全部は話すことできないと思うけど」
なんだろう。もしかしたら俺氷川さんの事少し苦手なのかもしれない。
「やったー!じゃあまずは………」
お昼ご飯は食べながら俺は氷川さんが質問して来たことに次々と答えて言った。もちろん、他のみんなとのおしゃべりも忘れずに。モカの弁当を届ける、というだけだった筈がこんなことにまで発展してしまったが、まぁこんな休日もたまには悪くないだろう。
「はぁ………」
『でも、こう言ったらあれだけど可愛かったぞ。蘭の寝顔。それに、いつもは俺に冷たいけど、その蘭が俺を受け入れてくれてるような感じもして嬉しかった』
「っ!!…………」
『蘭は寝てたからこう言ってもわからないだろうけど……俺は今日屋上で蘭と2人でいられて良かったと思ったぞ。蘭の可愛い一面を見る事も出来たしな』
「
最近モカ要素が少なくてごめんなさい。
次こそは頑張ってみせます。
と言ってもどうなるかは未定です。
あと、タグを1つ増やします。
最近Afterglow以外のバンドキャラを多々出しているので。
もう1人2人は出る可能性があるかも?
以上です!
感想と訂正があればお待ちしております。