こんにちは、ここ最近アニメの実写化が多くて萎えるわぁ〜、っていう連絡をカイザフォンから受けて後悔してる高端 駿祐です。
えーと、俺は前世……まぁ転生までの経緯(トラックから神まで)を話した。
「ってことです。ご静聴ありがとうございました。それでは、そろそろゾンビが集まってしまうかもしれないので少々駆除してきます。」
と言って、俺は部屋を退出した。
「ふぅ、やっぱり自分が死んだこと言うのは、中々堪えるな。」
いくらカイザになれるといっても、流石に彼も死んだ事は辛いようだ。
「ま、今俺がやるべきは佐倉先生を守ることだ。」
《9 1 3 Enter》
『Standing by』
「変身」
『Complete』
全身にフォトンブラッドのラインが走り、カイザへと変身する。 俺は教室から離れた所に居るゾンビから片付ける。基本はブレイガンを左手で、右手にはカイザフォンを銃モードにして、二丁拳銃?のようにゾンビの頭を打ち抜き続ける。それはさながら、ゲームセンターにあるシューティングゲームで連続コンボボーナスを出すかのような感じだった。1、2、3と次々と狙い撃っている。スコープもつけていないものでよく正確に頭だけ撃ち抜けるものだ。しばらくすると……
「お?団体様ご案内。行き先は天国か地獄!」
カイザフォンを戻し、ミッションメモリを腰にあるカイザポインターにセットし、ポインターを右足に付けてキーを押す。
《Enter》
『Exceed charge』
フォトンブラッドがフォトンストリームを通り、右足のポインター目掛けて流れ行く。助走をつけるためある程度駆け出し、ゾンビの群れに両足で蹴りを放つ。大群を一気に駆除し終えると、元いた教室へと戻った。
元いた教室は、よく見ると生徒会室だった。その前にちょっと近くにあった職員室はへと足を向けた。音を立てないようにドアを開け中に入ると、佐倉先生が青ざめたような顔をして、何やら小冊子を持っていた。
「佐倉先生?それは……。」
声をかけるとビクッ!となり、すぐさま小冊子をしまった……いや、隠した。
「た、高端君。どうしたの?」
「いえ、何か使えるものが無いか見てから戻ろうかと。」
「そ、そう。ここは何も無いから早く戻りましょ?」
そう言って早々と戻ろうとする、何か隠蔽しようとしているのを感じたので。悪いこと(きっと隠し事)したので罰ゲームです!」
「え?ちょっと、高端君!?」
僕は唐突に後ろから抱きつくと、こう言う。
「僕は、そんなに信用ならないですか?」
なんとなく先生の鼓動が早くなるのを感じた。
ノーコメント、
読んでくださりありがとうございました。