「織斑くん、クラス代表決定おめでとー!」
クラッカーの音が鳴り響く。一夏の持参したバズーカは没収されたが、会場は盛り上がっていた。
「「「おめでとー!!」」」
それと共に拍手が一夏を祝った。
「いやーどもども、すま梨葡萄と林檎ダンサーだな」
言ってることは意味不明だが、一夏はこのクラスに歓迎されていた。
「あの…一夏さん、少し良いですか?」
「ん?」
スルメの足でリボン結びしている一夏にセシリアが話しかける。
「先日は貴方や日本のことを馬鹿にして申し訳ございませんわ」ペコリ
「いいや、俺だって飯が不味いとか言ったりバンジージャンプでゴーヤ落としたり三日後にお前に泥食わせるからごめんな」
「最初のはともかく二つ目は知りませんし三つ目に至っては未来形ですの!?」
「ね〜ね〜織斑君の専用機ってどうなってんの?」
「何で操れるの〜?」
「それはだなぁ、俺が世界一格好いい冷やし中華の専属メイドさんだからだ!」
「お前は男だろ!」
今度は箒が突っ込む。
それにともない周りの女子達も笑い始めた。
「なんか最初はドン引きしたけどこうして見ると面白いね〜!」
「私なんか毎日録音してるよ〜」
「え?録音されてるの!?口臭大丈夫!?」
「口臭は関係無いだろう!!」
またもや箒が突っ込んだ。
「オリムーってどんな子が好みなの〜?」
「「!!」」
その言葉にセシリアと箒がいち早く反応した。
「そうだな〜えら呼吸してれば誰でもいいや」
「哺乳類ですらないのか!?」
「どうしようもないですわ!」
そう2人が落胆していると…
「ども〜新聞部です〜!」
「そう言う俺はトマトです」
そうやっていつの間にかタバスコ瓶の格好した一夏が返答する。
「回文ではないか!」
「しかもそれはタバスコですの!赤繋がりですわ!」
「あはは〜!噂通り面白いね〜!一枚良いかな?」
「一枚7500河童な」
「どんな単位ですの!?」
「行くよ〜ハイチーズ」
パシャッという音声と共に写真が撮られる。
しかし、右端に舞妓・カルロスが写った。
((結局こいつ〈この人〉は何者だ〈ですの〉?))
「おうカルロス、何か用か?」
「モウイチカサンタラ、カクシゲイヲミンナニミセルッテイッテタジャナイデスカ」
「そうだったな!皆見てくれよ!」
「何々〜?」
「どんなの〜?」
クラスの視線が2人に注がれる。するといきなり舞妓・カルロスが脱ぎ始めた。
「「「ブッーーーー!!??」」」
皆が吹く。そして舞妓・カルロスの強靱な肉体がさらけ出される…ズボンも下着も脱いだが、股間と尻は「大阪の非常食」によって隠されていた。
「ではお楽しみ下さい!俺と舞妓・カルロスの『ドキ!男だけの相撲大会!ポロリを見ねぇと殺すぞ♪』を!」
次の日、一夏以外のクラスの皆は学校を休んだ。
次はいよいよ酢豚ですね