「これより来週行われるクラス対抗戦の代表を決める。誰かいるか?」
「織斑君がいいと思います!」「私もそれに賛成です!」
クラス対抗戦の代表に一夏が推薦される。
「ということだ織斑…って貴様は何をしている」
「え?何って、ミニ人工太陽を使ってのバトミントン大会ですが」
一夏の机の上では、2体のブリキ人形がフラスコの中に入った人工太陽をラケットで打ち合っていた。
「授業中にするなそんな世界を終わらせそうな事を!」
「はいはい…クラス対抗戦でしょう?」
「何だ?やる気があるのか」
「まぁ…面白そうですね」ニヤリ
(((企んでいる…絶対何かを企んでいる!)))
一夏の笑みにクラス中が恐怖し、彼を推薦した者達は少し後悔した。
するとセシリアが勢い良く立ち上がり抗議する。
「納得いきませんわ!男がクラス代表なんて良い恥さらしですわ!」
「そうよそうよ!男なんて信用できない!」
それに対し、いつの間にか女装した一夏も参戦する。
「!?…このセシリア・オルコットを差し置いて代表などと認めませんわ!」
「うんうん、確かにカエルの家にある傘立てはチュパカブラに似ているけど、やっぱり国語辞典のリモコンは割り箸が良いと思うわ!」
「……大体文化においても後進的な日本で暮らすこと自体が私にとっての屈辱なんですの!」
「そうだそうだ!日本バーカ!日本人なんて蜂蜜漬けの色鉛筆だぜ!」
「……」
「バーカバーカ!日本人なんてバーカ!極東の猿め!タマゴが頭に落ちて死ね!」
「貴方のことを言っているんです!」
「あ?俺ですか?」
「貴方!自分の国が馬鹿にされているのに悔しくないんですの!?」
「別に日本にもイギリスにも『明太子に乗って相手の首を切る祭り』はあるしな〜」
「ありませんわ!!私の国にそんなふざけた祭りは!!」
日本にもねーよ、クラスの日本人がそう思った。
「…決闘ですわ!私と戦いなさい!」
「おいおいいいのか?お前は俺に勝てんさ…」
「男の分際で何をほざくんですの!?」
「俺には最強の助っ人がいるからだ!来い!俺の相棒——」
「舞妓・カルロス!」
「ドウモ、マイコ・カルロスデス」
そう言われて出て来たのは舞子の服で女装した筋肉系黒人だった。
その異形の者にある者は悲鳴を上げ、またある者は泡を吹いて倒れる。
「何だ貴様!?」
「俺の友達、舞妓・カルロス。スチュワーデスを目指す67歳の男…いや女性だ」
「「「舞妓じゃないのかよ!」」」
「まずどうやってここに侵入してきた!?」
「俺が抜け道を掘り掘りホリー・ジョースターしたからですが!?」
「貴様の仕業かっーーーーー!!!」
「ゲボォア!?」
一夏は千冬に殴られ空へとぶっ飛ぶ。
「うわーこんなに飛べるんだ俺って…」キラーン
こうして一夏とセシリアの決闘が決まった。
ヒロイン登場、舞子・カルロス。
年齢67歳(多分)
身長200㎝ 体重97㎏
趣味 ゴルフバットでひたすら鹿を狩ること。
一夏との出会いは、スラム街で捨てられた所を一夏に拾われた。