「
一夏は双天絶月でラウラを斬る。しかしその斬り口は直ぐに埋まってしまう。
ラウラの剣が一夏を襲う。一夏はそれをギリギリのところで避けた。
「冥無龍砲」
一旦離れ、冥無龍砲をラウラに撃つ。ラウラはそれに反応できなかった。
(攻撃に反応して動く…だけど見えない攻撃にはしないのか)
しかし今においてあまり意味をなさない。今回の目的は対象を倒すことではなく、時間を稼いで
ここで一夏はスピードで相手を翻弄することに決めた。
「
一夏は
「
雷撃の踵落としを決めた。だがラウラは少し蹌踉けただけである。
負けじと一夏は速い猛攻でラウラを攻め続ける。
「
ここで一夏はセシリアのISと同じ姿になり、八機のピットを乱射する。
その銃弾にラウラは鬱陶しそうに剣で払う。しかし数弾はヒットした。
「上見てみろよ」
そしてラウラの真上には、操られた大量の打鉄で形成された大きな拳がある。
「
その拳は、ラウラ目掛けて墜落する。
しかしその攻撃を受けても、ラウラの暴走状態は続いている。
「ちっ…ただの攻撃じゃ駄目か?」
一夏が考えている時、束から通信が入った。
『いっくんできたよ!』
それは、先程頼んだ新形態のディスクだ。
いつの間にか、持っていた真っ白なディスクに色が付いている。
「サンキュー束さん!早速使わせて貰うぜ!」
そして、そのディスクを入れた。
「
「
「あの姿は…!」
ここで通信室の千冬が声を漏らす。
その姿は、国が一夏に用意していた「白式」を真似ていた物だったからだ。
(ならば…『あれ』がある筈…!)
『織斑!』
千冬は一夏に通信する。
「千冬姉?」
『もしかして…武器に「雪片」はないか?』
「雪片…これか!」
一夏が出したその刀、名を「雪片 終型」。千冬の「雪片」を改良した物であった。
『貴様の
「本当か!」
それを握り、ラウラと向かい合う。
「どうやら俺は、世界最高の姉を持ったらしい!」
原作二巻買いました。