「あ、あの一夏?」
帰りの途中、シャルルは沢山のダイナマイトを抱えた一夏に声を掛ける。
「お、遅くなったけど…助けてくれてありがとう」
「Did I do something?」
「保健室でトーナメントのペアを言い出してくれたよね。僕凄く嬉しかったんだ」
「Oh,that?」
「…さっきから何で英語なの?」
「Ah………すまんすまん翻訳機が壊れてた」カチカチ
「そ…そう」
「まぁお前が他の誰かと組んだら女ってバレそうハレルヤだからな」
「優しいね…一夏は」
「これ見ても同じこと言えるか?」
そう言って大量のダイナマイトを見せつけてくる一夏。
「……………………優しいね一夏は」
「あっはい」
すると一夏の携帯が鳴り始めた。
「どうしたカルロス」
『イチカサン、ホウキサンガガクエンカラニゲダシマシタ!』
「何ぃ!?」
『ドウシマスイチカサン!?』
「……仕方ない、レベルハザードで捕まえるぞ!」
『ラジャー!!』
「じゃあ、シャルル、俺行ってくる」
「あ…うん、頑張ってね」
ここでシャルルは、今夜の野宿を覚悟する。
どこかの司令室にて
「司令入りました!」
司令と呼ばれた一夏が司令室に入ると、そこには数百人の変態達が敬礼していた。
暫くすると各自の位置に戻る。
「目標は?」
「ショッピングモールに逃げ込んでいるようだぜ!」
そんな一夏の補佐をするのは堀堀マウンテンである。
「よし!俺の部屋で爆破するのは諦めた!ショッピングモールで爆破を行う!」
「「「了解!!」」」
「兵力はどうなっている?」
「はい、全長100m、重さ10万トンを誇るマンモス
「…足りんな…衛星レーザーも用意しろ!」
「了解!」
「司令!市民の避難がまだ終わっていません!」
「構わん!奴が第三形態になる前に発射だ!」
「了解!」
「これより作戦を実行する!皆の者、行くぞ!!」
「「「「「「「了解!!」」」」」」」
「はぁ…はぁ…ここまで来れば良いだろう」
箒は必死に誰もいないショッピングモールを駆け抜ける。
「そう何度も爆発に巻き込まれたら溜まらん!」
するとどこからか火花の散る音が聞こえる。
「何だこの音は!?」
箒が見たのは、自分目掛けて走る電車であった。
そして…爆発した。
「無人在来線爆弾が当たりました!」
「よーし、全て発射!!!」
一夏の合図と共に全ての戦車、全ての戦闘機が攻撃を開始した。
目標は勿論箒である。
「撃て撃て!奴に賢者の石を使わせ続けろ!」
「R1号発射ァ!!」
「ヘル・アンド・ヘブン!」
「ナマケモノ砲発射用意!」
「波動砲も準備完了です!」
「スカラーシステム発動!」
躊躇無く箒に攻撃が来る。
爆発は収まらない。キノコ雲も直ぐに掻き消された。
「な、何故私が…」
その内箒は塵となり、ショッピングモールの瓦礫に埋まったとさ。
「マシンガンドアノブ伯爵…何故牛乳を…レンジで温めたんですか?」zZZ
その日、一夏は珍しく悪夢を見たという。
今回はてんこ盛りにしました(笑)。どれがどのネタか君には分かったかな?