IS CRAZYな一夏   作:ZUNEZUNE

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あの首締めるシーン絶対死んでると思うんだ。


BRUISEDなENGLAND&CHINESE GIRL!

 

一夏は戦いの後、急いで医務室に足を運んだ。

そこには包帯を巻かれ、ベットで安らいでいる2人がいた。どうやら命に別状は無いらしい。

しかし今の2人は痛々しい姿である。そう思うと一夏の拳が更に締まる。

 

「別に助けてくれなくて良かったのに」

 

「あのまま続けていれば勝ってましたわ」

 

「馬鹿言っちゃいけねぇ、あんなジャイアン以上のリンチ受けて勝つなんて無理だエリザベスザマスゴクウブラック」

 

これには一夏も呆れて溜息を吐く。

 

「2人とも無茶しちゃってぇ〜」

 

UNREASONABLE(無理)?」

 

「2人とも、好きな人に格好悪い姿見せたから恥ずかしいんだよね〜」ボソボソ

 

そう言って2人に水を渡し、笑みを見せるシャルル。

 

「ななな何を言っているのか全然分からないわね!」

 

「べべべべ別に私無理なんかしてませんわ!」

 

「つーか何でラウラオウとバトることになったんだヨーヨーコマ射的」

 

ここで一斉に水を吹き出す。

 

「そ、それは…」ゲホゲホ

 

「まぁなんと言いますか…女のプライドを侮辱されたから…ですわね」

 

「そんなのいつも俺がやってんじゃん」

 

「「自覚があるのならするな!!」」

 

「ああ!分かった!」

 

ここでシャルルが気付く。

 

「もしかして一夏のことを…」

 

「「!!」」

 

ここでシャルルを取り押さえる2人。

 

「あんたって本当一言多いわね!」

 

「そうですわ!まったくです!」

 

「こらこら、学校の医務室で女子二名が男子一名を襲うなんて事案を起こすな」

 

すると一夏が2人の肩に強めのチョップを当てる。

 

「「いったぁ!?」」

 

「やっぱ無理すんな、ホースディアーだなぁ」

 

「「ホースディアー…?」」

 

「もしかして…『馬鹿』って言ってるの?」

 

「それそれ、シャルルよく分かったな」

 

「誰が馬鹿よ!馬鹿!」

 

「おい俺は人を馬鹿にするのは好きだが他人に馬鹿にされるのは嫌だ」

 

「「めっちゃ身勝手!?」」

 

「これ以上俺に暴言言うと爆発オチの標的が箒からおめぇらになるぞ」

 

「「…」」

 

(あ、静まりかえった)

 

「だから…あまり俺を心配させんな」ハァ

 

ここで3人は違和感を感じる。

 

(これってもしかして…)

 

(私と鈴さんを気遣っている…)

 

(へぇ…意外)

 

その言葉を聞いてシャルルは少し驚き、後の2人は赤面した。

すると地震のように部屋が小刻みに震える。

そして沢山の女子生徒がなだれ込んできた。

 

「何だ何だ!?」

 

「どうしたの皆!?」

 

「織斑君!」「デュノア君!」

 

 

「「「「「「私と組んで!!」」」」」」

 

 

そしてその全員がお辞儀して手を差し出した。

 




最近投稿ペースが乱れていることを謝ります。ごめんなさい。

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