IS CRAZYな一夏   作:ZUNEZUNE

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ラウラ戦です。


激震!ANGRYなONE SUMMER!

 

「随分と楽しそうじゃないか、俺も混ぜてくれよ」

 

そうすると一夏はブルー・ティアーズと甲龍(シェンロン)を操り、セシリアと鈴を隅へと避難させた。

二人とも息が上がっている状態だ。しかも傷だらけである。

一夏はシールドををハッキングで一瞬消して、その隙にアリーナへと入る。

そして舞踏会(ジョーカー)を完全に展開し、二人の前に立つ。

 

「二人とも、よく頑張ったな」

 

「一夏さん…面目ないですわ」

 

「ごめん…アンタを貶されても何も出来なかった」

 

「いいや…十分だ。ありがとう」

 

そう言うと二人を一緒に抱きしめた。

 

「いいい一夏さん!?」///

 

「ちょっと!?何すんの急に!?」///

 

「頼みがある。お前らのブルー・ティアーズと甲龍(シェンロン)を今だけ貸してくれ」

 

「「…えっ?」」

 

すると一夏は二人を観客席まで運び、ISだけを操ってアリーナへと戻る。

無人状態の二機が一夏の横に鎮座した。

 

「今度は貴様が相手か?」

 

「いいや、お前の相手はこの二機だ」

 

そう言うと一夏は二つの専用機を見せるように前へ出す。セシリアでも鈴でもない、一夏の力だけで動かされている。

 

 

 

「一夏さん…」

 

セシリアと鈴は医務室へ運び込まれていた。

ここで鈴がそっと呟く。

 

「…ていた」

 

「え?」

 

「一夏の奴、怒ってた」

 

鈴は見逃さなかった。一夏のこめかみに浮かび上がっていた血管を。

 

 

 

「二機だけだと…貴様自身は手を出さないつもりか?」

 

「そうだけど?」

 

「なら…出させてやる!」

 

そうするとラウラはプラズマ手刀で二機に斬りかかるが、それを簡単に避ける。

そして甲龍(シェンロン)が青竜刀でラウラと対峙した。

 

「くっ…!」

 

その隙をブルー・ティアーズの射撃は見逃さない。的確にラウラに当てた。

ラウラは二機から離れ蜂のように飛びかう。それを甲龍(シェンロン)が追った。

甲龍(シェンロン)が青竜刀を振るがAICで防がれる。

 

「このっ…!」

 

ラウラは二機をワイヤーで拘束し、アメリカンクラッカーの様に振らしてぶつけ合った。

 

「調子に…乗るなぁ!!」

 

ここでラウラは二機と一夏を完全に離し、そのまま地面へと着地して剣を向けるが…

 

「教官!?」

 

千冬が刀を部分展開してそれを受け止めた。

 

「やれやれ、これだからガキの相手は疲れる」

 

「千冬姉…」

 

「織斑先生だ。分かっていると思うが…」

 

「本番でハッキング機能は使用禁止…だろ?」

 

「それでいい。学年別トーナメントまで私闘の一切を禁ずる。解散!」

 

「くっ…」

 

ラウラは悔しそうにこの場を立ち去る。

こうして場は収まった。

 

 




ISの武装ってどんな形しているか想像しにくい…

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