IS CRAZYな一夏   作:ZUNEZUNE

31 / 39
最近DMMでISのゲームが出ますね。環境が動作対象外だからできないけど。


ATROCITYなGERMANY GIRL!

 

とある日、アリーナに鈴とセシリアが訪れていた。

 

「あら?」

 

「早いわね」

 

「てっきり私が一番乗りだと思っていましたのに」

 

鈴はセシリアを睨む。

 

「私はこれから学年別トーナメント優勝に向けて特訓するんだけど」

 

「私も全く同じですわ」

 

今度はセシリアも目を向ける。お互いに向き合った。

 

「この際どっちが上かこの場でハッキリさせとくってのも悪くないわね」

 

「よろしくってよ、どちらがより強く優雅であるか、この場で決着をつけてさしあげますわ」

 

「勿論、私が上なのは分かりきっていることだけど」

 

「ふふん、弱い犬ほどよくほえると言うけれど、本当ですわね」

 

そしてそれぞれの挑発を受け、ISを起動させてバトルを開始しようとした瞬間…

 

「「!!??」」

 

二人の間に砲弾が駆け抜ける。レールカノンによる物だ。

撃った方向には黒い雨(シュヴァルツェア・レーゲン)を纏っているラウラがそこにいた。

 

「ドイツ第三世代機…シュヴァルツェア・レーゲン!」

 

「ラウラ…ボーデヴィッヒ」

 

「どういうつもり!?いきなりぶっ放すなんて良い度胸してるじゃない!」

 

「中国の甲龍(シェンロン)に…イギリスのブルー・ティアーズか」

 

二人のISを見て口角を曲げるラウラ。

 

「データで見たときのほうがまだ強そうではあったな」

 

「何?挑発のつもり?」

 

「こっちは貴方以上の挑発を毎日受けていますのよ!」

 

 

 

 

「へいへーいイギリスバナナ!どうしたどうした?黄色い紙がトラみたいに黒が混じってるぞー?」

 

「あれれ〜お胸塗り壁の鈴さーん?胸筋のコンクリートが剥がれかけてるぞー?」

 

 

 

 

((思い出したらムカついてき(まし)たわ…!))

 

「ふん、下らん種馬を盗り合うような雌には人間の言葉は通じんか」

 

「今なっていた!?私の耳には『どうぞ好きなだけ殴って下さい』と聞こえたけど!?」

 

「この場にいない人間の侮辱までするなんて、その軽口、二度とたたけぬようにして差し上げますわ!」

 

結果、二人とも我慢できなかった。

 

「とっとと来い…!」

 

 

 

「一夏、今日も特訓するよね」

 

「おう、トーナメントまでファイヤーデイリーがナッシングナッシーだからな」

 

一夏とシャルルが廊下を歩いていると…

 

「第三アリーナで代表候補生三人が模擬戦やってるって!」

 

「「!!」」

 

そんな情報が耳に入った。

 

 

 

アリーナでは、観客がそこそこおり、セシリアと鈴、そしてラウラが戦っているのが見える。

箒も同じ場にいた。

ここで、鈴の龍砲をラウラが「何か」で防ぐ。

 

「AICか」

 

「知ってるのか」

 

一夏が淡々と言う。

 

「慣性停止能力だっけ?まぁ脅威的だよな」

 

ここでラウラがワイヤーで二人の首を絞め、動けなくなったところを殴り始める。

 

「ひどい…これじゃあリンチだよ!」

 

「ああ…って一夏は何処だ?」

 

「えっ?」

 

いつの間にか、一夏がいなくなっていた。

 

 

「この程度か…つまらん」

 

そう言って嬲るのを続けようとするラウラだが…

 

「!?」

 

甲龍の動きが急に精密になり、ラウラの拘束を解く。

 

「何これ…私何も動かしてないのに…」

 

「…まさか!」

 

ラウラが感づく。アリーナの外では、舞踏会(ジョーカー)の両手を部分展開した一夏がいた。

 

 




原作一巻買いました。アニメと雰囲気違いすぎてびっくり。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。