「本日から実習を開始する。まずは戦闘を実演して貰おう…凰！オルコット！」
「「はいっ！」」
「専用気持ちなら直ぐ始められるだろう、前に出ろ！」
そう言われると2人は渋々前に出る。
「面倒くさいわね〜」ﾊｧ
「なんかこういうのは見世物のようで気が進みませんわね…」
「お前ら少しはやる気を出せ…あいつにいいところを見せられるぞ」
「！！」
次の瞬間、目を輝かせる。
「やはりここはイギリス代表候補生、セシリア・オルコットの出番ですわね！」
「実力の違いを見せる良い機会よね、専用機持ちの！」
「今先生なんて言ったの？」ﾎﾞｿﾎﾞｿ
「俺が知るか」ﾎﾞｿﾎﾞｿ
ちなみに一夏の性格も真面になっている。
「それでお相手は？鈴さんとの勝負でも構いませんが」
「こっちの台詞〜返り討ちよ」
「慌てるな馬鹿共、対戦相手は…」
すると何かが落ちる音と女性の悲鳴が聞こえる。
「きぁやああああああああああああど、どいてくださあああああああああああい！！！」
ＩＳに乗った山田が一夏の所へ墜落しそうになるが…
「おっと、大丈夫ですか？山田先生」
「えっ…あっはい！」
即座に舞踏会ジョーカーを起動した一夏にお姫様だっこされて無事だった。
「むぅ…山田先生ったら…」ﾋｿﾋｿ
「意外と策士家なのね…」ﾋｿﾋｿ
専用機持ちの2人が小さな声で会話している。
「何をしている。お前らの相手は山田先生だ」
「えっ？二対一ですの？」
「そうだが？」
「いやいやそれはさすがに…」
「安心しろ…一瞬で終わる」
文字通りの瞬殺であった。どっちかというとセシリアと鈴の連携の無さも原因だが。
「これで諸君にも教員の実力が理解できただろう。以後は敬意を持って接するように」
「「「はーい」」」
「へいへい山田！お疲れお通夜秋刀魚の蒸し焼きフィーーーバーーーー！！！！」ﾊﾟｼｯ!!ﾊﾟｼｯ!!
「貴様は敬意という言葉を調べてこい！！」ﾄﾞｺﾞｫ!!
「サザングロズッ！？」
「次に、グループになって実習を始める。リーダーは専用機持ちがやること。では分かれろ！」
「オルコットさん教えて！」
「凰さんここ分からない〜」
「デュノア君の操縦技術も見たいな〜！」
他の専用機持ちに集まるのに、一夏はまったくの孤独。
「何故だ…何故俺には来ないんダックスフンコロガシ…」
（（（何か感染しそう…）））
「集まってこないと舞妓・カルロスとまた隠し芸するぞ」ﾎﾞｿ
「「「是非ご指導お願いします！」」」
その時、量産機の女子生徒どころかセシリアと箒まで集まった。
隠し芸の意味が分からない人は「CLASSのCRAZY PARTY」という回を見よう！（露骨な宣伝）