「今回は2組との合同でIS実習を行う。各人はすぐ着替えて第二グラウンドへ集合だ」
「き、君が織斑君?」
シャルルは奇怪な行動を繰り返す一夏に若干恐れながらも接する。
「これからよろ——」
「ああ、良いからイカシオ。とにかく移動が先よん」
一夏はシャルルの手を繋ぐ。彼はそれにぎょっとした。
「女子が脱ぎ始めるからな」
そのままクラスを出る。女子達はそれを微笑んで見ていた。
「WEはアリーナの更衣室で着替えるん大根人参!実習の度これだから早めに慣れろよメロン!」
「はぁ…」
「あっ!噂の転校生発見!」
すると目先の女子が騒ぎ始める。
「しかも基地外で有名な織斑と一緒!」
「おいおい、そんなに褒めるなよ」
「褒めてないよ…多分」
「いた!こっちよ!」
「者どもであえであえ!」
「見て見て!二人とも手繋いでる!」
「織斑君の黒髪も良いけど、金髪も良いよね!」
「おやおや…通せんぼかね?」
「どうする?これじゃあ授業に間に合わないよ?」
「安心しろ、助っ人を呼んでいる」
「助っ人?」
すると外からヘリの音が聞こえてくる。
そして天井から大きい何かが突き破って現れた。
「丁度来たな…シャルルンバ、紹介するぜ。俺の友人の…」
「宇宙横綱 RKSだ!」
「ちゃんこ鍋、ちゃんこ鍋!」
そこには宇宙服の上部分だけ来た横綱がドンと構えている。
これにはシャルルや女子達も驚愕。
「きゃっーー!相撲取りよ!」
「汚らわしい!汚らわしい!」
「RKS!道を作ってくれないか?」
「ちゃんこ鍋!ちゃんこ鍋!」
するとRKSは張り手でどんどん前方の女子達を吹き飛ばしていく。
「ちょっと!あれ大丈夫なの!?」
「ジョブジョブしゃぶしゃぶ!少し背骨がポッキーキュウリの如く『ボキィ!!』になるぐらいだ!」
「大丈夫じゃないよそれ!」
「ちゃんこ鍋!ちゃんこ鍋!」フンスフンス
「おっ!道をクリエイトしたらしいな!サンクスサーティーワンだぜ!」
「ちゃんこ鍋!ちゃんこ鍋!」ドヤドヤ
「じゃあ先にグラウンド行って千冬姉を倒しに行ってこい!」
「ちゃんこ鍋!ちゃんこ鍋!」ドドドドド!!!
「えぇ!?何で!?」
「織斑にデュノア…遅すぎる」
グラウンドでは他の生徒が2人を持っていた。そこに…
「ちゃんこ鍋!ちゃんこ鍋!」ドドドドド!!!
「「「!!??」」」
RKSが千冬に襲いかかってくる。
「ちゃんこ鍋ぇえええええええええ!!!!」
しかし…
「ふんぬっ!!!」
千冬の渾身の蹴りによって高く蹴り飛ばされてしまう。その先には更衣室があった。
「これ着るときに俺の馬並みのファンタスティック棒に引っかかって気辛いなんだよな」
「えっ」///
一夏の急な下ネタに赤面するシャルル。そんな所に…
「ぐへぼっ!?」
「織斑君!?」
飛んできたRKSが部屋の壁をぶち抜いて一夏に激突した。
困ったときの基地外キャラ。便利。