「凄い…一刀両断にした…」
一夏のトドメを見て鈴は驚嘆する。
あんな大きなISを真っ二つにしたからだ。
「あんなに強くなったんだ…一夏のやつ」
「ふぅー」
ISを解除して準備室に戻る一夏と鈴。
「あんた、中々強くなったじゃない。見直したわよ」
「それはサンキューベリーストロベリーベラミー」
いつのまにか性格が戻っていた。
「はぁ…その性格がどうにかなれば…」
「「一夏(さん)!!」」
ここで箒とセシリアが駆けつけた。
「おーう、育児箒とセシリアントワネット」
「変なあだ名をつけるな!」
「まったくですわ!」
「メンゴメンコマンゴーアームズ!」
一夏は鯱鉾のように反り謝罪する。
「……変わってないようで安心しましたわ」
「それにしても見事だったぞ!あの両断は!」
「ソウデシタヨイチカサン」
「お見事!流石我らがボス!」
「…」
するといつのまにか部費私的利用戦隊カンガルーの3人組がいた。
「うわ!アンタらまた!」
「しかも増えていますの!」
「一夏!結局こいつらは何なんだ!」
「部費私的利用戦隊カンガルーだけど?」
「ええい!何だそれは!」
「何だそれはって言われてもなぁ…」
「イインデスヨイチカサン」
「どうせ俺たち理解なんかされねぇよ」
「…」
「………そうだよな」
一夏と戦隊達が俯いて落ち込み始めた。
(何だこの空気…)
(いい?間違っても何聞くんじゃないわよ!メンドくさくなるから!)
(わかっている)
そう箒と鈴がアイコンタクトするが…
「その落ち込みよう…過去に何かありましたの?」
((セシリアの馬鹿ーーー!!))
セシリアが聞いてしまった。
「そうだな…あれは数年前のことだ…」
「回想に入るじゃないわよーー!!」
あの時の舞妓・カルロス達は荒れていた…
「ヒャッハーー!!チョコエッグでコンビニに募金してやるぜーー!!」
「ブッコロシテヤラァァーーー!!」
そして、二人が国会議事堂でレッツ全裸体操しようとした時…
「やめるんだお前たち!」
「ナンダオマエ!」
「俺は一夏…世界一はっちゃけてる男だ」
「何よぉ!?世界一はっちゃけてるのは俺たちだ!」
「ヤッチマエーー!!」
「こうなったら…実力行使だぁー!」
そうすると一夏は二人の首根っこを掴み、投げ飛ばした。
「「ぐわっーーー!?」」
「世界はこんなに痛がってるのに、お前たちは何も痛みを感じていない!」
そして血だらけの二人にバズーカを向ける。
「少しは痛みを知れーーーー!!」
「「ぎゃあああああああ!!!」」
「ということなんだ」
「………………えっ?」
「えっ?」
「それで…何でこんなに落ち込んでいるんですの?」
「そうだな…あれは数年前のことだ…」
「「「えっ」」」
この回想無限ループは26回続いたとさ。
オチが弱かったですね。