インフィニット・EATER   作:マスターM

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ジンの授業・神機編

「えーとこれからよろしくお願いします」

夕食を食べ終え、ジンはシャルルを連れ部屋に戻った。シャルルにも男性操縦者保護の為生徒会長の更識楯無が同室だと教えた。

部屋に入ると楯無が居りシャルルは楯無に頭を下げた。

 

「そんなに固くならなくてもいいわよシャルル君。改めてようこそIS学園に。私は生徒会長の更識楯無。ロシアの国家代表よ。それとジン君は生徒会副会長よ」

 

「ええ!?聞いてないよジン!!」

 

「そりゃ言ってないからな。一夏達にも内緒で頼むぞ。知った時の一夏達の驚いた顔が楽しみだからな」

 

「お主も悪のよ~」

 

「いえいえ生徒会長ほどでは・・・」

 

「ぷっ!」

 

「やっと笑ったな」

 

「え?もしかして今のは・・・」

 

「そっ、シャルル君の緊張を解こうと思って、事前に打ち合わせしてたのよ」

 

「じゃジンが副会長ってのも・・・」

 

「それは本当だ。ついでに内緒で頼む。何時かは言うから」

 

「うん分かった。改めてジン、更識先輩これからよろしくお願いします」

 

「ええ。それと私の事は楯無で良いわ」

 

「さてと、取り敢えずシャルル予習するぞ」

 

「今までのISの予習?それなら本国で済ましたよ」

 

「いいや俺の授業の予習だ。国から聞いてないのか?俺の世界の事も授業に組み込まれた事」

 

「ううん。聞いてないよ」

 

「ならなおさらだ。ボーデヴィッヒの方は織斑先生に任しているから心配ない」

 

「じゃお願い」

 

「お姉さんもいいかしら?」

 

「楯無の方は今度、最初の時に撮った映像でするだろ?」

 

「いいじゃない。それに予習していれば私が教えられるし」

 

「まぁそうだな」

ジンは最初に使った資料を取り出し、シャルルと楯無に教えた。

シャルルと楯無は物覚えが良く、次の授業も教えてしまい今は神機の事について話していた。

 

「ジンは基本神機の設定は何なの?」

 

「俺は基本ロングブレード、アサルト、シールドだ」

 

「それじゃISの方も?」

 

「でも模擬戦の時は銃はスナイパーみたいだったけど?」

 

「ISの方は7つの組み合わせがあって、ショートブレード、スナイパー、バックラー。ロングブレード、アサルト、シールド。ロングブレード、スナイパー、シールド。バスターソード、アサルト、タワーシールド。ブーストハンマー、ショットガン、タワーシールド。チャージスピア、ブラスト、バックラー。ヴァリアントサイズ、アサルト、シールドだ。因みに今言った奴が本来の神機の組み合わせでもある」

 

「ジンって神機の設定固定してないの?」

 

「ああ。一つを極めるのもいいが、色々試したいだろ?」

 

「まぁそれは思わなくはないけど・・・命がかかってるのよ?」

 

「分かってるよ。だからこそ生き残る為に必死にやってるんだ。もう夜も遅いし眠るぞ。シャルルには悪いが俺のベットを使ってくれ。俺は床で眠るから」

 

「そんな悪いよ。僕が床で眠るからジンはベットで眠って」

 

「いいから、いいから。今日は疲れただろ?ベットでゆっくり休んでくれ」

 

「・・・じゃお言葉に甘えて」

シャルルは反論しようとしたが、ジンは譲りそうもなかったので、甘える事にした。

 

「電気消すぞ」

 

「ええ」

 

「うん」

 

 

 

 

(うぅジンのベットだからジンの匂いがするよー。でもなんだか安心するな///・・・)

シャルルはそう思いながら眠りについた。

 

(デュノア社か・・・調べてみる価値はありそうだな。シャルルの方は普通に学園を楽しんでいるみたいだし・・・あーもう考えるのはやめだやめ!)

ジンは考えるのを止めて眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝

 

「ふぁああああ・・・今5時10分か・・・昨日の戦闘なんだか鈍ってたし、トレーニングでもするか」

ジンは楯無とシャルルを起こさないようにジャージに着替え部屋を出た。

 

「さて軽く校庭5週で体を慣らすか」

ジンは軽く走った後、全力での校庭ダッシュを100本。腹筋、腕立て、懸垂を100回の5セットをした。

 

 

「ふー」

 

「あらジン君凄い汗ね。朝からトレーニング?」

 

「ああ。昨日の戦闘で鈍ってると思ったからな」

 

「あれで鈍ってるの!?僕には絶好調に見えたよ」

部屋に戻ると楯無が気付きジンにトレーニングしてたか聞き、ジンはその理由もいい答えた。それを聞いたシャルルは驚いた。

 

「いや何時もならもう少し早く終わらせれるはずだ」

 

「それ逆に疲れが溜まってるんじゃないの?ほらIS動かしてから忙しそうだったから」

 

「まぁそうかもな」

 

「ならしっかり休まないとね」

 

「善処しよう」

それから楯無が朝食を作っていたので3人で食べた。これは食堂に行って騒ぎを起こさない為である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日はリッカに神機についての説明だ。リッカ頼む」

 

「うん。任してよ」

教壇にリッカが立ってモニターをつけた。

 

「神機はアラガミと戦う上で必要不可欠な物で、最初はピストル型神機てって言って小型のモノだね。世代は第零世代神機。後の神機開発に大きく貢献した神機だよ。それを元に開発されたのが第一世代神機。大型アラガミとの戦闘に適した形状を追求して神機も大振りな剣と銃のような形状に落ち着いたんだ」

モニターでは今ではもう使う事のないピストル型神機と、第一世代神機の剣と銃が写されていた。

 

「第二世代には可変機能を備え、銃オラクル放出か剣オラクル回収のどちらかしか選択出来なかった問題点を解決したんだ。けど、資源不足や適合者問題で3年前は各支部に1人か2人が限界だったんだ。今では第二世代新型に適合すれば第一世代神機から変える事も出来るんだよ」

 

「ジン達ブラッドが第三世代なのは、感応種に唯一対抗できるからなんだよね?」

シャルルが手を挙げ、昨日聞いたジンの神機の世代の事を再度聞いた。

 

「ああ。最初の授業でも言ったが、感応種と戦う為に俺達ブラッドが結成された。その為神機は暫定的に第三世代と言う事だ。次に神機の種類だ」

 

「神機パーツは近接武器・銃身・装甲に分かれているよ。近接武器はブレード型とポール型に分かれていて、3年前まではブレード型のショートブレード、ロングブレード、バスターブレードしかなかたんだ」

モニターにはそれどれのブレード型が写されている。

 

「3年前に欧州でポール型の神機が開発されブーストハンマー、チャージスピアそしてヴァリアントサイズが使えるようになったんだ」

今度はポール型の神機がモニターに映された。

 

「次に銃身はスナイパー、 アサルト、ブラスト、ショットガンの4つがあるよ。装甲は3つあってバックラー、シールド、タワーシールド」

次に銃身と装甲が表示された。

 

「そして第一世代近距離型、および第二世代以降の神機では捕食形態・プレデターフォームがあるよ。昨日の戦闘にも使ったアレだよ」

そう言い昨日の戦闘の時の捕食時の映像を写した。

 

「はい。コレットさんの神機の組み合わせを教えてください」

 

「私の事はリヴィでいい。私の神機はヴァリアントサイズ、ショットガン、バックラーだ」

 

「ありがとうございます」

 

「後捕食すると神機解放・バーストするよ。これは神機が活性化状態となって一時的に神機の性能と使い手の身体能力が上昇するよ。そして捕食するとアラガミバレットと言う特殊オラクルバレットが使えるよ。まぁ第二世代新型以降だけどね。そしてアラガミバレットを再度オラクル細胞に戻して、仲間の神機使いに受け渡す事を神機連結解放・リンクバーストと言うんだ。昨日ジン君がしてたこれの事だよ」

モニターではジンがアリサにリンクバーストした所が写されていた。

 

「重ねてアラガミバレットを受け取ることで更に戦闘力が上がるけど、神機の暴走を防ぐため最大でレベル3までに制限されているよ。さてここまでで質問あるかな?」

今のところないのか誰も聞かない。

 

「何か分からない事があったら何時でもいいから聞きに来てね」

 

『『『はーーーい』』』

 

「次も引き続きリッカが担当する」

 

「次はリンクサポートデバイスとブラッドレイジについて教えるよ」

こうして2回目の授業は終わった。


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