インフィニット・EATER   作:マスターM

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RAGE BURSTクリアしていませんが最終章に入ってテンションが上がったので投稿します!!


交わる世界

終末捕食によって再生された世界で、新生ブラッド隊隊長櫻羽(さくらば)ジンは日々アラガミと戦っている。

 

「これで最後だ!!」

ジンは黎明の亡都でガルムに止めを刺そうとブラッドアーツ・無尽ノ太刀・蒼を繰り出した。

 

「ウォオオオオン!!」

ガルムは雄たけびをあげ倒れた。

 

『敵、沈黙しました』

 

「ふー。フラン他の皆は?」

 

『ジュリウス班、リヴィ班共に敵を撃破しました。皆さん目立った怪我はありません』

 

「了解。帰投する」

フランからの報告を聞きジンは極東支部に戻った。

 

 

 

「あー隊長お帰りー!!」

 

「隊長怪我はありませんか?」

 

「大したもんだな一人であれだけのアラガミを倒すなんてよ」

ジンが極東支部に戻ると先に気付いたナナに続きシエルとロミオも声を掛けて来た。

 

「ただいまナナ。それとシエル俺は大丈夫だ。そしてロミオあれぐらいのアラガミブラッドなら楽勝だろ?」

ジンの言葉にロミオ以外の5人は頷いた。

 

「それは、そうだけど・・・」

 

「お前は無駄な被弾率が多い。何故後方にいるのにそんなに被弾が多いのか分からんな」

 

「うるさいな、それはアレだアレ!!」

ギルが指摘するとロミオは言い訳を言おうとアレを何回も言った。

そんな時大きな揺れが起こった。

 

「地震か!」

 

「皆気を付けろ!」

地震は1分程で収まった。

 

「収まったな」

 

「急に揺れるからビックリしたよ」

その後ブラッドの全員で昼食を食べていると放送が流れて来た。

 

『各部隊長は今すぐ私の所に来て欲しい。繰り返すよ、各部隊長は今すぐ私の所に来て欲しい』

放送したのは極東支部支部長のペイラー・サカキだった。

 

「各部隊長を呼ぶなんて何かあったのでしょうか?」

 

「もしかしてさっきの地震でとんでもない被害が出たとか?」

 

「兎も角行ってくるよ」

そう言いジンは支部長室に向かった。

 

 

 

 

「失礼します」

ジンが支部長室に入ると既に他の隊長達は来ていた。第一部隊隊長藤木コウタ。第二、三部隊隊長及び防衛班班長大森タツミ。第四部隊隊長真壁ハルオミ。特殊部隊隊長雨宮リンドウ。そしてブラッド隊隊長櫻羽ジン。

 

「皆よく来てくれた。実は先程の地震で大変な事が起こったんだ」

 

「大変な事?」

 

「何が起こったんだ?」

 

「今から話すよ。正直私自身も今も信じられないが、平行世界と交わったようだ」

 

『はぁ!?』

サカキの言葉に隊長達は驚きの声をあげた。

 

「驚くのも無理はない。これを見て欲しい」

サカキはそう言い映像を見せた。

 

「いくつか地形が変わっていたり、何もなかった所に島があったり等などの事が多く発見され、フェンリル本部はもう一つの世界の人達と話すと各支部に通達が来たよ。君達は何時でも動ける様にして欲しい」

 

『了解!!』

 

「用件はそれだけだ。また何かあったら呼ぶからね」

各隊長達はそれどれの部隊員に知らせる為に出て行った。

 

「あ、ジン君君は残って欲しい」

出て行こうとしたジンをサカキは引き留めた。

 

「なんで俺だけなんですか?」

 

「さっきは言わなかったけど、本部からの通達には友好としてユノ君のライブを行うらしい。そこで君達にユノ君の護衛を頼みたい」

 

「そうゆう事なら喜んで。それで何時ですか?」

 

「明後日だよ。ここから向こうの東京と言う所で行うそうだ」

 

「了解しました。それでは失礼します」

そう言いジンも支部長室から出て、ラウンジに向かった。

 

 

「戻ったか」

 

「何の話だったんだ?」

戻ってきたジンを見かけジュリウスが声をかけリヴィが何の話だったのか聞いて来た。

 

「実は・・・」

ジンはブラッドメンバーにサカキから聞いた事を話した。

 

「信じられません、平行世界と交わったなんて・・・」

 

「またややこしい事が起きそうだ・・・」

 

「それよりもユノさんに会えるのか!?やったぜ今度こそ歌ってもらうぞ!!」

 

「ロミオ先輩。私達はユノさんの護衛だよ?ユノさんの身になにかあったら歌ってもらえないよ」

 

「それは困るな。よ~しユノさんを守り切るぞ!!」

 

「はいはい落ち着いてロミオ。明後日にここからあちらの世界の東京と言う都市に向かうからしっかり準備しといてね」

 

『了解』

その日は解散となり早くもライブ当日となった。

 

「皆久しぶり元気だった?」

 

「元気だったよ。ユノも元気そうで何よりだよ」

 

「今日はよろしくお願いしますね隊長さん」

 

「はい。ユノ達は俺達ブラッドが責任をもって守ります」

そして一行はヘリで東京に向かい、ユノのライブを護衛した。

 

 

ライブは大盛況でアンコールまで行った。そして現在はヘリで話していた。

 

「さすがユノだね。向こうの世界の人達の心を掴んで」

 

「ありがとう。正直不安だったの、もし受け入れてくれなかったらどうしようって思っていたけど、杞憂に終わって良かった」

ジンとユノは隣に座りライブの事を話していた。

 

『ブラッドの皆さん聞こえますか?緊急事態です!』

 

「どうしたフラン?」

フランからの通信をインカムで返事した。

 

『そこから南に10キロの所にアラガミを確認しました。またその近くに3つの反応があります』

 

「了解。ブラッドは二組に別れユノの護衛とアラガミ討伐を行う」

 

『分かりました。ご武運を』

フランとの通信を切り、切り出した。

 

「今フランから通信があり南10キロ時点にアラガミを確認したそうだ。ブラッドは二組に別れユノの護衛とアラガミ討伐を行う。ユノの護衛にはジュリウス、シエル、ロミオ。アラガミ討伐には俺、ギル、ナナ、リヴィだ」

 

『了解!!』

 

「ジンさん気を付けて」

 

「ああ、行ってくる」

ジン達はヘリから降りアラガミがいる場所に急いだ。

 

 

 

 

その頃アラガミと戦闘している者達がいた。

 

「くっ!何よこの化け物は!!ISの攻撃が効いていないの!!?」

打鉄三機でコンゴウで攻撃を加えるがコンゴウには効いてなかった。コンゴウのパイプからの攻撃をくらい三機とも吹き飛ばされ、コンゴウに殴られISが強制解除させられ気を失った。

 

「遅かったか・・・」

ジン達が着いたのはすご後だった。

 

「まだ生きているかもしれない。さっさと片付けるぞ」

 

「了ー解!」

 

「分かった!」

 

「任せろ!」

ジンの言葉にナナ、ギル、リヴィが答えた。

コンゴウに苦戦することなく無事に討伐を終えた。

 

「さてあの人たちを、ん?」

ジンがISの操縦者の安否を確認しようとすると、足元に光る物を見つけ手に取ると・・・

 

パァアアアとジンの体が光り打鉄を纏った。

 

「な、何だこりゃあ!!?」

 

「た、隊長がロボに!!?」

 

「これって確か向こうの兵器だった筈じゃ・・・」

 

「ギルの言う通りだな。今日資料で見たがそれは・・・」

 

「女にしか動かせない筈だったが、そう言えば特例が居たと言っていたな」

 

「はー面倒な事に巻き込まれそうだ」

ジンはため息をつき、ISの操縦者を連れ極東支部に向かった。


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