タイトル詐欺になりそうなので先に言っておきます…
ガーランドとバルキリーは当分出ません…
理由は冬夜がフレームギアを手に入れる時に使用する事になっている為です…
でもガーランドは使うかも…(あくまで予定です)
目が覚めた時に見たのは、蒼く美しい空と緑が生い茂るような壮大な草原だった事、どうやら私は大きな木の根元で寝ているような形で転生したみたいだった。
私の今の恰好は…目視した限りでは…まともなのかな?
私が恐らく死んだ時の恰好はライダースーツだった気がしたけど…神様が気を遣ってくれたのかパーカーとジーンズと普通の恰好だった。
ふとお尻に違和感があったので確認したら、どうやらジーンズのポケットに何故かスマホがあったので手に取った時に着信がなった。
着信元は…〈死神〉ってどうゆう事なの?
「もしもし?」
「あっ…繋がった…やっほー…私…」
さっきまで話していた神様じゃない…なんでまた〈死神〉って表示されているのよ…
一応なんで着信元が死神になっているのと、スマホがあるのかを聞いた時に、どうやら神様が元死神として働いていた為、変更していないだけだった事と、スマホがあるのは〈主人公である望月冬夜と同じスペックとなる〉の特典だかららしいけど…話を聞いてみると私の魔力を使って充電されるみたいなので電池切れの心配なしで、神様に電話する事が可能な事とネットにも繋げたりなどのスマホとしての機能が使える事を知ったけど…私…実はスマホって初めてなんだよね…必要性を感じないから十年くらいの古いガラケーだったし…
神様からは注意事項として原作知識の検索は出来ないらしく、ネットの情報も冬夜の世界観である地球でのネットの検索しか出来ないと言われたけど、別に構わなかった。
一応一番の楽しみのガレージがどうなっているのかを知りたかったので、行き方を教えてもらった。
「魔法で移動出来る…無属性魔法のゲート…行った事ある場所に行ける…他のポケットに魔石入ってる内の…無色のがあるから…それ持ってやってみて…」
私はスマホがあった逆のポケットに、何か入っている袋があって掌に出してみると様々な色の意思があった。
その内の神様に言われた無色の石を持って「ゲート…」と唱えると淡い光を放つ半透明の壁が現れたけど…
「ん…出来た…その先にガレージがある…」
神様に言われた通り半透明の壁を抜けるとそこには転生前に見せてもらった私の拠点となる…ガレージがあった。
そのガレージの格納庫には私が申請したガーランドとバルキリーがあった…
これから愛機となるガーランドとバルキリーに触れて少し感動していた…
一応、世界状況を把握してから移動手段として使おうかなと思っていた時に…今思えば先立つ物…つまりお金が無い事に気がついた…
神様のアドバイスで冒険者ギルドに所属してお金を稼ぐ事にしたけど、どこに何があるか分からない状態なのに「町に行け」って私にどうしろと?
「…まさかと思うけど…スマホの使い方…知らない?」
神様が呆れたように聞いてきたけど…何?使ったこと無いのがそんなに珍しいの?
でもこの神様…すっごく親切に使い方教えてくれた。
一応先立つ物が無い事を言った時に、自室にお金が置いてあるから好きに使っていいと言われたけど…金貨が数枚あったのでどれぐらいの価値なのか聞いてみたけど数ヶ月は平気だと言われたので本当に感謝しよう。
取りあえずは、近くの町まで行く事にしてそれから考えようかな…
神様とは長電話となってしまったけど「問題ない…良い暇つぶしになった…」と機嫌よく言ってくれたけどそんなに暇なのかな?
お礼を言い通話を切った後にゲートで再び元居た草原に転移した後に、スマホの地図アプリを起動させて町まで行く事にした。
そう言えば…女の1人旅ってトラブルって起きやすいかな?
答えは…
当たりでした!!
何かガラの悪そうなよくあるゴロツキの盗賊に絡まれたのだ…
仕方ないので素手でお相手しましたけど、どうやら特典スキルが発動していたみたいで相手の動きが本当にスローモーションのように見え、気が付けば数十人の盗賊をフルボッコにしていました。
まあ悪党でも命を奪うのは気が引けたので、彼らの持ち物を全部没収した後に、その内のボスらしい盗賊を軽くごうも…いやお話してアジトの全財産と残りの盗賊達を気絶させた後、に移動手段として馬を拝借させてもらい町に向かった…
良い収穫だったわね…私の体のスペックも分かったし、移動手段と食料も何とかなったしね…
私は一応乗馬の経験もあるので、馬は暴れる事もなく懐いてくれたので、その後数時間後には問題なく町に着きました。
一応町の門番の兵士さんに、盗賊団のアジトの場所を教え捕まえてもらおうと思ったけど、どうやら冒険者ギルドで依頼が申請されていたらしく、その報告と冒険者ギルドに未登録なので、報酬は全額ではないが支給されるのでギルドの方へ行ってほしいと言われ、その数分後に事情を知った兵士さんに、ギルドまで案内され今回の盗賊に関する事情聴取が開始されたけど…ほんの数十分で終わりました…
どうやらその依頼を受けた冒険者たちがいてもう壊滅されたアジトがあり…盗賊団たちはその冒険者によって今連行されているらしい…
この時に盗賊団の所持していた全財産はどうなるかを聞いた所、呈示された物以外であれば貰っていいと言われ一応呈示品と思われる刀剣や装飾品はすべて渡しておいたけど…ゲート使って戦利品全部出した事でギルドの職員がビックリしていたけど…珍しかったのかな?
一応、残った戦利品はギルドに買い取ってもらう事で報酬はいらないと交渉したので、その冒険者ともトラブルにはならないだろうし、ついでに冒険者の登録もしてもらったけど…
字が読めない…どうしよう…
そう思った時に職員さんが気を遣ってくれて代筆してくれた…その時、私の名前を聞かれ…
「私の名前は紬 静凪(つむぎ せな)…名前が静凪で紬は苗字…家の名前です…」
どうやら日本人の名前は珍しいみたいでイーシェンの生まれかと聞かれたけど…どこの国ですか?
適当に「そうです」と言って話を済ませ簡単な注意事項聞くと、まあ大体の事は理解した…
要するにレベル相応の依頼しか受けられない事と5年以上依頼を受けないと失効となるぐらいで後は当たり前の事であの神様とのやり取り思い出して苦笑してしまう。
だけど異世界って感じたのはこのギルドカードの仕組みよね…
真黒なカードにピンで指を刺した後にその指で触れた後に何か文字が出てきたけど読めない…
その後、職員のから手渡しされた時に色が灰色だったのに疑問に思って聞いてみると…なるほど偽造防止の為なんだ…再発行にはお金が掛かるみたいだけど当たり前よね…
これで解放されたと思っていた時に私はある事に気が付いた…
今夜の宿どうしよう…
実はゲートを使ってガレージにある自室を使ってもいいんだけど、この町を拠点にして冒険者をするならこの町の宿に泊まる必要がある…
一応職員さんに冒険者向けの宿が無いかと聞いた所[銀月]と言う宿屋があるのでそこに行くといいと言われたので職員さんにお礼を言った後に親切にわかりやすいように地図まで書いてくれたので迷わず辿り着く事が出来た。
看板が三日月のロゴになっていて煉瓦と木で出来た三階建ての宿屋…本当にわかりやすくて良かったわ…
両開きの扉をくぐると、どうやら一階は酒場兼食堂なのだろう…私より少し年下の少女と少年が楽しく会話をしながら食事をしていたり、ゴツイおじさん達がどんちゃん騒ぎでお酒飲んでいたりとにぎやかにしている…
近くにカウンターに店員らしい女性が居たので部屋が空いているかを聞いてみると運よく空いていたので金貨を出してこれで何日泊まれるかを聞いた所…50泊出来るみたいなので字が読めないし書けないので代筆してもらって宿帳らしきものに記入していくけど、私の名前を聞いた後に「昨日もこんなやり取りしたわね」と言ったけど誰の事だろう?
一応一か月分を払って部屋の鍵を受け取った後に食事をどうするかを聞かれたけどさっき冒険者ギルドで事情聴取の詫びとお礼でご馳走になったので断っておいた。
明日から冒険者となって働く事となるけど…此処の文字の読み書きどうにかしないと致命的よね…
実は神様に電話して相談したけど…
「知らない…自分で何とかして…ドンマイ…」
この断り方酷いでしょ!!
後々で謝罪のメールに理由があった…どうやら忙しい時に電話したみたいで機嫌が悪かったみたいで雑に対応したみたいだけど…メールの内容はこうだった…
「貴方の特典の効果のせい…『物語の主人公と同じスペックになる』…主人公はこの世界の人じゃないから…この世界の字の読み書き出来ない…」
…あきらめて自力でどうにかしよう…神様に悪いしね…
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