異世界はガレージとともに   作:白だるま

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何かやってみたくなったので投稿しました…

気まぐれで書いていく予定なので期待しないでください…




プロローグ 死亡そして転生

私は死んだ…どう死んだのかは分からない…

 

死神と名乗る青年がどうゆう状況なのか、今から行く場所が私を担当する神がいる部屋まで連れてってくれることを言ってくれた…

 

真っ白な部屋に着いた時の一言は…

 

「さて…残念だけど貴方は死んでしまいました…理解OK?」

 

目の前の自称神を名乗る髪の毛ボサボサにした金髪ショートの女の子が淡々と話してくるけど…

質問いいのかな?

 

「ここに来るまでに死神さんから話は聞いたけど…一応死因は何か聞いてもいいかな?」

 

私が問いかけるとその神様は、面倒くさそうな顔をしていたけど「そうだったね…面倒だけど教える…ちょっと待って」と言った後、床に散らばった本を拾い上げた…って!!もしかして…それが私の事に関する資料なの?雑過ぎない?

神様はパラパラと凄い速さで見ているけど…本当に平気なのかな?

読み終えた後に私の目を見て応えた。

 

「わかったけど…知らない方がいい…()()()()する…」

 

神様は淡々と言ってるけど…目つきが少し違っていた事に気が付き…本当にろくでもない事で、死んだ事ははっきりしていた…

私の事だから…死因は多分…いや考えるのはやめよう…

 

「私の仕事…転生して新たな人生を送る…私たちの仕事の手伝い…その選別が私の仕事…」

 

「私は…どうなるんですか?」

 

「それを決めるのは貴方自身…その2つの内のどれかを選ぶだけでいい…」

 

……この神様って説明とか自分で言わないといけないのかな?

 

「これ…見といて…転生を選んだ時の注意事項と、特典の選び方の説明…就職の場合…業務内容の説明…よく考えて選んで…」

 

そう言った特に二冊の分厚い本を手渡されたけど…読んで見ると…かなり詳しく書いてあって分かりやすかった…

漫画での説明とか…凄い読みやすくなっている為、大体の流れは理解できたけど…私的には転生を選ぼうと思った。

 

只、この神様天然なのかな?

 

冷たく淡々と進めているようで印象が悪いけど、数時間かけて読んでいたのに関わらず、怒っているような顔はしていない…(だけど…今は机に突っ伏して涎垂らして寝てるけどね…)

私が決まった事を言うと。目をこすりながら「どっちにするの?」と言われ転生を選んだことを言うと…

 

「貴方は…特典が付く…Cランク…4つまで特典が選べる…特典を使えば行先を選べるけど…どうする?」

 

「私は…行先はどうでもいいです…のんびり…暮らしたいです…」

 

「了解…転生先はクジ引きになる…変更も可能…特典を使う事になるけどいい?」

 

私は構わないけど…クジ引きってそんな適当でいいの?…と思ったけど神様が渡してくれた本に書いてあったけどクレーム対応の為で指定で転生先を選ぶことは珍しいらしい…後、統計的に指定で転生した転生者の大多数が違反者となっているという、いらないデータも見てしまった。

10本あるひもの内の一つを引き出て来た札を神様が読み上げたけど…それは知らないタイトルの物語だった。

 

「〈異世界はスマートフォンとともに〉の世界に決定…運がいい…色々面白い世界…今一番お勧め…」

 

神様は少し笑顔を見せていた。

 

うーん…私はアニメやライトノベルと漫画は見ないのでこの原作知らないんだけど…スマホで何かすんのかな?

まあ…いいや二度目の人生を楽しめればそれでいいしね。

 

「男なら泣いて喜ぶ…美少女多いから…でも女性だけどいいの?」

 

……はい?確かに私は女だけど…何か内容的によろしくないのかな?

 

「まあ…いいや…特典選び…どうする?…資料室必要?」

 

そういえば特典選びまだだったっけ?

私はこの時に資料室の事も聞いてはいたけど、どんな部屋になっているか知らなかったからあえて言っておこう…

 

何?この娯楽室…ゲームやアニメDVDや漫画や小説なんでも揃っているんだけど…

でも、よく見て見れば〈異世界はスマートフォンとともに〉の原作小説もあるけど…web版小説の方が後後まで分かると神様はアドバイスしてくれたけど閲覧せずに特典選びに集中した。

何で見なかったのかと言われれば…知らない方が楽しめそうだと思ったからだけど…神様からはどんな世界観なのかの説明はされているので問題は無いと判断した…

 

特典選びは…これでいいのかと思うほどの特典を頂いた…

 

1.『他の転生者の特典の無効化』

 

2.『メガゾーン23のガーランド』

 

3.『超時空要塞マクロスのVF-1 バルキリー(ストライク・スーパーパック付き)』

 

4.『自分の拠点を作る』

 

神様に「マニアック…面白くていい…」と笑顔で言われたけど…そうかな?

 

特典2のガーランドは私がバイク好きな事もあったのでこれにした。

本当はもう1つ面白そうなバイクもあったのだけどそれは見送らせてもらった。

(ライドバックっていうアニメと漫画で見たけど、この先を考えてガーランドにした)

特典3のバルキリーも偶々面白そうで資料室で見たけど、凄く良くて乗ってみたくなったので申請した。

本当はマクロスプラスのYF-19もいいな…と思った時に…

 

「おまけして…ピンポイントバリアを使えるようにしてあげる…見た目は旧式だけど最新シリーズの⊿(デルタ)に匹敵する性能にしてあげる…」

 

…それって究極の機体になってないかな?

 

後他にも神様もかなりサービスしてもらって「バルキリーの操縦の腕は…トップクラスのパイロットと同等にする?…拒否可能だけど?」と言われたけど…まあ戦闘機なんて乗った事も無いのは当たり前なのでお願いしておいた。

だけど…良いの?その異世界ってこんなモノないでしょ?

 

私はなぜ神様がこれを許可したのか…理由はこの後分かった…

 

特典4の『自分の拠点を作る』は…実はガーランドとバルキリーを保管するガレージが欲しいと言った時

 

「それだと…勿体無いから…別空間の拠点を作る方が便利…ついてに住居スペースと様々な機能も付けておく…素材だけは自分で調達して…」

 

事前に見せてもらったけど、メンテナンスに必要な部品や食料を生み出すプラントを持った拠点を貰った…

…あえて言えば、ここで暮らせれば原作介入しなくてもいいかなと思ったけど、食料に関しては現地で調達して栽培しなければ意味がないそうで、レーション作るにも材料を自分で集めるしかないみたいだ…

神様も「調味料ぐらいならいいけど…そこまでするとあなた自身がつまらない人生になる…それでもいいなら…」と言ったけど、確かにここまで頼るのもいけないよね…と思いましたので、その条件でお願いした。

この神様は意外に面倒見も良く、ガーランドとバルキリーに関しては予備パーツと数回は持つ程度の弾薬と武装をガレージに送っておくと言ってくれた…

それと補足しとくけど…ガーランドとバルキリーの整備知識も必要という事でおまけで付けてくれた。

 

その時、神様が急に感情のこもっていない声で

 

「ぱんぱかぱーん…ランクCルーレット…コレが当たると特典が一つランダムで増えます…ダーツで刺さった特典を進呈します…」

 

どこからか持ってきていたのか回転する仕様となっているダーツボードが出て来た…

 

昔どっかのバラエティー番組で見た事あるわね…よく見てみると…なんで最高級のたわしが景品一つとして置いてあるし…床や壁を見てみるとダーツで外した転生者の名前のシールが貼られている…

特典内容をよく見てみると…「特典再申請チケット」や「他の原作に行けるチケット」など何かとんでもない特典があるんですけど!!!

この神様の趣味なのかな…と思いながらダーツを投げようとしていた時に、某車の車種を連呼する神様…やっぱり好きなのねそのバラエティー番組…投げたダーツは回転する的に運よく当たり…その特典は…

 

「凄いね…当たった特典は…物語の主人公と同じスペックになる…チートキャラになった…」

 

神様は不敵な笑みを浮かべていたけど…どうゆう事かな?

私がこの笑みの意味を知るのは転生後に分かった…

 

この後、神様に最終確認をされていた…

 

「転生後の名前は…変更なし…年齢は…主人公の少し年上に修正…生まれは…どうする?」

 

私は適当でも良かったけど…万が一を考えて主人公と同じ条件でスタートさせてもらうことにした。

「子供時代の思い出は…いいの?…それだけ損しちゃうけど…」と神様は心配して言ってくれたけど、転生してもらえるだけいいかな?と思ったので問題は無かった。

 

「わかった…最初に言っておくけど…冬夜…この物語の主人公だけど…神様に転生させてもらった設定になってるけど…私とは全然違う神様だから…その理解はいい?それと…転生場所は…冬夜と同じ場所…だけど数時間ずらすから…それでいい?」

 

まあ…ラノベの世界観の神様と、この神様が同じのはずないものね…

後、主人公と一緒に行くのもいいかな?と思ったけど…めんどくさい事になったら嫌なので、我が道を行く事にした。

 

「条件確認した…この部屋を出たら自動的に転生先に行く…いってらっしゃい…第二の人生楽しんで来て…」

 

私は笑顔で手を振る神様にお礼を言った後転生した…

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「ん…面白い子でよかった…」

 

女神は先ほど対応した女性の事を思い出していた…

 

30代半ばで死亡した成人の半々でもめ事が起こりやすく、彼女も同じような事が起こるかと思ったが思った以上にすんなりいったので機嫌良く対応できた。

 

「何笑顔だしてんの?ご機嫌じゃん」

 

話しかけてきたのは元同僚の死神で彼女の案内人でもある…

彼も機嫌が良くこうして雑談する事も多い友人だ。

 

「うん…今回の仕事は…楽出来た…面白い人だったし…がっつりおまけした…」

 

「ははっ!!そうだな…前回のアホに比べちゃいけない程だな…」

 

二人は前回の担当を思い出した…

本当のクズ野郎で「なんでこんな奴此処に来たの?」と思えるほどのバカだった…

一応Cランクで特典を持って転生したが、案の定自分の思い通りにならなかったのか…クレームを入れてきたので

 

「知らない…説明した…勝手に生きて勝手に死ね」

 

と対応した事は神の中では有名だ…

因みにこのバカは後に重大な違反を起こしそうだったので、その対策を既に違反者の取り締まり部署に連絡しておいたので大事にならず終了していた…

因みにこの神は元死神で、ある事件の貢献者として上層部に行く予定だったが…

 

「迷惑…このままでいい…ちゃんと仕事しろばか」

 

この一言が決定となり死神課から転生課の異動の処置をとられた…

異動となった時も冷静で今ではマスコット扱いされてはいるが仕事は優秀で、他の部署からもクレーム対応もこなしている為、上層部も文句が言えず…むしろ優秀な死神を失った死神課から上層部にクレームが殺到したのは有名な話である…

 

「この職場…楽しい…ばかも多いけど…面白い人もいる…」

 

女神は笑みを浮かべているが、死神は仕事が大変で苦労している所を知っていたので心配していたがその笑みで平気だとわかりホッとしていた。

しかし…気になる点もあった死神は警告をした…

 

「そのバカの情報があった。転生世界を荒らしている神の事だが…今回は結構狡猾で違反転生者をその世界に送り込んでいるらしい…被害は少な目だが注意した方がいいぞ」

 

「ん…わかった…ありがと…だけど心配ない…」

 

女神の絶対の安全を保証する言葉に疑問に思った死神だったが…

 

「その為の…追加特典…もう違反者なんて怖くない…」

 

その女神の言葉はなぜか何とかなりそうと思えるほどに納得出来ていた。

その女神の功績は…違反転生者及び違反神の大規模検挙の功績者なのだから…

 

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不幸特典

 

不幸特典は理不尽な死を体験したものが得る事が出来る。その他にも病気やけがで暗い人生を、送った者も対象となるが大体は「理不尽な殺人事件の被害者」か「事故死」や「病死」が多い。

A~Bまでが不幸特典として追加される。

 

転生者の不幸特典ランクについて

 

Aランク  特典が3つ増える  家庭環境と身体の状態の安定 他のアニメやラノベの能力の申請の緩和

 

Bランク  特典が2つ増える  家庭環境と身体の状態の安定 他のアニメやラノベの能力の申請の緩和

 

Cランク  家庭環境と身体の状態の安定 他のアニメやラノベの能力の申請の緩和 

 

Dランク  他のアニメやラノベの能力の申請の緩和  ペナルティが付く

 

Eランク  ペナルティが2つに増加 

 

Fランク  ペナルティが3つに増加 

 

Gランク  ペナルティが4つに増加 特典なし(転生者の懲罰用のランク)

 

家族環境はAからCまで選択可能(いる、いない設定や好みの両親など)それ以外は無効(特典で変更可)

 

ペナルティの種類(一部)

 

「天涯孤独で無一文でスタート」

 

「身体の一部に障害あり」

 

「特典能力が一つ消滅」

 

「性別が逆になる」

 

「家庭環境と生活状況が最悪」

 

「転生前の記憶をすべて失う」

 

「特典能力がランダムで変わる」

 

「その転生先のメインキャラやサブキャラと恋仲及び親密になれない」

 

「転生先の固有スキルの習得無効及び武装使用の不可」

 

「特典能力の数回使用の消滅」

 

「寿命があらかじめ設定されている」

 

「転生者とばれたら即死亡か特典のロック」

 

「ランダムに特典能力が使えない時間がある(事前に通達あり)」

 

これらのペナルティは特典で無効化が可能

 

 

 


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