あれは嘘だ!
アルベド
タブラ・スマラグディナに創造された僕
守護者統括である
その設定はモモンガが読んだ時に1分かかった程である
文字制限がなければ もっと設定されてた事だろう
時はユグドラシルサービス時に遡る
アルベドは、他の僕と同じく 創造主タブラのスマグディナに「そうあれ」と多岐に設定された故に優等生の様に設定に忠実であった
正に細部まで設定された故 所謂遊びの部分がなかったのだ
優等生として守護者統括する事は何の苦労もなく潤滑に事を進めていけたのだが 最後の一部分がアルベドを苦しめていた「ビッチである」この一部分である
相手を選ばなければシャルティアの様に低位の僕達を侍らせば良かったのだが
統括としての地位がそれを邪魔していたのだ タブラ・スマグディナの意に反する事なく「ビッチ」を貫かなければならない その想いが彼女を悩ましていたのである
階層守護者と肌を重ねようにも 男性型守護者はマーレ コキュートス デミウルゴスが挙げられるがマーレは年若くコキュートスに至っては生殖方法が違うのではないかとまで考えてしまう
残るデミウルゴスだが、本性の姿を見ても自分の種族性上余り気にならないのだが、相手も相手を選ぶであろうと諦めてしまう
故に怖れ多くとも至高の方々のお情けをいつか受けられるまで「ビッチ」で有りながら純潔を守らなければいけなかったのである
そんなある日
至高の42人の御一人ヘロヘロ様が御帰還された
情け多きモモンガ様が御守りになるナザリック大墳墓にだ
各階層守護者は色めきたった 御隠れになった至高の方々が御帰還されるのではないかと 淡い期待に其々の胸中が騒いだのである されどヘロヘロ様がまた御隠れ遊ばして期待は絶望へと代わった
役目上円卓の間でモモンガ様に付き従うアルベド されどナザリックの王は気付いてないが暗く迷彩のない目をしてるアルベド…
何時ものようにモモンガ様も御休養されるのであろう
良くは分からないけれど明日の会議の資料を作成しなければとか仰って
いや、今日は違った モモンガ様が自分の胸中を見ているのだ
その時に異変が起こった
目の前に居る 情け多き支配者が凄まじく愛しい存在に代わった
元々敬愛はしていたのだが、何にも変えられぬ存在になったのだ
創造主タブラ・スマグディナ様よりもナザリック大墳墓よりも愛強い存在
それがモモンガ様
アルベドは雷に撃たれたようなショックを覚えていた
その上で胸を揉まれて
「ここで初めてを迎えるのですね」
なんて素晴らしい事なのだろうかと心から喜んでいたのである
ってすいません( ̄▽ ̄;)
何故だかアルベドの独り語りがしたくなったんです
今片付けなければならない事柄が終わったら
こんな風にキャラの独り語りで話を進めていきたい想いがあるのですが
どうなるこちやら…