のび太と切り札と人理修復   作:のびえもん

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のびる「1日開いてすみませんでした」

マシュ「お気に入りしてくださった流星皇さん、ノリコさん、魔弾の奇跡さん、神紅さん、朔耶さん有難うございます」

のび太「では、始まります!」


第3話

キュウ・・・・・キュウ」

 

「フー、フォウ・・・・」

 

のび太『また、頬をなめられたような・・・・・・」

 

「先輩、起きてください。先輩」

 

「起きません。やはりここは、正式な敬称で呼ぶべきでしょうか」

 

「マスター。マスター、起きてください。起きないと殺しますよ」

 

のび太「はっ」

 

のび太は目を覚ました

 

マシュ「起きましたね、先輩。無事で何よりです」

 

のび太「今、殺しますよって言わなかった!?」

 

のび太は驚く

 

マシュ「言い間違えました。正しくは『殺されますよ』でした」

 

ちょっと頬を赤くしながら言うマシュ

 

マシュ「その、想定外のことばかりで混乱しています。落ち着きたい所ですが、今は周りをご覧ください」

 

のび太「?」

 

「GiーーーGAAAAAA!!!」

 

のび太「うわぁ!!」

 

のび太はおばけみたいなやつに一瞬ビビる

 

マシュ「言語による意思疎通は不可能。敵性生物と判断します」

 

のび太『一瞬びっくりしたけど、アノマロカリスの方がもっと気持ち悪かったな』

 

のび太はアノマロカリス・ドーパントを思い出しながら思う

 

マシュ「マスター、指示を。わたしと先輩の2人でこの事態を切り抜けます!!」

 

のび太「えっ!?」

 

マシュ「来ました!!」

 

ユーレイらしきものが、戸惑っているのび太に襲いかかる

 

マシュ「危ない!!」

 

間一髪、マシュが持っていた盾で防ぐ

 

マシュ「大丈夫ですか、先輩」

 

のび太「マシュさん、あんなに強かったんですか!?」

 

マシュ「その説明は後でしますから、とりあえず指示をください!!」

 

のび太「わっ、わかりました!!」

 

のび太は混乱したのか、ジョーカーに変身しない

 

のび太「マシュさん、敵を倒してください!!」

 

マシュ「わかりました。危ないですから、下がってください」

 

のび太は後ろに下がる

 

のび太『変身するタイミングを逃してしまったー!!』

 

のび太はがっかりする

 

 

 

マシュ「やあーーっ!!!」

 

マシュは盾を使い、ユーレイみたいなのを消滅させていく

 

マシュ「これで、倒れて・・・・!!」

 

最後のユーレイも消滅した

 

マシュ「先輩、戦闘終了です」

 

のび太「う、うん。ありがとうございました」

 

のび太は礼を言う

 

マシュ「ふう、不安でしたが、なんとかなりました」

 

マシュ「お怪我はありませんか先輩。お腹が痛かったり腹部が重かったりしませんか?」

 

のび太「いや、そんなことはありません」

 

マシュ「それと先輩。私の事はマシュと呼び捨てにしてもらって構いません」

 

マシュ「あと、敬語も無しでお願いします」

 

のび太「え、でも」

 

マシュ「敬語を使われるのは慣れていないので、お願いします」

 

のび太「わ、わかりまーーーいや、わかったよ、マシュ」

 

のび太「これでいい?」

 

マシュ「はい」

 

のび太『年上の人を呼び捨てにするのは慣れないなぁ』

 

のび太はちょっと汗をかいた

 

 

 

 

マシュ「ーーーところで、私がどうして戦えるのかをお話しましょう」

 

さっきの戦闘が終わって、4分くらい経ってからマシュは言った

 

マシュ「ですがその前に『サーヴァント』というものからお話しますね」

 

のび太「さーばんと?」

 

マシュ「はい。サーヴァントとは、現界した英雄の事を言います。ーーーー現界した英雄と言いましたが、触れる幽霊とでも考えて頂ければいいです」

 

のび太「触れるユーレイか・・・・」

 

マシュ「そうです。そのサーヴァント達は、見えなくなることができます。しかし、姿を現したりも、触れたりもできるので、触れる幽霊と言ったのです」

 

のび太「じゃあ、マシュもそんな事が出来るの?」

 

マシュ「いえ、私はデミ()・サーヴァントなのでできません」

 

のび太「そうなんだ」

 

マシュ「と、いう事でこれでサーヴァントの事は話しましたね」

 

マシュ「次は、私が戦える理由を話しますね」

 

のび太「デミ・サーヴァントなんだよね」

 

マシュ「そうです。では、どうしてデミ・サーヴァントになったかと言いますと、先輩の背中に乗っている時に、カルデアに居たサーヴァントが契約を持ちかけて来たのです」

 

マシュ「戦う力と、宝具を渡すからこの特異点の原因を排除して欲しい、と」

 

一応、マシュはのび太にもわかるようにかみ砕いて説明している

 

のび太「そんな声は聞こえなかったような」

 

マシュ「先輩は焦っていたのでは無いですか?」

 

のび太「うーん、確かに焦っていたかも」

 

マシュ「と、まあそういう経緯で私はデミ・サーヴァントとなりました」

 

のび太「そう・・・・」

 

のび太「・・・・・でも、助かって良かったね」

 

マシュ「そうですね。私、あの時、死を覚悟してましたから」

 

マシュ「血がかなり流れていましたし、医務室まで辿り着いても手遅れになる可能性しかありませんでしたから」

 

のび太「ごめん」

 

マシュ「え?」

 

のび太「助けるって言ったのに、助けられなくてごめん」

 

マシュ「いいえ、先輩。私は、その言葉を言ってくれただけでも救いになりました。だから、お礼を言うのはこっちの方です」

 

マシュ「ありがとうございます、先輩。死にかけだった私に『助ける』と言って頂いて」

 

のび太「・・・・・・ありがとう、マシュ」

 

マシュ「・・・・・行きましょうか」

 

のび太「うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オルガマリーは、燃え盛る町に居た

 

周りにはゴーストっぽい敵がいる

 

オルガマリー「なんでこんな事になるのよ・・・・っ!!」

 

オルガマリー「助けてよ、レフ!いつだって助けてくれたじゃない!!」

 

マシュ「オルガマリー所長・・・・?」

 

オルガマリー「マシュ!?一体何がどうなっているの!?」

 

マシュ「先輩、行きます!!」

 

のび太「いや、待って。僕がやるよ」

 

のび太はマシュをかばうように立つ

 

のび太「何かあった時に大変になるからね」

 

マシュ「わ、わかりました」

 

のび太はポケットからジョーカーメモリを取り出し、ロストドライバーを装着

 

カチッ

 

ジョーカー!!

 

のび太「変身」

 

ジョーカー!!

 

ジョーカー「行くよ!!」

 

ジョーカーは先制してパンチを繰り出す。ただ襲うだけのゴーストには避けるということができなかったようで、顔面にクリティカルヒットした

 

ジョーカー「これでっ!!」

 

2体目のゴーストがジョーカーの背後から襲いかかるが、それをわかっていたかの如く、後ろに向けてキックを繰り出す

 

ジョーカー「よし、これでかなりのダメージを負わせたかな。トドメだ!!」

 

ジョーカー!!マキシマムドライブ!!

 

ジョーカー「ライダーキック!!」

 

ジョーカーは跳ばず、回し蹴りで当てていく

 

ゴーストは消滅した

 

 

 

のび太「よし、これで終わり!!」

 

オルガマリー「あ、あなたが侵入者!?」

 

のび太「えっ、まっ、まあそうです」

 

オルガマリー「話には聞いていたけど、実際見てみると本当に侵入したのか疑わしくなるわね」

 

オルガマリー「ボーッとしてそうで、何もできなそうで、のんびりしてそうな感じだもの」

 

のび太「いつも言われます・・・・・」ぐすん

 

のび太は少し涙目になる

 

マシュ「先輩、泣きかけないでください。そんな風に見られても、私は先輩が凄い人だってわかってますから」

 

マシュが慰める

 

のび太「・・・・・・・そんなことを言ってくれるのはマシュと親友だけだよ」

 

ちょっとテンションが下がった気がする

 

スパロボで言うところの気力-10みたいな感じである

 

オルガマリー『えっ、何この空気・・・・・』

 

オルガマリーは困惑していた。まさかちょっと言っただけで少ししんみりした空気になるとは思わなかったからである

 

マシュ「と、とりあえずどうしましょうか」

 

オルガマリー「うぇ!?そ、そうね。あなたたちの状況を聞いておきましょうか」

 

 

 

 

 

マシュ「ーーーーと、いうことです」

 

オルガマリー「そう。道理でここにレイシフト出来たワケね」

 

マシュ「どういうことでしょう?」

 

オルガマリー「コフィンに入っていなかったからレイシフト出来たの。生身のままでのレイシフトは成功率が激減するけど、ゼロじゃない」

 

オルガマリー「でも、コフィンはシフト成功率が95%を下回ると電源が落ちるのよ」

 

オルガマリー「だから、私とあなたとこいつはレイシフト出来たというかしたの。でも、コフィンに入っていた候補生達は誰もシフトして来てない。理由はさっき言った通りよ」

 

マシュ「では、私達3人で冬木の調査をしなくてはいけないという事ですね」

 

オルガマリー「そういう事」

 

のび太『何の話かサッパリだ』

 

のび太は目を回していた。そもそも、レイシフトがどんなのかすらわかっていない

 

オルガマリー「ーーーーとりあえず、あなた、名前を教えてちょうだい。いつまでもこいつだと面倒だから」

 

のび太「野比のび太です」

 

オルガマリー「のび太ね。緊急事態なので、あなたとキリエライトの契約を認めます。ここから先は私の指示に従ってちょうだい」

 

オルガマリー「まずはベースキャンプの作成ね。いい?こういう時は魔力が収束する場所を探すのよ」

 

オルガマリー「そこならカルデアと連絡ができるわ」

 

オルガマリー「この町の場合は・・・・・」

 

オルガマリー「・・・・私の下がそうなってたわ」

 

オルガマリー「マシュ、あなたの盾を地面に置きなさい。宝具を触媒にして召喚サークルを設置するから」

 

マシュ「だ、そうです。構いませんか、先輩?」

 

のび太「うん、いいよ」

 

マシュ「了解しました。それでは始めます」

 

 

 

マシュ「これは・・・・カルデアにあった召喚実験場と同じ・・・・・」

 

ロマン「応答してくれー!!頼むよー!!」

 

のび太「うわっ!!!なんだ!?」

 

ロマン「驚かせてごめんね。いやー僕としたことが君のポケットに通信手段の機械を入れといたのを言うのを忘れてね」

 

のび太「なんでひっそり入れるんですか!!」

 

ロマン「いきなり僕が飛び出したら面白いかなって思って」

 

オルガマリー「はあ!?なんであなたが仕切っているのロマニ!?レフは?レフはどこ!?レフを出しなさい!!」

 

のび太「レフレフレフの3連続だ」ボソッ

 

マシュ「所長が一番信頼している人ですから」ボソッ

 

ロマン「ひょーーーっ!!」

 

ロマン「えっ、しょ、チョチョン!!あっ、噛んじゃったよ。所長!!生きてらしたんですか!?あの爆発の中で!?しかも無傷!?PS装甲でもつけてたんですか!?」

 

オルガマリー「PS装甲って何よ!いいからレフを出しなさい!!」

 

ロマン「そう言われても困る。僕だって作戦指揮なんか取る役目じゃないって事は自覚しているし」

 

ロマン「今、カルデアには僕を含めて20人弱の職員しか居ません」

 

ロマン「僕が作戦指揮なんていう役目をしているのは、僕より上の階級の人がいないからです」

 

ロマン「レフ教授は管制室でレイシフトの指揮を執っていた。爆発の中心にいた以上、生存は絶望的だ」

 

オルガマリー「そんなーーーレフ、が?ちょっと待ちなさい。待って、待ってよね」

 

オルガマリー「生き残ったのが20人に満たない?それじゃあマスター適正者は?コフィンはどうなったの?」

 

 

ここまで書いといてなんだけど、略

 

 

 

ロマン「・・・・報告は以上です」

 

オルガマリー「わかりました。引き続きレイシフトの修復を最優先で行いなさい」

 

オルガマリー「私たちは引き続き特異点Fの調査をします」

 

ロマン「うぇ!?チキンのくせに怖くないんですか!?」

 

オルガマリー「本当、一言多いわねあなたは」

 

のび太『なんだか怖い人なのに、チキンなんだ』

 

オルガマリー「いますぐ戻りたいけど、レイシフトの修理が終わるまで時間がかかるんでしょ」

 

オルガマリー「なら、修理している間に調査をすれば無駄がなくていいもの」

 

ロマン「わかりました。了解です」

 

プツッ

 

マシュ「では、行きましょうか」

 

オルガマリー「そうね」




のびる「気づいたら、4000いってた」

のび太「しかもご都合主義のオンパレード」

マシュ「どうしましょう。批判のコメントが来たら」

のびる「なんだか怖い・・・・」

のび太「それはそれとして、やっとジョーカーのまともな戦闘があったよ」

マシュ「それにしても、私の戦闘描写の薄さはなんなんでしょうか」

のびる「ごめん。厚みを持たせるように頑張るから許して」

マシュ「わかりました。今後の頑張りに期待しましょう」

のび太「よし、とりあえずここらで終わろうか」

のびる「そうだな。バッテリーが無くなりそうだからな」

のび太「では、終わります」



マシュ「次回は特異点Fの詳しい調査です。あと、あの人が出ます。では、次回も見て行ってください」

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