のび太と切り札と人理修復   作:のびえもん

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のびる「第2話だー!!」

のびる「2人は今日は用事があって、あとがきにしか来られないらしいから、もう始めよう」

のびる「始まります!!」


第2話

アナウンス「緊急事態発生。緊急事態発生。中央発電所、および中央管制室で火災が発生しました」

 

アナウンス「中央区画の隔壁は90秒後に閉鎖されます。職員は速やかに第二ゲートから退避してください」

 

アナウンス「繰り返します。中央発電所、およびーー」

 

のび太「何が起こったんですか!?」

 

ロマン「わからない!!モニター!管制室を映してくれ!!みんなは無事なのか!?」

 

火災が発生したという事で、かなり慌てている

 

のび太「ひどい・・・・・」

 

ロマン「これはーーー」

 

ロマン「のび太くん、僕は管制室に行く。君は避難するんだ」

 

のび太『あれって、マシュさん!!?』

 

モニターの隅に瓦礫に埋まったマシュを見つけた

 

ロマン「でも、扉がロックされてちゃーーー」

 

フォウ「フォウ!!」

 

のび太「フォウ!?って事は、ロックは解除されてる!?」

 

ロマン「よし、行ってくるよ!!のび太くんは避難するんだよ!!」

 

ロマンはそう言うと、部屋を出て行く

 

フォウ「・・・・・・」

 

のび太「わかってる!!マシュさんを助けに行こう!!」

 

フォウ「フォウ!!」

 

 

 

ロマン「いや、何してるんだ君!!方向が逆だ!!第二ゲートは向こうだよ!?」

 

のび太「でも、1人じゃ無理ですよ!!僕も手伝います!!」

 

ロマン「・・・・・・わかった。でも、隔壁が降りる前に逃げるんだよ!!」

 

 

 

 

管制室

 

 

 

ロマン「・・・・ダメだ、生存者は居ない。無事なのはカルデアスだけだ」

 

ロマン「・・・・・ここが爆発の基点だろう。これは事故じゃない。人為的な破壊工作だ」

 

のび太「そんな・・・・!!」

 

アナウンス「動力部の停止を確認。発電量が不足しています」

 

アナウンス「予備電源への切り替えに異常 が あります。職員は 手動で 切り替えてください」

 

アナウンス「隔壁閉鎖まであと40秒」

 

ロマン「僕は地下の発電所に行く。君は早く逃げるんだ」

 

 

 

ロマンは発電所へと向かった

 

 

のび太「よし、マシュさんを探さなきゃ!!」

 

 

アナウンス「システム レイシフト最終段階に移行します」

 

 

のび太『レイシフトってなんだろう・・・・』

 

ガラッ

 

のび太「あっ!!」

 

映像に映っていたのと同じように、マシュは瓦礫に埋まっていた

 

マシュ「・・・・・あ」

 

のび太「今、助けます!!」

 

マシュ「いい、です。どうせ、助かりません・・・から」

 

のび太「・・・・・助けるよ」

 

のび太はロストドライバーを装着した

 

マシュ「せん、ぱい・・・・?な、にをして・・・・いるんですか・・・?」

 

のび太「大切な、友達だもの」

 

ジョーカー!!

 

のび太「・・・・変身」

 

ジョーカー!!

 

マシュ「そ、の・・・・すがたは」

 

ジョーカー「とりあえず、瓦礫をどけるよ」

 

ガララッ!!

 

ドーン!!

 

マシュ「あり・・・・・がとう・・・・ございます」

 

ジョーカー「お礼はいいから、早く避難しよう!」

 

マシュ「足が、動きません」

 

ジョーカー「だったら、おぶっていく!!」

 

アナウンス「中央隔壁、閉鎖。館内洗浄開始まで 180秒」

 

マシュ「隔壁、しまっちゃい、ました。もう、外に、は」

 

ジョーカー「なんとかなるよ。いや、なんとかしてみせる」

 

マシュ「・・・・・・」

 

 

マシュ「・・・・・あの・・・・せん、ぱい」

 

マシュ「・・・・・強く、抱きしめてて、いい、ですか」

 

ジョーカーは無言で頷く

 

 

 

 

 

 

 

 

頷くしかできなかった

 

助けると言ったのに

 

助けられなかった

 

なんとかすると言ったのに

 

何もできなかった

 

悔しかった

 

なまじ力を持っているが故か

 

あるいは、その力を過信したが故か

 

『力を持つ事は、必ずしも+に傾く事ばかりではない』

 

光に包まれていくマシュを見て

 

のび太は、そう思った




のびる「よし、2話終わり!!」

のび太「なんだか訳のわからない内容になったような気がしなくもない」

マシュ「あと、嘘予告ですか!?」

のびる「ちょっと、区切りがよかったんで、切ってしまった」

マシュ「ええー」

のび太「こういう人だから・・・・」

のびる「あと最後の方だが、なんだか急に思いついたんで、それを入れる事にした」

のびる「ジョーカーのパワーなら隔壁ぶっ壊せると思ったけど、あのラストの方が面白そうだったからそれに変えた」

のびる「それに助かったら物語が始まらんと思って」

のび太「一応、真っ当な理由があるんだ」

マシュ「凄いですね。この人はバカだとばかり思っていました」

のびる「ひでぇ!!みんなして俺をイジメやがって!!」

のび太「もうそろそろ終わろうかな。次回予告、頼みます」




マシュ「次回、今度こそ特異点Fを探索します!!次回も見ていってください!!」

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