東方恋地底   作:黒い眼鏡の未確認生物

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はいどーもー。今回は特に話すこともないんで、それじゃ、はっじまっるよー☆


悟り妖怪と吸血鬼の談話〜妹編〜、そして二つ名

私はお姉ちゃんに言われてフランちゃんと私の部屋で遊ぶ・・・というよりはお話をすることにした。

 

「ねぇ、こいしちゃん。」

「んー?どうしたの〜、フランちゃん?」

「お兄さんってどんな人〜?」

「お兄ちゃんはね〜、とっても優しいお兄ちゃんだよ〜!」

「そうなんだ〜!お姉さんとだとどっちが好き?」

「え〜?どっちも大好きだよ。でも・・・。」

「でも?」

「お兄ちゃんはお姉ちゃんとは何か違うの。お姉ちゃんといる時はそんなことなかったのにお兄ちゃんといる時はなんでかドキドキしちゃうの。それで、なんでか顔がちょっと熱くなってきちゃうの。なんでかな?」

「こいしちゃん、それはアレだよ。」

「アレ?」

「前にお姉様から聞いたことがあるんだけど・・・なんだったかなぁ・・・。・・・あ!そうだ、思い出した!」

「なになに?」

「それは『恋』っていうんだって!」

「これが・・・恋・・・?・・・んー、でも実感わかないなー・・・。」

「恋はね、好きな人を狙う他の異性が現れない限りは焦る必要はないんだって!」

「そうなのー?」

「だから今はいつも通り過ごしながらゆっくり考えればいいんじゃないかな〜?」

「うん、そうだね!そうする!」

「それじゃあ、そろそろお姉様達のところに戻ろう!」

「うん!」

 

そうして私とフランちゃんはお姉ちゃん達がいる部屋に戻って行った。

 

 

レミリア御一行が訪れた次の日、大運動会に向けて練習と俺にさとり様から追加でルールが説明された。なんでも忘れてしまっていたらしい。さとり様でもうっかりさんなところあるのね。

 

「チームは1チーム3人組ということになってます。」

「なるほど、うちのとこはどーするんです?」

「いつもはお燐とお空が年2回を交代していって、私とこいしが確定で出てたんですけど、今回は慣れということも含めて、お燐達の枠はユウマさんにお願いしたいです。」

「御意、さとり様のためとあらばどんなこともいたしましょう。」

「じょ、冗談はよしてください・・・。聞いてるこっちが恥ずかしいです・・・。」

「それ言われるとネタっぽいこと言えないんですが・・・。」

「ふふ・・・残念がってますね。」

「読まないでくださいよぉ・・・。」

「見えちゃうんですから仕方がないですよ。」

「返す言葉もございません・・・。」

「はい、それより、練習の方をしていきましょう。あ、ユウマさんの二つ名を考えておいた方がいいですね。」

「二つ名?」

「はい。例えば私には『怨霊も恐れ怯む少女』という二つ名があります。こいしには『閉じた恋の瞳』というのがあります。」

「無意識になったとはいえなぜこいしちゃんのは恋の瞳なんでしょう?」

「それは私にも分かりません。」

「それにしてもさとり様って結構怖い二つ名なんですね・・・。そんな感じは全くしないのに・・・。」

「まぁ、このような能力があってはそう言われますよ。」

「す、すみません!別にさとり様の能力を否定したわけでは!」

「分かってます。優しいですね、ユウマさんは・・・。」

「さとり様の優しさに比べればこんなの大したものではないですよ。」

「ふふ。さ、考えましょうか。」

「そうですね。・・・んー・・・それにしても二つ名かぁー・・・結構思いつかないもんなんですねー・・・。」

「あ、あの、ユウマさん。」

「はい?」

「実は・・・気に入らないかもしれないかもしれないですけど一つだけ考えてるんですけど・・・どうでしょう?」

「マジですか⁉︎是非とも教えてください!それにさとり様が言うことが気に入らないなんてとんでもない!」

「そ、それじゃあ・・・言いますよ?ちゃんと聞いてくださいね?」

「はい!」

 

おそらく俺は今、厨二病精神が多少ある少年のような顔になっているであろう・・・。そんな顔になるくらいさとり様が授けてくださる二つ名が気になるのです。

 

「それはですね・・・『・・・・』です。・・・どうですか・・・?」

「・・・・。」

「あ、あの、嫌なら素直に言ってもらっても・・・ーーーー!!」

「いいえ、いいです、それ!ありがとうございます!」

「その・・・本当にいいんですか・・・?」

「はい!バッチグーですよ!」

「!よかったです・・・!それじゃあこの事は大会本番に紫さんに伝えてーー」

「えぇ、大会ではそう言わせてもらうわ。」

「うわっ!紫・・・い、いつのまに・・・。」

「みんなの練習してる様子を眺めてたらあなたの二つ名考えるっていうじゃない?それで面白そうだったから来てみたのよ。」

「な、なるほど・・・。」

「そ、それじゃあ、紫さん。よろしくお願いします。」

「えぇ、この二つ名、ユウマによく合ってるわよ。」

「本当ですか⁉︎」

「えぇ・・・ふふ、嬉しそうね。」

「え、あ、いや、そんなことは・・・!!」

「顔を見れば誰でもわかるわ。」

「うぅ・・・。///」

 

なしてさとり様は顔を赤くしてるんで?まぁ、こまけぇことは気にしなくていいや。気になるけど。それにしても俺の二つ名かぁ〜・・・内心ものすごく気に入っている。

 

「あ、そうだ!紫さん、ユウマさんの能力のこと他言とかしましたか⁉︎」

「ふふ、安心なさい。誰にも話してはいないわ。知ってるのは私とあなた達地霊殿の人だけよ。」

「そうでしたか、ありがとうございます!」

「気にしなくていいわ。サプライズでみんなに知ってもらった方がいいじゃない?」

「ほぉー、これは楽しみになってきたもんですな。」

「あなたの能力はちょっと規格外の能力よ。使いこなすことができればいずれは幻想郷のトップの強さを誇るかもしれないわ。」

「何故それを早く言わんのだ、紫氏⁉︎」

「考えてもみて、トップの強さがあるということは悪用もしかねないのよ。」

「・・・な、なるほど・・・。」

「だからその自覚を持たせたくはなかったけど・・・今のあなたには無用の様ね。」

「あぁ、俺は悪用なんてしないさ。他人を傷つけることはしないって心に決めたからさ。どーせなら気楽に過ごすか守るために使いたいね。」

「ふふ、あなたらしいわね。」

「あら上品な笑いですこと。」

「それじゃあ、ここら辺で御暇(おいとま)させていただくわ。」

「はい、それじゃあ、また。今回はおもてなしできずすみませんでした。」

「気にしないで。それじゃあ当日まで思う存分能力を鍛えなさい。」

「おう、じゃあな、紫。」

「えぇ、楽しみにしてるわよ。『純白に輝くイメージクリエイター』さん。」

 

そうして紫はいつもの様にスキマを出し中に入って去っていった。さっき紫が言ったこと・・・そう、それこそが俺がさとり様より授かった二つ名、『純白に輝くイメージクリエイター』である。『イメージクリエイター』は能力として、おそらく『純白に輝く』はこの髪だろう。さてさてさーて、期待されちゃあ仕方がない。やるからにはできる限り上を目指しましょうかね!!

 




何か書いてたら長くなっちった☆やっぱり語数はランダムなんだよねー・・・あと2回書いてたやつ消えたけど自動保存でセーブされてたデータを召喚出来ることを前に知ったので折れずに済んだ。そんじゃあ俺はここら辺でさいならー。また次回も見てねー

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