東方恋地底   作:黒い眼鏡の未確認生物

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さぼりすぎやて、俺


髪のお手入れ

なんやかんやあったが、俺とこいしちゃんは風呂を出た。

 

「お燐ー!髪の手入れやってー!」

「はい、ただいまー。」

 

こいしちゃんがそう言うとお燐は鏡の前の椅子にこいしちゃんを座らせた。

そして髪の手入れを始めた。

 

「へぇー、そうやってやるんだな。」

「ん?興味ある?」

「まぁ、多少は。」

「それじゃあ・・・やってみる?」

「え、でも俺がやったら変になるかもしれないし・・・。」

「だいじょーぶ。あたしが教えるからさ。」

「やってー、お兄ちゃん!」

「・・・わかったよ。頼むよ、お燐先生。」

「任せてよ〜!まずはね〜髪を乾かそうか。そこにドライヤーあるから優しく乾かしていって。」

「はいよ。」

 

言われた通り俺は髪を傷めないように優しくこいしちゃんの髪を乾かし始めた。

 

「よし、乾いたね。それじゃあ次は優しく手ぐしをしていって。」

「おう。」

 

手ぐし・・・手のくしって事かな?そう思ったから俺は手をくしのようにして優しく手ぐしで髪をすいていった。

 

「お兄ちゃん上手だよ〜!」

「そう?ありがとね。」

「うん、初めてとは思えないよー。それじゃあある程度できたら次はブラシで髪をすいていこうか。これも優しくだよ。」

「りょーかい。」

 

言われた通りに俺は受け取ったブラシでこいしちゃんの髪をすいていった。

 

「・・・お兄ちゃんの手入れ、とても優しいね。すっごく気持ちいいよ!」

「ん?そーかな?」

「もしかしたら私より上手いかもね〜。」

「マジで?」

「マジだよ。」

「あら、何をしてるの?」

「あ、さとり様。今ユウマにブラッシングを教えてたんですよ。」

「そうなの?」

「うん!お兄ちゃん、とっても上手なんだよー!すっごく気持ちよかったー!」

「ふふ・・・ユウマさん、私、今からお風呂入るんですけど、上がったら私もお願いできますか?」

「え、あ、はい。いいですよ。」

「ふふ、ありがとうございます。それじゃあお風呂入ってきますね。」

「はい。それじゃあまた後で。」

 

 

「・・・ふぅ〜。さっぱりした〜。それじゃあユウマさん、お願いします。」

「はい、わかりました。」

 

俺はさっきこいしちゃんにやった通りの事をさとり様にもし始めた。

そしてブラッシングに入ったところのことだった。

 

「・・・なんか、優しい手つきですね。確かに気持ちいいです。」

「でしょ〜、お姉ちゃん?」

「えぇ。」

「お兄ちゃん。」

「ん、何?」

「これからのブラッシング、お兄ちゃんがしてくれない?」

「え、な、なぜ・・・。」

「すごく気持ちよかったから!」

「んー・・・まぁ、いいけど。」

「やったぁ〜!」

「じゃあ私もお願いします。」

「え、さとり様もですか?」

「はい、お願いできますか?」

「まぁ、いいですけど・・・。」

「ありがとうございます。」

「いやー仕事取られちゃったなぁ〜。まぁ、あたしとしては仕事が減るから楽になるんだけどね〜。」

「まぁ、これくらいは任せとけ。」

「それじゃ、これからのさとり様とこいし様のブラッシングはよろしくね。」

「おう。」

 

そんなわけでこれからのブラッシングは俺がやることになった。俺もなんかさとり様とこいしちゃんのブラッシングが楽しいからいいんだけどね。




ユウマ・・・その立場俺に変わってくれ・・・。
まぁ、引きずっても仕方がない。とゆーことで、次回はユウマの事について迫ろうかな。

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