さぁ、この後はどうなって行くのでしょうか?
それでは本編をどうぞ☆
「俺が・・・『能力持ち』・・・⁉︎」
「えぇ、それも強い部類のね。」
俺は今心の中は喜びでいっぱいだ。おそらくさとり様もそのことを感じ取っていたのだろう。
「よかったですね、ユウマさん!」
「おめでとー、お兄ちゃん!」
「よかったね、ユウマ!」
「あ、ありがとう、みんな・・・!」
さとり様達は祝福におめでとうと言ってくれた。
この人達は本当にいい人達だ・・・!
「それで紫、俺はどんな能力なんだ?」
「あぁ、あなたはね、『想像したものを創造する程度の能力』よ。」
「そうぞう・・・ダジャレか?」
「まぁ、読むとそうなるけど強い能力よ。さっきも想像したから普通よりも弾幕を作れたでしょ?」
「あぁ、なるほど・・・。」
「試しに何かイメージしてみなさい。」
「何かをイメージ・・・。」
俺は試しに小石を想像してみた。だが小石は出てこなかった。
「あれ、おかしいな・・・。」
「んー、なんでかしらね?」
「これを作りたいって強くイメージすればいいのではないでしょうか?」
「なるほど、やってみます。」
俺はもう一度さっきよりも作りたいと気持ちを込めて小石をイメージした。
すると、急に目の前に小石が一つ現れた。
「うぉ、できた。」
「すごいですよ、ユウマさん!」
「すっごーい!お兄ちゃんにそんな力があったんだね!」
「ありがとうございます。」
「まぁ、伝えたいことは伝えたから私は帰るわ。」
「あぁ、ありがとな、紫。」
「どういたしまして。じゃあ、また会いましょう。」
「あぁ。」
そうして紫はスキマへと入っていき、スキマは閉じて消えてしまった。その後俺はこれはどうかなと思ったものがあったのでイメージしてみた。
「どうかしたんですか、ユウマさん?」
「あ、いえ・・・お空。」
「ん?何、ユウマ?」
「『お腹空いてる』でしょ?」
「えっ⁉︎どうしてわかったの⁉︎お腹も鳴ってないのに・・・。」
「なんでお空考えてることがわかったんですか?」
「あぁ、さとり様の能力を創造したんですよ。」
『・・・!!?』
みんな俺の方を見て驚愕したような顔をしていた。
「・・・え・・・私の能力を・・・⁉︎」
「はい。」
「驚きました・・・まさか能力までも作れるなんて・・・。」
「はい、自分でも驚きました。」
「・・・ユウマさん、もう私の能力は使わないでくださいね。」
「え・・・?どうしてですか・・・?」
「使わないでください・・・それしか言えません・・・。」
「・・・は、はい・・・。」
「ま、まぁ、ユウマさんの能力開花がわかりましたし、お祝いするために今日はご馳走でも作りましょうか!」
「えぇっ⁉︎そんな、悪いですよ!」
「いいえ、大丈夫です。まだまだ食材は余ってますから、今日ぐらいいいじゃないですか!」
「そうだよ、お兄ちゃん!」
「こいしちゃんはただ食べたいだけでしょ。」
「えっ⁉︎私の心も読めるの⁉︎」
「いや、誰でもわかるよ、そんな顔してたら。」
こいしちゃんはごちそうと聞いた瞬間から目をキラキラさせているのだ。そりゃわかるさ。
「・・・そうですね、ご馳走、お願いします!」
「いつのまにか暗くなってきてますし、お昼を食べていないので、そうと決まれば今日はいっぱい作りましょう!」
そういえば確かにいつの間にか暗くなってきていた。結構長く話していたのだろうか。
「はい、さとり様、私におまかせください!」
「いいえ、私も手伝うわ、お燐。」
「えっ、そんな!これはわたしの仕事ですので・・・!」
「いいからいいから、私にも手伝わせてちょうだい。」
「・・・わかりました。お願いします!」
「えぇ。」
「さとり様、俺も手伝いますよ。」
「いえ、今回はユウマさんの為の食事ですので、ユウマさんはゆっくりしていてください。」
「でも・・・。」
「料理は私とお燐にまかせて、こいしとお空と一緒にいてください。」
「わかりました・・・。楽しみにしています!」
「はい!さぁ、お燐、腕をふるって美味しい料理を作るわよ!」
「了解です!」
そういうとさとり様とお燐は地霊殿の方に向かった。
つくづくここの人達は本当にいい人達だと思った。
はい、いかがでしたでしょうか?主人公枠にありそうなチート能力になったんじゃないですかねー?まぁ、これからあの能力でいくのでよろしくお願いします。それではまた次回・・・