プリンセス・プリンシパル Blood Loyalty 作:悪役
人生の分岐点
自覚はするけど、その単語を思うと俺は
そう考えると目に見えていた黒い空間が歪んで全く違う風景が浮かび上がった。
豪奢ではあっても内部にいるのが小さな少女一人である事を考えれば空虚さも感じかねない部屋で少年が後ろに大人を置いてガチガチになって膝を着いている光景。
だぁれ? という金髪を流し、立場と姿に似合う服を着て小首を傾げる少女に背後の大人が自分の立ち位置を教えているのだが少女には難しい内容だったのか分からない、という感じで大人の説明を振り払って少年の近くに座って両手で少年の顔を挟んで自分に向けさせたのだ。
そうしてにまりと子供特有の純粋な笑顔で
『なまえは?』
思わず、少年は自分のような者が答えていいのか、そもそも触れられているのは不敬ではないかと思ってあわあわして背後の大人に思わず少し振り返るのだが、大人の男性はまぁ、今はそれでいいかという感じで特にこちらを手助けする気が無いのを理解したので迷った末に
『ア、アドルフ…………アドルフ・アンダーソンで、ござ、ござい、ます……』
と噛み噛みな自己紹介をするのであった。
これが自分の幼い頃の事だと思うと情けなくなるが仕方がない。
過去を修正する事など不可能だという事は良く知っているのだから。
そして自分の名前を聞いた少女はあどるふ? と自分の名前を聞いて、何回も自分の名前を口の中で転がす。
何回も自分の名前を言うのだから少女に不敬な事をしているような気になってひたすら地面に顔を押し付けたかったのだが、少女は今も少年だった自分の顔を両手で挟んでいるから動けない。
どうしようもないという現実に心折れそうになっていたのだが、しかし唐突に何を思ったのか、またもやこちらににまりと笑顔を浮かべて
『よろしくね、あるふ』
と何故かそんな名前で呼ばれたのだ。
そして一旦、そこまででシーンが切れたかのように一度暗闇に戻る。
とは言っても暗闇に戻ったのは一瞬だけだ。
直ぐに次のシーンが始まった。
そこでは金髪を肩まで伸ばした少女が水色の瞳で少年を、否、自分をまるで死神のように見つめていた。
怖がって、震えて、恐れている。
先程の自分よりは多少は成長しているとはいえ本当に多少だ。
未だ幼い自分に対して少女…………先程とは
思わず、今の自分ですら一歩引きそうになる恐怖の視線に対して幼い自分は一歩所か数歩下がった。
それでも少女の恐怖の視線は一切衰えない。
両手で頭を庇うように覆って震え続けている。
当たり前だろう。
少女からしたら
そんな状態が数分くらい続いたのに気付いて、嗚呼、当時の自分はこれ程の時間を使って考えていたのかと初めて知った。
自身の記憶だと一分くらいで終わらせていた感じだったのだが、子供の記憶というのは当てにならないという事だろう。
そして少年は震える少女に近付く。
一歩一歩近づく事に少女の震えと恐怖は深まっているのに気付いているが、少年は自分に出来る最大限の優しそうな声と態度で視線を合わせ
『だいじょうぶ、です。わたしが、おまもりします』
とそんな事を言っていた。
その言葉に何時の間にか泣いていた少女が思わずといった感じでこちらの顔を見上げ─────再び世界は暗くなった。
正直有難いと思った。
何せあんな無責任な言葉を臆面なく言い放った自分に対して罪悪感と自己嫌悪で地獄に堕ちたくなっていたのだから。
汚い大人が優しい言葉で誰かを騙すのと変わらない行為を当時の自分は易々とやっていたのだ。
成程、確かに偽善というのは吐き気を催すものだ、と意識の自分が口を自嘲に歪める。
そんな風にしていると再びシーンが切り替わる。
そこには先程までとは違い10代の半ば程辺りの少女と少年が同じ部屋で対面していた。
当然、少年は自分で少女はさっきの少女だ。
ドレスを着こなし、天から零れた光のような金髪を自然と纏って立つ姿には少女特有の触れれで壊れそうなという儚さはあっても弱さは全く感じ取れなくなっていた。
かくいう自分も昔に比べれば遥かにマシな身長と体格を得てはいたがこの場においては全く役に立っていなかった。
『────アルフ。私はこの国から"壁"を取り払いたいと思っているの』
膝を着いて顔を伏せていた自分が思わず顔を上げる。
何故なら当時の自分にも特別賢い頭が無くても理解はできる事だったからだ。
少女の立場は脆い。
立場としては第4王女であり王位継承権という意味なら絶対不可能とまでは言えないかもしれないが、現状、政治的な価値があると見做されていない以上、不要な存在とされているのだ。
そこから上に行くというのならばそれはいばらの道…………否、誰にでも分かる破滅の道だ。
承服出来ない未来だ。
『────姫様! 無礼を承知で────』
『────それは不可能事で破滅の道だ、という事でしょう? 勿論、分かっているわ』
『でしたら………!』
『でも─────出来ないと言い続けてそこで蹲っていたら"壁"は堅剛になっていくだけ。どんな物であっても壊すというのならばまずは壊す行動をとらないと何時まで経っても在り続けるだけよ』
思わず息を吞む自分に今の自分も同意する。
何故ならそれは確かな事実ではあるからだ。
何かをしたいのならばその何かに繋がる行為をしなければ何も始まらない。
当然の事だ。
その正論と共に、少女から発せられる説得力に一度歯噛みはするがそれでも
『だとしても! だとしてもそれを姫様が、姫様がやれば………!』
例えそれが全て綺麗にご都合的に成功したとしても、否、
結末は少女の夢と共に幕が降ろされる可能性を迎えかねない。
そんな惨たらしい結末を少女に迎えさせたくはない一心で声を上げるのだが
『────じゃあ誰かに頼んで行動するのを待ち続けるの? 誰かに頼んで、傷付く人々が一致団結して壁を取り払っていくのを後ろから流石ですわ、と言って他人事のように誰かを振り回すの?』
少女の潤う水色の瞳を見て、思わず顔を見続けては負けると考えて顔を下げようとするが少女は直ぐにこちらの近くに膝を着いて顔に両手を挟んでこちらの顔を上げさせた。
決して抗えない力では無いというのは分かっているが、そうするには余りにも儚い手指に逆らうわけにはいかずに、結局、少女と視線を合わせなければいけなかった。
『…………勿論、貴方が私を案じて言ってくれているのは理解しているわ。でも、駄目なの。私は
『───────』
酷い話だ、と自分は思っていた。
何故ならつまり少女の心の中では既に結論は出て、完結しているのだ。
つまり、これは言いたい事を言っているだけ。
こちらの意見を全く聞いていないのだ。
こちらがどれだけ否定し、責めても少女は傷付きはしても曲がる事は無いという事なのだ。
止めるにはもう言葉や精神ではなく物理的に止めなければ不可能だという事だ。
だが、それこそ出来るわけが無いのだ。
だから、次に出た言葉は上っ面な言葉とかではなく完全な本心を
『………貴女は、卑怯だ…………』
自分の表情はきっと憎々しげに歪んでいただろう。
だってそうだ。
少女はここでそんな事を話したという事は最初から最後まで自分の命を賭けて告げていたのだ。
それを持ち出して交渉されたら自分が何も出来なくなるのを知って賭けたのだ。
これを卑怯と言わず何と言う。
絶対に勝てるハンドを出してくるなんて余りにも卑怯だ。
それを知ってか、少女は花も羨むような笑顔を浮かべる。
逆に痛々しさすら感じてしまう顔に逸らさせる事も許さない少女は今度こそこちらから手を放して立ち上がる。
そして手を差し出す。
その事に少女が最初から最後まで容赦無しであると改めて思いながら、手を取る。
『──────ご随意に。我が君。この身命を貴女に捧げます』
誓いなんて高尚な物では無かったと思う。
これは最早呪いに近い。
成す事が己の範疇所か埒外である以上、誓いという達成可能な約束では無く、達成不能な呪いに縛られたというものだ。
地獄への片道切符を買ったようなものだと思う。
だけど、それでも
『────ありがとう。アルフ』
この隠す気も無い喜びを前にすれば地獄ですら甘美な道にしか思えない。
麻薬と一緒だ。
一度手を出したならば後々は快楽にしかならない。
それを少女は無自覚では無く自覚してこちらに使うのだから本当に卑怯だ、と思っているとそのシーンは終了された。
後はもうずっと暗闇のまま。
バラバラな時間のシーンを見せられたが納得いくものではある。
確かに今のシーンは自分の人生の分岐点には相応しい物ばかりだ。
どれもこれもが自分の人生を決めた時間軸だ。
全てを通じたからこそ今の自分があったのだろう。
こうして見る人が見ればこれは自分を作った大事な過去だって言える光景なのかもしれない。
でも、俺は心の底から一つ、言うとしたら
はっ、と目を勢いよく開けると天井であった。
「…………」
思わず数秒呆然とするが、直ぐに今までの光景が夢であったと理解すると溜息と共に体を持ち上げる。
寝巻が汗ばんでいる。
下らない夢を見てしまったと心底そう思う。
後悔というのはどうしようもなくて、そして無意味なものだな、と思いながら直ぐに立ち上がって顔を洗わなければいけない。
時間を見れば丁度いい時間だ。
今日も何時も通り仕事であり、使命をこなさなければいけない。
今日も今日とて─────アドルフ・アンダーソンはとある少女を守る為に生きるのだ。
クイーンズ・メイフェア校
アルビオン国における名門校の一つ。
その中で女子寮にあたる建物の校門の前でアドルフは背筋を伸ばして立っていた。
平均的な登校時間にはまだ早いが、それでも幾人かは女子寮から出ていく姿を見る。
その中には当然、またなのかという目や嫌悪感を浮かべてこちらを見る目すらあるが実にどうでもいい。
自分が視界に入れて、考えるべき相手はアドルフ・アンダーソンという名前を抱いて生きている間は今の所は3人くらいでいい。
だからその内二人が来たから、自分はより強く背筋を伸ばして二人を迎える為に、まずは一人に挨拶する為に腰を曲げ、腕を曲げて腹に軽く当てるようにして
「────お早う御座います、姫様」
「おはよう、アルフ」
金髪の髪を腰まで伸ばし、水色の瞳とアルビオン王国のほとんどが美しいと思うのだろうと思われる花のような笑みを自分に向けていると思われる姫─────プリンセス・シャーロット。
この国の姫君であり、自分が忠節を向ける相手だ。
「お荷物は私が………と言っても持たせてはくれないですか」
「ここでは私もただの一学生よ。プリンセスだからと言って一人自分が楽にするのは以ての外。だから貴方も毎回こんなに朝早くに迎えに来なくてもいいのよ───と言っても聞いてくれないのでしょうけど」
クスリ、と自然と笑われてしまうのならばばれないように肩をすくめるくらいで収めるのささやかな抵抗だろう。
正直、付き合いが長いから立場云々があってもこれくらいの冗談を言い合えるようになってしまって、間違いなくこの光景を親が見たら殴り飛ばされるだろうと思いつつ、もう一人の方にも改めて挨拶をする。
「お早う御座います、ベアトリス様。本日も姫様のお世話、有り難う御座います」
「い、いえ! こ、こちらこそ何時もええと、お、お世話になって、います…………!」
慌てて自分よりも一回りの小柄な少女が何度もこちらに頭を下げるのは正直、こちらも頭が下がる思いなのだから困る。
「私程度に畏まらなくても。ベアトリス様は男爵家の子女なのですから。ぽっと出の私にそんな風に振舞われるのは」
余り良くないと口には出さずに、嗜めるのだが、本人はいえいえ! と首を高速に振るい
「男爵なんて言っても私の場合、その……父が…………」
喉に手を当てて言う言葉とその表情を見せられたらこちらも深く言えない。
申し訳ない、とこちらが述べても少女はまた恥じる様に首を横に振るだけだろう。
ならば、こちらは敢えて深くは告げずに引くだけにした。
その光景を姫も小さく頷くだけ頷いて
「さぁ、行きましょう。折角いい朝なんだもの─────俯くのは勿体ないわ」
その事に関してはベアトリス様と一緒に首を振って同意することが出来て幸いだと思った。
「アルフ。今日は何か予定はあるのかしら?」
アルフは言われて直ぐに脳内の予定帳のページを開いて口に出した。
「今日は失礼ながら授業が終わり次第、一度姫様の傍を離れさせて貰います。勿論、そう時間は取らないので直ぐに戻りますが、その間はベアトリス様に姫様をお頼みする事になります」
「あら? 貴方が? 珍しいわ。何か仕事があるのなら私も───」
「ぜ・っ・た・い・に・だ・め・で・す」
スタッカートで絶対拒否を示す。
こういう時、姫様に対して緩い回答をしてはいけないのは経験から知っている。
だから、今、物凄くわざとらしく目を潤ませてプルプルしてアルフのいじわるぅ、と捨てられた子犬のような表情を浮かべてきても油断してはいけない。
「そんな顔で見られても駄目です。何度その顔に騙されたと思っているんですか」
「確か137回は許して貰えたわ」
「………………」
「……………ベアトリス様。お願いですから"ああ、やっぱりこの人も姫様には甘々なんですね"っていう視線は止めてください……………」
色々と微妙に弱みとはまた違うけどとりあえずそんな感じで且つ忠節を誓っている相手なのだからその、そうなってしまうのは仕方が無いと思います。
ともあれ
「今回は私用なので姫様に付き添わせるのは不敬なのです。なので、申し訳ありませんが、一時だけ御傍を─────」
「─────
何かむしろ姫の眼の光が鋭くなったのは気のせいだと思いたい。
ふぅん、と少し前置きを置いて笑みを浮かべる姫様なのだが、これは不機嫌になった、というよりむしろ玩具を見つけました、みたいな顔である事は知っているのでつまり嫌な予感は増大である。
「先に言っておきますが一人です。誰かと会うとかそんなのではないので」
「むしろそうだったら私は喜んで見送っていたのだけど」
ジト目でこちらに友人が一人もいない事を知っている姫様に目を逸らす事しか対応出来ないし、どうにも出来ないので反論はしない。
だが、そうやって成すがままになっているととても意地悪そうな顔と声で
「ああ、でも────会う人が女性とかだったらここは何か言うべき所かしら」
クスクス、と笑う顔には茶目っ気しかない。
「御冗談を………女性に好かれる性質ではありませんよ」
「あら? そんな事はないわよ? 貴方贔屓目無しに顔は良いんだから。ねぇ、ベアト」
「え? あ、はい、そうですね。アドルフ様は整った顔をしてらっしゃると思います!」
そんな事を言われても、とアルビオン国では普通にある金髪碧眼の顔を鏡に映った時に見る自分を思い返しながら
「それを言うなら姫様とベアトリス様もとてもお美しい容姿をしていらっしゃいます」
「え!?」
「あら?」
ベアトリス様は慌てて首を振り、姫様は笑って顔に手を当てているが、二人とも喜んでいるような感じなんだから選択肢は間違えていなかったと思い
「─────で? 私用ってなんなのかしら?」
しかし話題を忘れない人である御方だったと再確認するのであった。
「言いません。後、絶対に付いてこないでください」
「仮に付いて行ったらどうなるの?」
「え?」
つい素で返してしまったが、確かにそれは考えていなかったが、とりあえず
「え、えっと………お、怒ります?」
「どんな風に?」
どんな風に…………!?
というかつい怒るとか言ったけど姫様相手に怒るとか余程の事が無い限り自分如きがやっていい筈がない。
実に不敬である。
いや、しかしどうすればいいのだろうか。
よくよく考えればあんだけ騙されたのも、ここで自分がそんな事はしてはいけないと教え込む為の説教みたいな事をしなかったのがいけないのではないのだろうか。
いやでもどうすればいいんだ本当に?
両親はこういう時、容赦のない拳と口を使ってきたが姫様相手にそんなのを使うわけにはいかない。
しかも相手は女性だ。
何か凄くワクワク顔をされておられるが、デコピンとか、でいいのだろうか? いや、やっぱりそれも不敬だろう。
い、いや、こういう時は
「ひ、姫様。さ、差し出がましい事ですが仮に姫様でしたらどうお怒りになられるでしょうか?」
「私なら?」
そうねぇ、と口元に指を当てて考えながら流し目でこちらを見て、少しぞくりとする。
思わず一歩引くのに合わせて、姫様が大きくこっちに詰め寄った。
懐の中という距離感で、目の前に姫様の顔と香水の匂いと思わしき女性らしい匂いにくらりとし
「じゃあ───────二度と勝手に動き回らないように首輪を付けて貴方が誰のモノかをはっきりさせるのはどうかしら?」
瞬間、アドルフは背後に思いっきりバックジャンプをしようとして失敗して後頭部から地面に激突した。
ベアトリスは後頭部を抑えながら赤面している顔を隠そうとしているアドルフとその光景を本当に楽しそうに笑う姫様を指の間から見ていた。
うわぁーー! あーーー!!
脳内で単語になっていない言葉の羅列が飛び交うが許して欲しいです。
何かとっても凄いです! としか言えない。
恐ろしいのはこれが二人というか、姫様がよくアドルフ様をからかう時は大体こんな感じという事である。
私がアドルフ様の立ち位置なら確かに全く逆らえないのでされるがままである。
更に恐ろしいのはこれで二人が婚約者とか恋人とかでは無い事だ。
これ程の距離感で姫と傍付の関係というのはいいのでしょうか、と思うが二人の付き合いがとっても長いというのを知っているので私が何かを言うのはそれこそ御門違いなのではないかと思う心があって指摘するのも質問するのも憚られる。
ただ、一つはっきりと言える事がある。
姫様…………本当に楽しそうです。
笑わない人という意味では無い。
私とお話ししている時も楽しそうに笑ってくれる。
それも決して噓では無いのは解っている。
だけどやっぱり大半は執務や外交の為に…………変な言い方かもしれないが頑張って作った笑顔という形なのだ。
その中でやはり一番私が好きな姫様の笑顔はこうしてアドルフ様と一緒にいる時だ。
とっても自然でとっても素敵な笑顔だとベアトリスは自慢できるくらいだった。
勿論、従者として少し悔しいと思う気持ちはありますけど、でも姫様がお幸せならば悔しい思いに蓋をするのは何も辛い事ではない。
きっとそれはアドルフ様も同じ想いであるとも思っている。
だから、私は今日もお二人のお日様のような光景が永遠であるようにと願い続けようと思います───────
すいません、殺してください。
新しい物語を書いた事もそうですし、本当に原作を穢さずに済むのかもそうですが何より自分は第一話の時点で何をしているのでしょうか。どうか狂っていると言って欲しいです。
余り長々と言うのもなんなので感想・評価などよろしくお願い致します。そう! もう本当に書くさずにお願いします!! 私程度でこんな難しい作品が出来上がっているのかを遠慮なくどうぞ!