戦士としての忠義
スタジアム
｢・・・・俺は｣
俺は、どうしてこんな道しか進めないんでしょうかね？師匠・・・・
｢待たせた、かな？｣
｢いえ、ちょうどいいですよ、ルノ・アーカディア｣
｢それじゃ、やろうか｣
｢えぇ、やりましょう！｣
スタジアム : 外
｢・・・動いたみたいだな・・・｣
｢龍牙さん？もしかして、クラーケンが？｣
｢そのまさかさ・・・こっちも準備するぞ、琴葉｣
｢了解！｣
スタジアム : 観客席
｢ルノ・・・｣
｢大丈夫さ？ルーちゃんなら勝てるよ｣
ルノ・・・頼むぞ・・・俺は、君を信じてるからな！
スタジアム
『来たれ、力の象徴たる紋章の翼竜。我が剣に従い飛翔せよ《ワイバーン》！』
『降臨せよ、為政者の血を継ぎし王族の竜。百雷を纏いて天を舞え、〈リンドヴルム〉！』
｢やはり、そちらは使わないのですね？｣
｢知ってるの？｣
｢それなりには・・・・｣
バハムート・・・・あれをルノが使ったら・・・・いや、使わるわけには行かない！それが、俺が師匠から教わったことの一つだ！と、そう思った矢先、地面が揺れた。
｢なんだ！？｣
｢地震？｣
スタジア : 観客席
｢これは、まさか！？｣
｢フィース？｣
｢｢ラグナレク！｣｣
『キシャァァァァァァァァ！！！』
｢な！？こいつは！？｣
『ルーちゃん！そいつは、卵から帰ったラグナレクだ！』
｢な！？こいつが！？｣
｢ルノは下がっていてください・・・｣
｢何を言ってるのさ！私だって！｣
｢ダメだ！｣
｢どうして・・・・｣
｢俺は、師匠に託されたんだ・・・君たちを・・・・だから！俺が守る！｣
｢セルスくん！｣
｢ディバインゲート！！｣
よし！懐に入れた！ここだァァァァ！！
｢セヤァァァ！？なに！？｣
『キシャァァァァァァァァ！！！』
｢ぐっ！？ぐぁぁぁぁ！！｣
｢セルスくん！｣
おれは、俺は！
｢見てられん・・・・｣
｢全くですね｣
｢アイリ？｣
｢リュウネさん・・・｣
｢行くぞ、アイリ｣
｢分かっていますよ｣
『君臨せよ、龍の王者よ・・・・我が呼び名にて、その姿を表せ、《エンペラー》』
｢さて、姉さん・・・・ここは、私に任せてくださいね？｣
｢アイ、リ？｣
『救世せよ世界救いし天命龍その命持って天臨せよ《ウイルヘルム》』
｢あ、アイリが神装機竜使い！？｣
｢さて、何秒がいい？｣
｢では、30秒でしょうか？｣
｢了解・・・・『∞ドライブ』｣
え？いま、何秒って言った？30秒！？
｢ちょ、アイリ？ほんとに30秒で終わるの？｣
｢彼なら大丈夫ですよ？それよりも、お二人方の治療をしませんと｣
｢え？｣
｢姉さんは、度重なる激務とワイバーン装着による肉体損傷、セルスさんは、度重なる無理な訓練の肉体疲労ですか｣
｢『ライフクリーン』｣
｢え？な、なにを？て、体が、軽くなった？｣
｢どうして？｣
｢これが、ウイルヘルムの神装ですよ？全ての傷を癒す竜ですから｣
｢アイリ・・・・｣
｢さて、向こうも決着がつきますよ？｣
｢全く、脆いな・・・・これで、お前はジ・エンドだ｣
｢『咲時雨ー朧ー』｣
『ギ！？ぎしゃァァァアァァ！？』
｢う、うそ！？｣
｢ふぅ、じゃあとは頼んだぞ？｣
｢お任せ下さい『観測者様』｣
観測者？何を言って？・・・・もしかして、リュウネさんのことを言っているのか？
数日後
｢あの時は、申し訳なかった！｣
｢頭を上げてくれ！もう怒っちゃいないから！｣
私との、戦いから数日、セルスくんは、私の関係者全員に謝り続けていた。まぁ、律儀といえば、律儀なのだが・・・・それともう1つ私が顧問を務める、生徒会なるものが設立された。
生徒会とは、簡単に言えば、生徒間で行うイベントなどを決める委員会の事だ。そして、生徒会長はと言うと、無論セルスくんだ。まぁ、落ち着くところに落ち着いたかな？
？？？
｢お前は何が目的だ？フギル｣
｢お前は知ってるだろ？観測者？｣
｢ふっ、食えん奴だ｣
また別のところでは、二人の男の関係が、あったというのだ。
さて、次回は、コラボ×白夜編スタートだゴラァ！