あぁ、こっからが大変だ・・・・どうやって終わり作ろったか
女嫌いの紳士
女嫌いの紳士
「え?騎士団が帰ってくる?」
「そうなのよ〜、ココ最近事件が続いたから急いでくるそうよ」
「それで?私とどんな関係が?」
確かにそうなのよねぇ〜、本当に伝えていいのかしら・・・・ルノの傷をえぐりたくはないし・・・あぁ!!もうどうしたらいいのよ!
「何も無いんでしたら、ホームルームに行きたいですが?」
「え、えぇ、お願いするわ?」
「そうさせて頂きます」
ルノ、教師がさまになりすぎよ・・・
頼んだのはこっちなのに、どうしてこうなったのかしら?はぁ、前途多難になりそうね・・・・
アトリエ :休憩室
「Zzz」
「そろそろ起きたら?」
「ん?ん〜?あ、フィールス」
「おはよう、ルディ」
「ん、ん〜!はぁ〜、どれくらい寝てた?」
「小一時間程だよ」
「あぁ、ホームルームだっけ?」
久しぶりに、ルノのホームルームが聴けるなぁ〜、ココ最近事件が続いたからな
よし、着替えるか。
「僕は先に行ってるから」
「あぁ・・・」
「ふぁ〜」
コンコン
「ん?誰だ?」
「すまない、失礼する」
「な!?あ、貴方は!?」
クロスフィード :教室
「アレ?ルディは?」
「まだ来てないみたいですね」
がら!ドン!
「ルディ?」
「あなたがルノですね?」
「ん?どちら様で?」
「な!?セルディアスさん!?」
セルディアスって誰だ?ん?セルディアス・・・・あ!ラルグリス伯の息子さんだ!
「貴方には、即刻この学園から出ていってもらいます!」
「え?」
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!
な、何がどうしてこうなったの!?
あれ?確か、レリィさんが何か言いたそうにしてたのって?これの事!?
え!?かの「女嫌いの紳士」が、この学園の生徒だった!?
「な、何故出ていかなければならないんですかね?」
「この学園にこれ以上女はいらない!」
「・・・・」
「聞き捨てならないな?セルス先輩」
「スクアーロ、君は黙っていろ」
「いや、黙るわけにはいかない!」
「なぜ?」
「あんたが言った言葉は、アルフィスにも該当する、だからだ!」
「ふん、女のどこがいいんだ?」
「なんだ!」
「興ざめだ、ルノ・アーカディア、貴方は、ここにいていい人間じゃない」
ッ!?セルス、君は、まだあの事を・・・・
「セルディアス・ラルグリスか」
確か、お爺様の教え子にそんな名前の子がいたような・・・・
「クロノ?」
「なんか、嫌な気分だ」
「それは、女ができたからだろ?」
「ルディ?その傷どうしたの?」
「セルスに殴られた」
「え?どうして?」
「俺が知るか」
「「「はぁ」」」
「遅かったみたいですね・・・」
「アイリ?大丈夫だった?」
「えぇ、何とか」
「これから、大変になりそうですね」
「そうだねぇ」
学園内 :教室
「あぁ、俺は何をしているんだ!!」
「・・・・馬鹿だな?お前」
「そ、そんなこと言わないでくださいよ!リュウネさん!」
「知るか!」
「どうしよう・・・」
こっちもこっちで前途多難になりそうだ