「テーイートークー!!バァーニングラァーーブ!!」
そう言いながら1人の女の子が俺に飛びかかってくる。
俺は当たりたくないので横に動いて避ける。
女の子は飛びかかっているので当然そのまま落下してく。
下がコンクリートだから痛そうだな
「イタタタタ、もうテイトク!避けないでくださいネ!」
そう言ってその女の子は俺に言ってくる。
「悪いな金剛、俺にダメージが来そうだっから避けてしまったよハッハッハ」
俺はそう言って謝る。
ちなみに謝る気はさらさら無い。
避けるのは当然だ、じゃなきゃ俺がどうなるか分からん。
「ハァハァハァお、お姉様、速すぎです、もう少しゆっくり行きましょうよ。」
そう言って来たのは金剛に付いてきた3人の1人、比叡だ。
「やれやれ、お前達も大変そうだな。」
ため息をついて、比叡は、
「全くです。」
と答えた。
同型でも追いつけないスピードとかこいつどんだけだよ
「お姉様は提督のことになると色々と凄いことになるんですよ。スピードとかパワーとか」
「お前は心が読めるのか?サードアイでも持ってんのか?」
「いえ、そんなことをおもってそうな顔をしていたので。」
「流石霧島だな、あれ?榛名は?」
俺は当たりを見渡して榛名を探す。
「ここにいますよ、提督?」
「うお!榛名、そこにいたのか!」
俺は驚きながらそう言った。
「そんなに存在感薄かったですか?」
「いや、別にそういう訳じゃないんだけどな」
軽く紹介をしておこう。
こいつらは金剛型の艦娘。
皆んなからは金剛四姉妹と呼ばれていた。
「さて、とりあえずお前達に聞くが、ここがどうして分かった?」
「分かったと言うかただのカンデース!」
「えっと、わかりやすく言うと提督の住んでいる地域だけ知ってたのでそこを探し回ってたら偶然見つけた、という訳で」
まさに今女の勘が怖いと思った瞬間であった。
くそ、こんなことなら家の中で電話するべきだったな。
「あー分かった。それで、俺になんか用があったのか?」
俺は金剛達にそう聞いてみる。
まさか用が無いのに探し回った訳じゃないだろ。
「!そうです!テイトク!私たちに何も告げずに去っていくなんて寂しいじゃ無いですか!」
「あーなんだそんな事か。理由は簡単だよ。名残惜しさを残さないため。本当は俺もあそこに残ってたかったからさ」
俺は正直に事実を述べる。
金剛は少し悲しそうな顔をしながら俺に
「....そうですか」
と言ってきた。
「まあ、お前らはこれからは自由に暮らせるだろ?それならどっかであうかもしれないだろ?」
と、俺が言ったら金剛は笑顔で俺にこう言ってきた。
「あ、ちなみに私達はこの近くの家で過ごしますよ?」
「ん?何を言ってるのかな?」
俺がそう言うと霧島が
「実はお姉様が、提督の近くに住みたいと言ったら国が用意してくれたようです。」
おのれ国のヤツら俺はお前らを絶対に許さねない。
俺がそんなことを思っていたら突然と玄関のドアが空いた。
「司令官?誰かいるんですか....あ、金剛さん!」
「あれ、なんでブッキーがここにいるのです?」
「金剛さんこそ、なんでここにいるんですか?」
金剛は笑顔で吹雪と話しているが、なんだろう、俺の目には金剛からものすごいオーラが出てるように見える。
……To be continued
という訳で第三章いかがだったでしょうか?
次回からやっと本格的にストーリーがスタートする感じです!
それではまた次回お会いしましょう