俺と艦娘と戦後生活   作:灰原衛宮

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第二章「俺と電話と四姉妹」

「吹雪....だよな?」

「はい、そうですよ。」

俺はかなり驚いてしまったが取り敢えず一呼吸をして落ち着きを取り戻そうとして息を吐いた。

落ち着きを取り戻したので、俺は吹雪が何故ここにいるかを聞いた。

「取り敢えず、吹雪、お前何日ここに付いた?」

「確か、昨日の10時くらいでしたかね。」

「お前何で俺の家の場所知ってるんだ?」

「大淀さんに聞きました。」

あの野郎!と言うかアイツ連絡先と住所聞いてきたから出る前に加賀にそれが書いてある紙を渡してって頼んだはずなのに何で知ってんだよ!聞く必要無かっただろ、おい!

「司令官?どうしたんですか?」

吹雪が不思議そうな顔でこちらを見つめてくる。

「いや、何でもない。」

取り敢えず後で大淀は説教だな

「司令官、取り敢えず、ご飯作っておいたんですけど、食べますか?」

「あ、ああ。頂こう。」

俺は玄関で靴を脱いで、部屋に入り、吹雪が用意してくれた料理を食べに行く。

「白米と味噌汁と焼き魚か。」

「はい!朝はこれが、1番だと思いまして。」

「そうだな。それじゃ、いただきます。」

そう言って俺は箸を手に取り、料理を口に運ぶ。

「おお、美味い、丁度いい味になってる。」

「それは、良かったです、練習したかいがあったってものです。」

「すまん、お代わりあるか?昨日からなんも食ってないから、腹減ってしまってな。」

「そんな事だろうと思ってちゃんと用意してあります。どうぞ。」

そう言って吹雪は炊飯器から白米を盛り、俺に渡してきた。

 

 

「ごちそうさま。ありがとな吹雪。」

「いえ、別にどうってこと無いです。」

吹雪は笑顔でそう言ってくる。

「さて、俺はちょっと電話してくるから、片付け任せていいか?」

「元からそのつもりなので大丈夫です。」

そう聞いて俺はその場から立ち上がり吹雪に聞こえないようにするため1度家から出る。

「さて、鎮守府に電話したら出てくるかなっと。」

そう言って俺はポケットからケータイを取り出し番号を打ち込んでいく

「もしもし、こちら、鎮守府提督代理の大淀です。」

「もしもし大淀?俺だ。提督だ。」

「提督?どうしたんですか?」

「いや、ちょっと聞きたいことがあってな。」

「もしかしてアレですか?艦娘の自由生活権のこと。」

「そうだ。アレって来週のはずだよな。それまでは外出も出来ないように指示してあるし。」

「あーアレですか?言ってなかったですけどそれ、昨日から適用されてますよ。」

「はぁ!?ちょっ俺なんも聞いてないけど?」

「そりゃ言ってませんもん」

俺は大きくため息をついてこう言った。

「そういうことは変更が来た時に言ってくれ....」

「はい、すみません」

「あ、後お前吹雪に俺の住所教えたろ?」

「はい、教えましたよ。こっそり裏ルートで調べましたけど。」

「ちなみにその裏ルートって?」

「秘密です。」

「分かった。ちなみに今鎮守府に残ってる艦娘は誰がいる?」

「えっと確か一航戦の赤城、加賀。二航戦の飛龍、蒼龍。陽炎型、暁型、最上型、が残ってます。後、数時間前まで金剛四姉妹がいましたけど。」

「そうか..,ん?ちょっと待て?数時間前ってことはもしかしてこっちに向かって来てるなんてことないよな?」

俺は焦りながら大淀に聞く。

「いや、そこまでは、分からないです。場所は教えてませんでしたし」

嫌な予感しかしない、急いで家の中に避難だ

「分かったまた何かあったら連絡する。」

そう言って俺は電話を切った。

さて、さっさと家の中に避難だ

しかし、もう遅かった。ものすごい足音がすぐそこから聞こえてくる。あっ、もう手遅れだ....

その音は次第に近づいていき、目視出来るところまでやってきた、

「テーイートークー!!バァーニングラァーーブ!!」

そう言って1人の子が俺に向かって飛びかかってきた。

……To be continued




という訳で第二章いかがだったでしょうか?
これから先どんどんキャラも増えていくのでご期待下さい!
それでは三章でお会いしましょう

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