インフィニット・ネクサス   作:憲彦

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さぁ~て、白式の第2ラウンド。そして、その他メンバーの突入。行きますか!

UAやお気に入りの数は今までよりも少ないけど、自分が1番満足できている設定と展開。満足できるキャラ。好きなウルトラマン。最終回までもこの調子で突っ走ります!!

あ、明日はシン・ゴジラですね。録画しなくては……


突入

『第2ラウンド。開始です』

 

第2形態移行した福音を相手に、さっきまではシールドエネルギーが底を尽きかけ、機体も様々な部分が破損してしまっていた状態だった。そこで白式が導き出した唯一の方法が、『コアネットワークへの再連結』。これにより、白式は経験値が必要値になったので、白式も第2形態移行した。

 

『……ッ!!』

 

姿を変えて、浮遊している白式。システムに支配されてるとは言え、それでも分かる。白式に勝つのが難しくなったと。だが、それでも3:7。白式が3で福音が7。白式が劣勢であることに変わりはない。

 

しかし、そんな事は白式にも分かっている。だが、だからと言って引っ込む訳には行かない。ここで戦いを放棄したら、意味がない。だから、福音と同じく、自分が動いたと感知する事が出来ないレベルのスピードで攻撃をした。

 

『やはり、軍用機にはパワー不足ですか……でも!』

 

攻撃力は確かに上がった。だが、それでも相手は軍用機。強固な装甲の奥底までにダメージを与えることは、シールドエネルギーを突き抜けて攻撃することは出来ない。

 

『なら、零落白夜!』

 

右手に持っている雪片と、左腕の多目用途武装の雪羅の両方に零落白夜を発動させ、福音に攻撃を入れていく。シールドエネルギーを無視している分、機体その物にダメージを入れることが出来る。

 

『ハァア!!』

 

雪片と雪羅の二段攻撃。雪羅の攻撃は当てたが、雪片の一撃は外れてしまった。光速で白式の間合いから脱すると、距離を置いて光弾を連射した。だが、

 

『無駄です』

 

第2形態移行した際に、雪羅と共に出てきた新な武装。エネルギーを無効化する防御『霞衣』。これを使い、エネルギー攻撃である光弾を防いでいる。だが、これはエネルギーを放出する零落白夜との併用は出来ないようだ。まぁ、無効化するのがこの装備の効果。一緒に使うのが無理なのは分からなくはない。

 

エネルギー攻撃の効果が無いことが分かると福音は雄叫びを上げながら急接近してきた。なりふり構わずに攻撃するようだ。

 

『グッ!!……負けません!!!』

 

なりふり構わずに。言い換えれば、それほどまでに追い詰められている状況と言うことだ。攻撃は確かに重たい。だが、我慢すれば良いだけ。要は気合いだ。人間が劣勢にあるときに真っ先に考える勝つ方法。白式はそれを実行しているのだ。

 

『キャアアアアアア!!!』

 

『ハアアアアアア!!!』

 

互いに防御はしていない。捨てているのだ。お互いに容赦なく攻撃が入る。だが、零落白夜がある分、少しばかり白式が有利だ。しかし福音も負けていない。攻撃力が高い分、白式もシールドエネルギーがかなり持っていかれている。

 

白式は零落白夜を解除すると、雪羅の方で福音から放たれたコブシを受け止め、力任せに投げ飛ばした。全く予想に無かったこの攻撃に、福音はなす術なく宙に投げ飛ばされてしまった。

 

『これで決める!!』

 

雪片は残ってるエネルギーを集中させ、零落白夜を発動。飛び上がり無防備な福音に攻撃を入れる。だが、福音も負けじと光弾を放つ。霞衣は使え無いので、当然白式はダメージを受ける。だが、そんなのは無視して福音に突き進み、攻撃ごと福音を斬った。この攻撃で完全にシールドエネルギーが0になり、落下していった。床に落ちると、ISが解除されて操縦者が出てきた。やはり意識は失っているようだ。

 

『助けられた……』

 

そう呟くと、白式も重力に従って落下した。だが、まだ待機状態には戻らない。ゆっくりと立ちあがり、待機状態の福音のコアに直接アクセスして、中に入っている不正プログラム含め、全てのプログラムをリプログラミングした。二度と不正なアクセスが出来ないようにするためにだ。これが完了すると、充電するために少し休んでいる。この間まともに動くことは出来ないがな。だが、福音とその操縦者は守っている。万が一の事があってはいけないからな。

 

そして、その頃。出撃した専用機持ち5人と、教師最強の2人が亡国の本拠地に向かっていた。

 

『皆さん聞こえますか?レーダー上にも表示しましたが、敵本拠地の周りには大量の無人機が飛んでいます。篠ノ之博士の衛星からの映像だと、学園を襲撃したのと同じタイプの様です』

 

レーダーには赤い点で表示されるが、目的地の周りは赤い点で埋め尽くされている。気持ち悪い。

 

「なに?この数。多いなんてもんじゃないわよ?」

 

『安心しろ。鉄屑は私たちが片付ける』

 

鈴があまりの多さに引いてると、千冬からの通信が入ってきた。片付けると言っているが、恐らくその程度では済まないかもしれない。

 

『ボーデヴィッヒとオルコット、君たち2人は先頭に立って道を作れ。入り口は私が作る』

 

この言葉に、どうやってと疑問を抱くが、香華に言われた通り、ラウラとオルコットが道を作るために、一直線に敵を破壊。道が出来上がった。そこに、香華が余分に積んできたミサイルを使い、外壁に壁を開けた。そこから千冬と香華を残して全員が入っていった。

 

「さてと、片付けますか」

 

「1人500って所ですね」

 

時間が経つごとに少しずつ増えているが、現段階では片方が500体片付ければ全部いなくなる計算だ。

 

『2人とも、あの無人機が私の設計図が元になってるなら、弱点は人間で言う脛椎の部分だよ。装甲は硬いから銃撃戦は避けて』

 

束の指示に従い、それぞれその部分を攻撃して機能を停止させている。何故そんなピンポイントな場所が弱点になっているのかが疑問でしかない。まぁこの2人相手には、そんな面倒な場所にある弱点でも簡単に破壊してしまう。

 

「500は流石に、少しキツいな」

 

「と言うか装甲が硬すぎる……」

 

とか言いつつも、千冬は刀を使って正確に脛椎を斬っているし、香華も大量に積んできたナイフをクナイのように投げ飛ばし、脛椎部分に刺している。一気に大量のナイフを投げているためか、ナイフ同士がぶつかって様々な方向の無人機を機能停止に追いやっている。

 

「山田先生と篠ノ之博士、この近くに目の前に居る無人機以外の無人機の反応は無いですか?」

 

『少し待ってください。探してみます』

 

「室江先生、どう言う事ですか?」

 

千冬には香華の行動の意味が分からない様だ。だが、戦いながら千冬に行動の理由を教えた。

 

「これだけの無人機が、それぞれ完全に自立して動いているとは考えにくい。戦い方も無理矢理ではあるけど連携してるのもある。と言うことは、何処かで制御している別の無人機が存在する可能性があると言うことです」

 

司令塔が居ると考えたらしい。確かに、これだけの無人機が勝手に動いてるとは思えないだろう。司令塔が存在すると考えるのも無理はない。

 

『ありました!建物の上空に3機!2人が相手にして居るのとは別の無人機の反応があります!!』

 

「織斑先生!直接行きますよ!!」

 

「はい!」

 

恐らく司令塔である3機目掛けて飛んでいった。真耶と束の見つけ出した無人機は、さっきまで相手にしていたのとは少し形が違った。下で相手にしていたのは、全体的に黒っぽく、腕が異様にでかかったが、上に居るのは装甲が赤くなっており、体のバランスより人間に近いものになっていた。

 

『全く……私の設計図から作ったのに、何でそんなに性能の悪い劣化版になるんだろうか……』

 

通信の向こう側で束が悪態を吐いている。まぁ、使っているのがISのコアではなく、コアに酷似した別物のため仕方無いのだろう。

 

「そのお陰で助かってるんだけどね」

 

束は気に入らない部分があるようだが、香華も千冬も助かっている。数こそは多いが、サクサク倒せているのだ。

 

数の多すぎる下の無人機を止めるため、上に居る司令塔を攻撃する。2人の操縦のレベルが高いだけあって、無駄な動きなく、1機目を2人で破壊すると、残りの2機をそれぞれ破壊した。

 

「ゼィイ!!」

 

千冬は機体を頭頂部から縦に真っ二つに斬り、香華は相手の頭を掴み、そのまま首から上を体と外した。すると香華の思った通り、あの3機を倒した途端に下にいた無人機が機能を停止して、ボトボト地面に落ちていった。

 

「さてと、私たちも中に行きますよ」

 

「はい!」

 

さっき開けた穴から、先に入った専用機持ちの後を追いかけていった。

 

そしてその頃、誰よりも早くここに入っていた溝呂木はと言うと……

 

「………この先か」

 

打鉄をまとった状態で中を歩いていた。まぁこんなところを宛もなく歩いている訳ではない。溝呂木と一夏は元々同じ存在。何と無く居場所が分かるのだろう。

 

「ん?ッ!!」

 

突然攻撃が飛んできた。それに気づくと、打鉄の刀で切り裂いた。

 

「この攻撃は……」

 

切り裂いた時に分かった。この攻撃は自分が今まで使っていたのと同じ、闇の攻撃だ。それが分かると、打鉄を解除してダークエボルバーを取り出した。

 

「待て待て待て。軽い挨拶だろ?なぁ、一夏」

 

「織斑天十郎……」

 

「おいおい。私は君の父親だぞ?フルネームで呼ぶ必要は無いだろ?」

 

「本気で言ってるのか?……だとしたら笑えないぞ?この建物と同様に、ジョークセンスの欠片もなしか?」

 

「何の事だ?君は私の息子だろう」

 

「そうか。その息子の精神をバラバラにした事を、忘れたとは言わせんぞ」

 

「あぁその事か……気にしていたのか?だが、そのお陰で力を手に入れられたんだ。些細な事じゃないか」

 

「そうか……話は終わりだ」

 

ダークエボルバーを引き伸ばし、人間サイズのダークメフィストへと変身した。拳を掲げながら天十郎に向かって走っていった。

 

「止めておけ。勝ち目は無いぞ?」

 

「なら、やってみろ!」

 

天十郎を殴るが、拳は何かに止められてしまった。バリヤーの様な物だ。だが、溝呂木が驚いたのはそこじゃない。天十郎の手に握られていたものだ。

 

「何故お前がそれを持ってる?」

 

「一夏の持っているダークエボルバーを元に、改造改良をした最新版だ」

 

「面白い。変身してみろ」

 

天十郎は手に持っていたダークエボルバーを引き伸ばし、もう1人のダークメフィストになった。だが、目の色が違う。溝呂木のメフィストは黒だが、天十郎のメフィストは目の色が真っ赤なのだ。

 

「安直だが、ダークメフィストツヴァイとでも言おうか?」




あぁ……色々と限界が……主にうp主が。断じてスランプではない!何故なら、俺は天才じゃないからだ!!!天才でなければぁ……スランプなんかには陥らない!!ブァハハハハハ!!!アァハッハハハハハハハハハ!!

次回もお楽しみに!感想と評価、『教えて!憲八先生!!』の活動報告もよろしくお願いします!!

他のメンバーと言っても、白式と最強教師コンビがメインになってしまいましたね笑

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