DS - ダイアグラナル・ストラトス - 作:飯テロ魔王(罰ゲーム中)
つか、前の投稿から1年近く更新してないし、初投稿の頃にはまだ子供だった長女が結婚して春には親になるし。
時間の流れって、早いね……
(チッ、欲張り過ぎたか)
オータムは
偵察が目的なのか、単機で海上を飛んでいたをの幸いにちょっかいをかけてみたが、これが間違いだった。
「そっちが格上だなんて聞いてねェぞ!」
アラクネの装備では満足にダメージが通らないのに対し、火力は圧倒的に向こうが上。
拡散ビームとパルスマシンガン、マイクロミサイルの群れという、単機とは思えない冗談のような弾幕の中に隠れ、まるで狙ったかのようにやってくるビーム砲。
それらを必死に回避しつつ反撃をしていたが、気付いたら増援が現れ2対1となり、反撃も難しくなって回避一辺倒となった。
幸いというべきか、敵は攻撃にばかり集中して爆煙の影響まで考えが回らないのか、ちょくちょくこちらを見失ってくれるので生き長らえている。が、これだけ開けた海上では逃げようがない。
誤魔化せるかと思って海中にも潜ってみたが、ハイパーセンサーも向こうの方が高性能らしく即座に発見され、そこからは逃げの一手。ジリ貧どころか回避に回避を重ね、1秒でも生き延びる事に終始している。
「せめて、せめてあと1機いれば――」
ふと、
彼がこの場に現れればもしかするかも、と思ったが慌てて
相手は中学生、それもISに搭乗してまだ1時間足らずの男。そんなのに頼ってしまうなど、オータムのプライドが許さない。
「何考えてんだ、あたしは……ッ!?」
余計な事に思考を
視界に収めていた2機とは反対側からの攻撃。驚いてそちらを見れば、追加で増援が2機。4対1という絶望的な状況に、流石のオータムにも諦めの表情が浮かぶ。
「チッ、ここまでかよ……」
思えば、あの戦闘を見てから心ここにあらずだった。
男が短時間でISを使えた事に嫉妬したのか、あの戦い方に魅せられたのか。
どちらにせよ、あれを見てから自分の中で対抗心にも似た
「――ッ!」
まるで
驚く暇もないまま、周りにいる無人機も同様に崩れていき、最後に残ったのはオータムと、いつの間にか現れた謎のISのみ。
「ぇ……?」
その機体は背面に翼を模した大小4つの
(まさか!?)
いかにオータムの意識が無人機に向いていたとはいえ、こんな近距離で、ましてや全ての敵が撃墜されるまで気付かせなかった手腕。
そんな凄腕のパイロットなど、オータムが知る限りではスコールと
それを裏付けるかの様に、未知のISがそこにいた。
「まったく、ゴッソリ持ってってくれちゃってまぁ……」
言葉とは裏腹に、束の口角は上がりっぱなしだ。
思ってもみない所から予想外の
あの
今回の戦闘だけなら大丈夫だろうが、終わったら最低でも弾薬ぐらいは作る必要がある。
「ま、それに見合うだけのモノにはなったみたいだけどね」
置き土産よろしく、律儀にも簡易的なカタログスペックが残されていて、それを見た束は驚いた。
反面、武装は
それでも運動性能は破格だし、エネルギー総量も現行量産機の倍以上。どこかで見た事がある様な気がする機体だが、おそらくは一夏がかつて使用していたDSの再現機だろう。
専用機としてはクセも強く、決定打にも欠けるが、凡人からすれば構成自体が『その発想はなかった』のオンパレードで、部位装甲だけでなく、非固定部位すら
この構想は基礎フレームによって変化はするが、いくつかの世代差をまたいで機体性能を作り変える事が可能なだけでなく、その世代という概念すら塗り替える可能性さえある。
桂秋とは対照的なコンセプトの、量産を前提とした機体。
「機体名は――
DSOで聞いた覚えのある名前に、束は顔をしかめる。
正直、二度と目にしたくない名前だった。
「あいつ、この
初心者であった頃のイチカに近づき、戦闘の基礎を教えるだけでなく、DSのノウハウと共に、メカトロニクスの知識まで叩き込み、挙句の果てにはランクスとも
後にイチカに
この機体が表沙汰になれば――否、このまま一夏が騒動を収めてしまえば、世界のヘイトは一夏に集中したままだ。
「これは、クーちゃんとの合流を急ぐべきかな」
戦力面ではそれなりのモノが用意できつつあるが、世界背景も
彼らもまた独自に動いているが、束とは違った視点で
「……少し、ひっかき回しておく必要があるね」
言いつつ、モニターに写る半壊状態のアラクネを見る。
自分達が引っ掻き回そうとして裏目に出るというなら、束は“第3の手駒”という
突然現れ、文字通り一瞬で敵を一掃した謎のISと対峙したオータムは、珍しく判断に迷った。
パイロットは、オータムが知っている織斑千冬とは似ても似つかない小柄な体型。だがそれ以上に気になるのは、その身にまとうISだ。
タイプとしては中量よりの軽量なのか、構成はかなりシンプル、というよりシャープ。基本色はミリタリーカラーだが、各所にアクセントの様に白が入っているが、どことなく無理矢理感があって、足りない部分に別パーツを持ってきた様に見えた。
大胆にも両肩に展開されるはずの
反面、武装はとてもシンプルで、両手に持った反りが薄い刀型のブレードに、腰部
シンプル故にパイロットの技量を求められる構成だが、先程の技量を見る限り、
「――確認する。あんたはこの事件にどう関わってる?」
バイザー越しながらも、振り返った顔は織斑千冬に似た、幼さを残した少年。
予想外な人物に内心驚いたが、相手が
「……私はアメリカ第23空軍のデボラ・スールマン中尉。現在は
先程まで海上でISの新型機のテストと教導作戦を遂行していたが、日本海域でISによる戦闘が確認されたとの報告を受け、威力偵察を行っていた」
咄嗟に偽名と作戦内容を話す。
通常であれば罰則ものの暴露だが、目の前にいる相手は『ただの中学生』と侮らない方がいい。ここは信用を得る方が得策だ。
「で、そのテスト機を運用していた部隊は?」
「全滅した。残っているのは私だけだ」
嘘は言っていない。もっとも、全滅させたのはオータムだが。
「あの敵性勢力、君とは敵対関係なのか?」
「今の所は。そちらも俺の敵か?」
「……それは君次第だよ。織斑一夏君」
残弾も
そんな内心の駆け引きをしている事など知る由もなく、一夏は思いもよらないことを口にする。
「まだ動けるな。この騒動を終わらせるから手伝ってくれ」
「なに?」
普通なら、こんな状態を前にすれば撤退を推奨するか、もしくは無力化して自勢力の指揮下に置くはず。これだけのダメージを受けた機体を目の前にして、あまつさえ戦力としてカウントするなど、あまりに予想外だ。
「その程度のダメージで動けなくなるのか? アメリカのISってのは」
「見くびらないでもらおう――と言いたい所だが、さすがに対IS戦は心許ない」
「そっちは問題ない。こっちは篠ノ之博士の戦力と共闘している
オータムが返事をするより早く、一夏は
そこからは急展開で、腰部非固定部位のスラスターを含めた推進器に火が入ったかと思うと、コマ落ちと錯覚しそうな超加速であっという間に見えなくなった。
「……まさか、な」
まるでその提案に乗ってくると思っているようだった。
こちらの正体にある程度
手負いを戦力としてカウントしたのは、それだけイレギュラーの戦力が大きいのか、それとも別の要因か。
唯一わかっているのは、あっちも人手が足りないという事だけ。
(ともかく、今は行動するのが先か)
そう思って動き出そうとした所に、絶妙なタイミングで通信が入る。
相手は――篠ノ之博士。
「やぁやぁ、自称米国の
「いきなりですね、博士」
緊張感のない態度に、さすがのオータムも脱力する。
あの少年といい、博士といい、自分の立場が分かっていないのだろうか?
港湾に停泊した、コンテナ船に偽装したCPは、作戦の推移を観測していた。
「
「はい。こちらの機体を
「そうか。歩兵部隊の
「市街地にて戦闘中。
「対象の一般人は消息不明。ですがドイツの一行と合流している模様」
次々に上がってくる報告は、どれもあまりよくない。
相当な切れ者がいるのか、もしくは篠ノ之博士か織斑千冬が合流したか。
「残りのIS部隊との連絡は?」
「応答ありません。
「あの女との連絡はついたか?」
「いいえ。最初に分断されてから独自に行動しているかと」
ふむ、と口元に手を当て一考。日本は対テロ部隊を展開しているようだが、未だISが出てきていないのは当初の予定通り。だが未確認の勢力も
「出港許可は取れていたな」
「はい。進路上に船影ありません」
「先行させている連中は?」
「例のモノの回収に成功したのか、既に撤収を始めているようです」
「ではすぐに出港しろ。次のプランへ移行する」
指揮官の命令を受け、各所との連携を進めていく
「
「あれは別口だろう。これ以上こちらにちょっかいをかけてこない様なら捨て置け。今注意すべきは篠ノ之博士と織斑千冬だ、こちらの意図を
了解、と答えて出港準備を始めるクルーを
中身はただの炭酸水だが、思った以上に緊張していたのか、半分近くを一気に飲んで一息つく。
「……まさか、本当にこんな作戦を実行することになるとはな」
小さな
クロエは弾と少し話をしてどこかに行ってしまい、その弾も
数馬に頼んで詩乃達を避難先へ誘導してもらっている。その間にエーリヒ達は更識と弾から詳細を聞いていた。が、事態はエーリヒの予想の更に斜め上をいっていた。
「連中のプランは複数あります。一つは市街地への被害を拡大することですが、もう一つはあなた方を含め、織斑君の全ての関係者に
「な、に……」
連中は本当に一夏の居場所を奪う腹積もりらしい。そんな目的で戦線を展開するなんて誰が考えるか。
更識の説明を受け、改めて自分達の読みが甘かった事に気づかされると共に、予想以上の非道な計画を前にしてエーリヒ達は絶句する。
「俺達もそっちの狙いに気付いたのは
言われて、エーリヒはラウラに目配せすると、彼女は首を横に振る。
「最初からIS部隊の制圧を視野に入れていたので通常装備です。対人に関しては白兵戦部隊で対応する気でいました」
「ISはISでしか制することはできないが
「我々も、彼からこの話を聞かされるまで気付きもしませんでした。大急ぎでISに対人制圧装備を搭載するのが限界で、パイロットの手配までには至らなかったのです。それ故の共同戦線の提案です」
過剰戦力を前にして、戦火を拡大するための部隊展開だと思っていたが、それがトラウマを与えるための死兵であるなど、考えつきもしなかった。
「そこで連中の作戦を逆手にとって、このおっさんと連携して色々準備してた。どこよりも早く俺達が無力化できれば、連中の思惑ぶっ潰せるだけでなく、後々騒ごうとする面倒な連中も黙らせられる準備までしてある」
「……君は、本当に日本の中学生か?」
大胆かつ用意周到な反撃手段を用意していた弾に、さすがのエーリヒもちょっと引いた。
敵の行動を予測し、あまつさえこれだけの手段と戦力を用意してみせるこの少年が、まるで怪物の様に見えてくる。それを見かねたラウラ達がエーリヒに助言する。
「大尉、こいつの行動力は考察するだけ無駄です。
「いや、しかしだな……」
「コイツを含め、ファストクラスってのは頭のネジがダース単位でブッ飛んでる連中です。状況とヒントさえあれば、全体像とそれからの動きをほぼ正確に読み切って、大胆な行動で最適解を叩き出すぐらいは平気でやってのけます。
クラリッサの指摘に、弾はニヤリとシニカルな笑みを返す。
「あいつには
ラウラとクラリッサはお互い顔を見合わせるとため息をつき、弾と更識に詰め寄った。
「それで、ISのステータスは?」
「既に
「こちらが用意した戦闘要員も参加せたいのですが」
「低致死性装備を用意している。人数分はあると思うので、そちらで確認して欲しい」
「……ここまで来たら四の五の言ってはいられんか」
なし崩しで共同戦線が展開されようとしているのを
「弾、無事だったか」
「教官!」
「千冬さん!?」
「織斑女史か!」
いるはずのない千冬にラウラ達は驚き、弾が問い詰めた。
「千冬さん、なぜここに? 一夏はどうなった!?」
「一夏の方は何とかなったのでな。私は束から話を受けてこっちの襲撃部隊とコレを片付けに来た」
「この辺にいたのは大体片付けたぞ」とドヤ顔で言いつつ、一緒に落ちてきた何かに目を向ける。ラウラ達には
「DSOの、レギオン?」
「束の話では敵の敵が送り込んできた無人機らしい。私のみならず、連中にもちょっかいをかけていた」
「ここにきて別勢力など――」
「……チッ。だから一夏は先に動くしかなかったのか」
周りが困惑する中、何気なく言った弾の一言を聞き逃すことができず、全員の視線が弾に集中する。
「弾……?」
「一夏はすぐ動ける状態か?」
「あいつは戦闘の際、かなりのダメージを負ったので束に任せてきたが――」
「すぐ確認を。先んじて
状況はかなり
「
「私が確認できただけで16機だったが――」
「ドイツのオッサン、更識のでもいい。空か海で量産機のIS、最低でも30機以上搭載できる輸送機か戦闘機、どこかで開発されてないか?」
「……ロシアが極秘開発していた超大型空母。それであれば、カタログスペックで最大45機だ。が、
「その開発にはアメリカをはじめ、複数の企業が出資しているらしい。それと不確定情報ではあるが、同時期に開発された広域殲滅兵器と超長距離射程の2種が実験的に搭載されている、という話を耳にしたことがある」
「ッたく、ここでGDとシャムロックが
エーリヒが
「作戦変更だ。
「3機用意しているが――」
「来ているメンバーは全員が搭乗可能か? それと調整なしでもISの運用ができるのか?」
「それは問題ないが――」
「メンバーからパイロットを選出して、非戦闘員に防衛体制を展開しろ。特に鈴達には絶対近づけるな。
矢継ぎ早に指示を出してくる弾にしびれを切らし、ついに千冬がツッコミを入れた。
「一体何がどうなっている!? 少しくらい説明しろ!」
「俺達がいるにも関わらず、
あいつは自分がブッ壊れんのを覚悟の上で、この騒動を一人で片付けようとしてんだよ!」
弾や一夏が敵の真意に気づいた理由を話すには、時を一夏がIS4機を倒し、逆に撃墜されて千冬に救出された頃まで戻さなくてはならない。
会議室のような広いブリッジの中、一夏が落とされるのを見て
「今の
それに賛同し、周囲にいる妙齢の女性達の
「たしかに。あれはないわ~」
「私たちを追い詰めたあのガキに、ロクな価値なんてないのにねぇ」
「ま、世界最強なんておだてられてても、所詮は時代に取り残されたロートルってことでしょ。ウチらはいつだって時代を先取りしてんのよ!」
泣きそうな顔をして一夏を抱える千冬を見て喜ぶさまは、無責任な子供のようなノリで痛々しいが、誰もそれを
彼女達はISに関連した政治や経済、果ては関連工学で名を
全長1642メートル、全幅940メーというそれは、ISを核として、各ブロックに搭載された18基のプラズマジェネレーターによって生み出される大出力を頼りに、ISの機動技術と陸海空の軍事技術を融合させる事で常軌を逸した機動力と火力を生み出す、世界初のIS型
余りある出力により、常軌を逸した超長距離射程の主砲を使って一夏を襲撃し、ジュネーヴ諸条約(※2)によって禁止されているはずの広域殲滅兵器をはじめとした大量の装備などが搭載されているうえ、広大な格納庫の中には
これだけの規模でありながらISであり、本体はこの中央にある。外装部分は
くだんの件で美味い汁を啜っていた者達が、一夏の研究を利用していた技術者達を抱え込み、幾つかの組織を巻き込んで制作した、数世代先を行く兵器であり、彼女達にとっては最後の切り札。
この機体の建設が嗅ぎつけられたのを機に、岸が組織ごと
「にしても
「所詮はゲーム脳のおバカが作ったもんだし、場をひっかき回すって目的は達成できてるからいいじゃん」
「
お気楽に会話する彼女らを、ISのパイロットがピシャリと
「ダメよ。例のコアは残り10、あのコアでも量産はできるけど、使えばアシがつくわ。隠れるのが難しくなるけど、やる?」
「あら、なら次の段階に移行しましょうか」
「ま、気づいた所でアタシらの居場所は割れないけどねぇ~」
「あの
皆それぞれに今後の展開を意見しているが、彼女らには捕まらない根拠と自信があった。
仮に捕縛に来る者がいても、余裕で迎撃できる火力と、万に一つの可能性でこの要塞が落ちる事があっても、この機動要塞の中にいる限り、彼女らの存在は表沙汰にできない。
最悪、捕まったとしても今の地位と名誉は失うだろうが、その時は司法取引で新たな戸籍を用意し、別の人生歩めばいい。
「とにかく、こっちも危ない橋を渡ってあんたを牢獄から引っ張り出したんだし、その分の仕事はしてちょうだいね――スコール・ミューゼル」
ポップアップウィンドウに映る岸に腹を立てるでもなく、中央ブロックでISに搭乗するスコールは妖艶に微笑む。
「ええ、私にも目的があるもの。報酬に見合うだけの仕事をしてみせるわ」
序盤の伏線回収、少しずつ始まりました。
感想欄で指摘されていたIS部隊の幼稚さですが、こういう伏線を張っていました。『騒動に紛れて関係者を誘拐、もしくは殺害』という線より『殺人という重責を負わせる』方が闇深いし、ヒロインズも一夏と絡むのが難しくなる、又は孤立する図式の方が悪役の観点からすればヘイトコントロールがしやすいのでこういう伏線に。ここにはもう一つ伏線を張ってますが、まずバレる事はないでしょう。気付いた方はネタバレせず、一人ニヤニヤしてて下さいw
新型を手に入れた一夏、ラウラ達と合流した千冬、瀕死のオータムと、何故か投獄されているはずのスコールの登場。その脇で暗躍していた女性権利者もいましたが、この展開は予想できたかな?
まぁ、こんだけ無人機ポンポン出てるのに本拠地出てこない時点で気づかれたかもしれませんが(汗
次話はガッツリ戦闘パートの予定ですが、どこまで盛り上げられるか以前に、また1年ぐらいかからないように時間作るのが問題。
ジジィになるんだし、アーリーリタイアできないもんかと悩み中。愚痴になりますが、中高年がいつまでも上にいたって会社は衰退するだけだろうに……
【今回の設定】
※1 AFSOC
正式名称はAir Force Special Operations Command、アメリカ空軍特殊作戦部隊。対テロ作戦をメインに、情報戦も担う組織。湾岸戦争以降、いくつもの戦線に投入された実績があり、2013年に第23空軍は活動停止してますが、この世界線では活動は継続中。
アラスカ条約の穴を突き、テロ対策を建前として親元である統合軍の指揮下で
こういう細かい背景は必ず作れと言ってくれた知人に感謝w
※2 ジュネーヴ諸条約
別名『戦争のルールブック』。戦争時における国家間のやりとり(戦争に参加できる最低年齢とか)から民間人への配慮(マスコミの取材条件含む)、果ては使っちゃダメな兵器ウンヌンを条文化したもの。これを基準に戦時国際法やら他条約がツリー化される形で条文化されてます。
00-07でちょっと触れてたけど、この条約は結構広義解釈されやすく、調べた自分でもちょっと把握しきれてません。
もしかすると勘違いしてる部分あるかも(汗
※ ビルトフルーク・プッペ
DSOにおいてある人物からイチカに託されたDS――のレプリカ。
本来は第4世代相当のはずだが、DSをIS規格に落とし込んだ過程で、今あるパーツのみでそれっぽく似せた機体なため、武装やら何やらが色々足りず、武装や機動力関連は第4世代相当だが機体は第2世代相当という、とてつもなくアンバランスな構成をしている。
何か秘密がある……らしい?
今後、一夏の専用機というわけではなく、次に繋げるフラグ機としてのゲスト参戦的な扱いの為、今後出番があるかは不明。ポジション的にはOOのアストレアみたいな存在ですが、システムとしてはコアガンダムのプラネットシステムみたいなので武装していると考えて貰えればOK。
次の話でこの機体はブッ壊します。