途中で+2になります(サブタイトルで推測できます)。
チュートリアルとありますが、みんなで好き勝手なことを言い合いしているだけ(w)で、優雅でもありませんm(_ _)m
それでは、お楽しみいただけると幸いです。
千夜(さて、もちもちバンド+1のゲリラジャズライブinラビット・ハウス、始まりました…)
萌夏「まずは、さっきも演りましたが、All of meから…」
チョコ「いつもの
【注:調(キー)→その曲がCメジャー(クラシックでは「ハ長調」)とかFマイナー(同 へ短調)の調(調性)であることを言ってます。】
【注:4ビート(フォービート)→『ときめきポポロン』の「ハートもふもふ〜」付近のリズムが代表例(少々アップテンポですが)】
【ミディアム(テンポ)→アップテンポとか、スローテンポではなく、中庸なテンポのこと。スローだとスローテンポとか、バラードとか言います。】
タカヒロ「了解」ニコ
チョコ「あとはさっき萌夏と打ち合わせちゃったんですけど、この曲目でいいですか?」つメモ
萌夏「プレイリスト(曲目)と、
タカヒロ「助かるよ。うん、スタンダード(曲)で、キーも普通の女性ヴォーカルでよく使うキーばかりだから、大丈夫だ…」
【注:スタンダード→曲目がオリジナル曲やマイナー、マニアックな曲ではなく、「All of me」のように、ジャズでは有名で、ジャムセッション等でもよく演奏されるような曲のこと】
チョコ「ありがとうございます」ペコリ
萌夏「よろしくお願いします。タカヒロさん」ニコッ
タカヒロ「ああ…」テレッ
チノ「…………」
チョコ「それでは、8小節イントロで…」
♪〜
千夜「チョコちゃんのギターからイントロ入って、萌夏ちゃんが歌ってる」
ココア「タカヒロさんのウッドベースと、チョコちゃんのギターの伴奏も、いい感じだね」
ティッピー「ギターはロックで使うエレキギターじゃなくて、ジャズ系のエレアコギターの渋い音色じゃから、ワシもこの音は好きじゃ…」
千夜「聴いてて癒やされる歌声ね…」
ココア「気持ちいい〜最高だよ〜」
チノ(私もあんなふうに歌えたら…声が出たら…)
ギイー カランカラン
チノ(誰だろう)
リゼ「よう、チノ。なんか面白いことをやってるな」
ココア「あ、リゼちゃん、おはよう」
千夜「おじゃましてま〜す」
チノ「リゼさん、よろしくお願いします(そういえば、もうリゼさんの出勤時間でした)」
リゼ「それで、チノには悪いんだが、余計なのを連れて来ちゃって、申し訳ない…」
リゼ「どうしても行きたいって、止められなくてな。私としては恥ずかしい限りなんだが…」
???「余計なのとは何だ、自分の父親に向かって。こんな胸踊るギグはもう無いかも知れないんだぞ」
【注:ギグ→ミニライブのこと。生演奏で小規模なライブによく使います。ロックでも多用しますが、もとはジャズ発祥の言葉のため、リゼ父はこの用語を使ってます】
千夜「もしかして、あの眼帯…」
ココア「リゼちゃんのお父さん?」
リゼ父「俺も、このバンドに
リゼ「もう、娘の職場に父親が来るなんて、最悪だ…」
リゼ父「リゼ、勘違いするなよ。今の俺は音楽をしに来たんだ。リゼがここの職場かどうかは今日は関係がない」
リゼ父「だから、俺がいないように振る舞ってもらって構わないさ…俺はギグが終わったらとっとと消えるからな…」
リゼ「了解だ、親父。(親父のヤツ、そこまでして
リゼ父(…なるほど、タカヒロからのメール通り、
ココア「ところで、リゼちゃんのお父さんってなんの楽器を
リゼ父「これだ」
チノ「(テナー)サックスなんです。父(タカヒロ)とおんなじ楽器です」
リゼ父「タカヒロとこれでよくバトル(同じ楽器で演奏しあうこと)をしてたのさ」
リゼ「戦場でのバトル(戦い)とスペルも意味も同じだけどな」
千夜「まあ、かっこいい…」
ティッピー(リゼの父が来ると、演奏がうるさくなってワシは好かんぞ…)
※2曲め終了
チョコ「タカヒロさん、あちらにミュージシャンがいますね…」
タカヒロ(なんだ、あいつ。メールしたのは確かに俺だが)
リゼ父「おい、タカヒロ。俺もその楽しい集まりに、混ぜてくれ」
タカヒロ「お前のテナー(サックス)じゃ、アグレッシブ過ぎて、
ティッピー(リゼ父のスタイルは、現代的で音が大きく、和音から外れたように聴こえるフレーズを多用するので、うるさいんじゃ)
【注:外れたように聴こえる→アドリブをするときに、リゼ父はアグレッシブな演奏スタイルのため、その和音に合わないように聴こえるスレスレのフレーズ(旋律)を使うことが多い為】
リゼ父「じゃ、俺がベースやるから、お前がテナー(サックス)でフロントをやるならどうだ」
タカヒロ(そこまでして、演りたいんだな…)
タカヒロ「わかった。ベースは俺のを使ってくれ。以前青山くんとの余興でお前も演ったことがあるから大丈夫だろ。俺はサックスを持ってくる」
リゼ父「了解だ…」
萌夏「飛び入り参加がありますので、すこしお待ちください…」
*打ち合わせ・準備中…
→打ち合わせは終了…
チョコ「それでは準備の時間を利用して、私と萌夏だけで、
リゼ「ボサノバだな…」
千夜「落ち着くわ」
ココア「うっとり…」
チノ「よく聞くと、英語じゃないんですね」
ティッピー「アントニオ・カルロス・ジョビン作曲のディサフィナードじゃな。ポルトガル語じゃ。意味は「音痴」じゃが、いい曲じゃ」
チノ「私も、萌夏さんのように美しく歌いたいです。私もジャズ・シンガーの母の娘の筈なのに、なんで音痴で下手なんでしょう…」
ティッピー「チノ……」
ガヤガヤ
リゼ「ココア、よく考えたら、私達仕事中だ。お客がいつの間にかこんなにたくさん…」
ココア「つい聞き惚れちゃった。チョコちゃん達には悪いけど、仕事モードに戻るよっ」
チノ「ぽ〜〜〜っ」ブツブツ
リゼ「おい、チノ、仕事だぞ」
ココア「チノちゃん、どうしたの!?」
ティッピー「チノ、大丈夫か」
チノ「ぼ〜〜〜〜」ブツブツ
ティッピー(チノ………)
リゼ「ダメだ。チノは固まって全く動かない」
千夜「リゼちゃん、ココアちゃん、私、手伝うわ」
リゼ「千夜、悪いが頼む」
ココア「千夜ちゃんありがとう、本当にごめんね」
カランカラン
シャロ「今バイトの休憩時間〜、皆ラビットハウスにいるって千夜やチョコ達からメールもらったので、来ました〜」
シャロ「なんか美味しいものでも食べよ〜」
シャロ「ってなにこれ。なんでこんなに混んでるの?」
リゼ「おおシャロか、いいところへ来た」
シャロ「リゼ先輩!?」
リゼ「いま緊急事態だ。チョコ達のライブ演奏でお客が急に集まりだして、悪いことにチノが体調不調で動けない」
リゼ「千夜も援軍に入っている。休憩時間中の手伝える時間だけで良いので、シャロにも援軍を要請する」
シャロ「わかりました」
ココア「ありがとう、シャロちゃん」
シャロ「んもう、チノちゃんになんか悪いことしたの? ココア」
ココア「それが、全くわかんないんだよ」
千夜「シャロちゃん、ココアちゃんのせいじゃないわ」
ココア「あと、ステージ見て? チョコちゃん達、とっても凄いんだよ」
シャロ「え? チョコがギター弾いてる。ヴォーカルは妹の萌夏ちゃん?」
千夜「そう。聞き惚れちゃうわよ。録画してあるから、あとでシャロちゃんにも見せるわ」
シャロ「で、リゼ先輩のお父さんがベースで、チノちゃんのお父さんがサックス?」
千夜「そう」
リゼ「親父も途中から飛び入りでな…」
シャロ(チョコのギター、確かにリラックスするわね。ハーブティーを飲んでるみたい。あと萌夏ちゃんのヴォーカルは確かに凄い。一見さんのお客さんを、今も集め続けてる)
ティッピー(息子のテナー(サックス)は、ベン・ウェブスターとか、スコット・ハミルトンとか、スイングに近いスタイルじゃ。静かで、萌夏のヴォーカルやチョコのギターと良く溶け合ってる)
ティッピー(それでいて、このもちもちバンド+2は、ドラムレス(ドラムが入っていない編成)ながらドライブ感もあり、今の明るいこの店の雰囲気にピッタリじゃの)
ティッピー(でも、萌夏もまた帰ってしまうので、このライブがもう聴けないのは残念じゃ…)
ティッピー(あと、気がかりなのはチノじゃ。何にショックを受けとるのか…)
最後にシャロが出てきますが、どうしてもココアにツッコミますね〜
(なので、ごちうさメンバーでは貴重なツッコミ要員なんですね)
それと、とうとうリゼ父まで登場してしまいました(キャラを動かしていたら、勝手にリゼについてきてしまった)。父娘で登場するのはめったにないので、慎重にやりましたが、もし原作と違うと思ったらごめんなさい。
原作のチノ母のライブ写真から、後ろでタカヒロとリゼ父(眼帯をしている)と思われる人物が、同じテナーサックスを吹いていることから、着想しました。
ただ同じテナーでも、リゼ父は派手なアグレッシブスタイル、タカヒロは落ち着いたスイングジャズ系の静かな感じで、全くスタイルが違うように設定しました。
でも同じ楽器2台だと、今回はバランスが悪い(伴奏者がベースとギターしかいない)ので、バトル演奏は見送りました。リゼ父にはタカヒロの代わりにベースを担当してもらいました。
萌夏は、チノ母にそっくり設定ですので、性格は天然で積極的に明るくしてます。容姿も、原作の思い出写真(5巻とか、6巻あたり)出るチノ母を若くしてもらえばいいと思います。身長はチョコ(ココア)より低いですが、チノよりは高いです。
チノは、逆に両親に似ていないことを気にしているようです。
最後に、この拙いssをお読みいただき、ありがとうございました。